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はじめまして:Yammerを導入する価値

こんにちは。マイクロソフトでEnterprise Social・Yammerを担当している松原です。

 

始めての投稿になりますので、まずは自己紹介させていただきます。Yammerは元シリコンバレーのベンチャーで2012年にマイクロソフトに買収されましたが、私は買収前からサンフランシスコのYammer本社に勤務しながら日本のマーケットを担当していました。買収後はオフィス365部門の一部となったYammerチームに所属しながら、日本マーケットでのYammerの立ち上げを支援しています。今年の始めには東京に転勤、日本マイクロソフト品川オフィスに勤務することになりました。

 

本チームブログでは、Yammerユーザの皆様のお役に立ちそうなことをざっくばらんに書いていこうと思います。

 

 

Yammerを導入する価値

 

Yammerはいわば企業用のFacebookのような位置付けですが、職場のシステムの一環として導入するからには、そこから生まれる「ビジネスバリュー」をよくご理解いただくことが必須です。Yammerを組織内で導入するとどんなよいことがあるのか、そのビジネスバリューについて毎回少しづつご紹介していきます。

 

組織学習という言葉がありますが、それに関連して「トランザクティブ・メモリー」という概念があります。80年代に米ハーバード大学の社会心理学者、ダニエル・ウェグナーが唱えたもので、組織が情報を蓄積しながら学習し、効率を高めるプロセスにおいて重要なのが組織内で「誰が何を知っているのか」(Who knows what?)を組織内のメンバーが把握していることであるというものです。企業内SNSであるYammerを導入することによって得られるビジネスバリューの一つに、この「誰が何を知っているのか」が参加者にとって把握しやすくなることがあります。

 

Yammer上で従業員が日々仕事を進め、発言をすることによって、「誰が何を知っているのか」を把握することがリアルの世界よりもより速く実現できます。リアルな世界では、同僚の持つ専門性、得意分野は日々の接触で徐々に把握できますが、Yammerを利用すれば、普段顔をあわせることのない、地理的に離れたオフィスもしくは別の部署で仕事をする普段接触のない従業員の発言も俯瞰して見ることが可能です。Yammerには検索機能が実装されていますが、何かわからないことがあった場合に、この検索機能を利用することによっても、例えば、インド支社に解析エンジンに詳しい社員がいることがわかったりするのです。

 

新入社員の例をとってみましょう。新入社員にとって、どの部署に誰がいて何を知っているかを把握するのにはかなり時間と手間がかかります。社内ディレクトリを参照しても、詳細は分からない場合があるので、同僚に聞くことになります。聞くのには手間がかかりますし、聞かれる方も時間を取られます。Yammerがあれば、検索をしたり、該当部署の社員のYammer上のプロフィールや発言を見ることによって、そうしたことを短時間で把握することができ、該当者の性格までもわかったりします。そのようにしてYammer上で辿り着いた人物にYammer上のパブリックの空間で直接話しかけて質問することによって、探し求めていた情報を更に詳しく知っている人物が会話に参加してきたりということも起こります。Yammerをうまく利用することで、このように従来ならば時間がかかった新人教育さえも効率を上げることが可能なのです。

 

Yammerを導入されているお客様の一部からは、新入社員全員にYammer上で自己紹介をしてもらい、それぞれの出身や得意分野、入社してからやりたいことを投稿してもらったところ、大変効果的だったという話も聞いています。また、人数の多い部署内で、全員が自己紹介をYammer上で実施したという例もあります。こうしたことは、「誰が何を知っているのか」を把握するという問題にとどまらず、社員同士の親睦をより深めることにも貢献します。

 

参考になりましたでしょうか?Yammer利用することによって、組織の効率の向上をぜひ実現、実感してみてください。

 

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Akiko Matsubara (Twitter @kokiara)

Sr. Business Development Manager - CSM Japan Lead