Microsoft Tech Summit 2016 ~ Bot Framework と Cognitive Services による AI の民主化

Microsoft Tech Summit 2016 ご参加有難うございました!

2016/11/1-2 に開催されました Microsoft Tech Summit 2016 にご参加くださいました皆様 (&基調講演視聴いただきました方々も)、有難うございました!

基調講演の "Democratizing AI (AI の民主化)" パートにて Microsoft Bot Framework & Cognitive Services のご説明&デモ、および Cognitive Services セッション(APP-015)を担当いたしました。下記動画やレポートでご確認いただけるほか、補足情報をお知らせいたします。

Cognitive Services & Bot Framework 導入事例

当日ご紹介いたしました事例 (+α ) はこちらになります。

Bot Framework

株式会社NextStreamer 様 & 株式会社ブイキューブ様
高知銀行様: 店頭受付応答BOT「頭取くんと秘書子ちゃん」
高知新聞 > 高知銀行が人工知能AIを使った音声対話システム「頭取くん」

株式会社ZEALS 様「BOT TREE for MEDIA」
チャット形式でユーザー情報取得および記事コンテンツを配信するチャットボットを作成
BOT TREE for MEDIA

Cognitive Services

The Economist「Election 2016 Emotion Tracking」
2人の大統領候補の公開討論会における表情を分析
The Economist > The many debate faces of Donald Trump and Hillary Clinton bluesky_20161110_01

株式会社ピクセラ 様「(仮称) 顔シークアプリ」
動画に登場する人物(顔)の認識と、同じ人物が登場する箇所を動画全体から検出
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株式会社アロバ様「アロバビューコーロ」
店舗ネットワークカメラによる来店者の属性や表情を分析
@IT > VR、人工知能、画像/音声/動画解析、IoTの最先端16事例が披露されたMicrosoft Innovation Day 2016

Bot Framework & Cognitive Services による Bot 開発

Bot Framework に用意されている、Bot アプリに必要なライブラリをまとめたテンプレートをベースとして、人間の顔写真を送ると表情を分析した結果を取得できる Emotion API を組み込んだ、笑顔スコア判定 BOT の作成&公開方法をデモにてご紹介いたしました。
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手順としては、以下の流れになります。

  1. Visual Studio テンプレート(C#) から BOT アプリを新規作成
  2. Emotion API のクラスライブラリ(C#) を取得 & 参照を追加
  3. BOT アプリの編集: httpClient を作成して Emotion API を呼び出し、分析結果を加工して Bot の返答に成形
  4. BOT アプリを Azure にデプロイして一般公開
  5. Bot Framework のディレクトリーサービスに登録、Web Chat を設定
  6. Web Chat を Webページに埋め込んで公開

こちらの手順を記事化したく思っておりますが、取り急ぎ 実際のサンプルコードと下記の手順をご参考に作成いただけるかと存じます。Web Chat も稼働中ですのでお試しください。

【11/15 追記】手順を記事化&公開いたしました → 5ステップでズバリ!笑顔判定BOT を作成しよう