XNA Game Studio 2.0 (Beta) が配信されました

 

大変長らくお待たせしました。ついに XNA Game Studio 2.0 のベータが配信を開始しましたのでお知らせします。このベータ版ではバージョン2.0から追加された様々な機能をいち早く試していただく絶好の機会です。

まだ改良すべき点はいくつか残っていますが、このベータ版は 「Feature Complete」という位置づけであり、年末にリリースを予定している最終版と比較しても機能面の差異はありません。ただし、ベータ版では Windows の環境のみにしか対応しておらず、最終版がリリースされるまではバージョン2.0の機能を使用して Xbox 360 上で自分のゲームをデバッグ実行することはできません。

残念ながら XNA Game Studio 2.0 に当初搭載する予定だった機能のいくつかはこの度のリリースには含まれていません。最も特筆するべき機能としては XNA のアプリケーションを WinForms 内でホストすることがサポートされていないということです。追加された機能に関しましては以前からお伝えしている通り、Visual Studio 2005 のサポート、LIVE もしくはシステムリンク経由のマルチプレイなどをはじめとするものが含まれています。

ベータ版のインストールに関しましては、現行の XNA Game Studio Express 1.0 のユーザーの方は特に懸念する点はありません。XNA Game Studio 2.0 (Beta)は現行のバージョン1.0と共存できるように設計されています。その他の注意点等は下記のリンクをクリックしてインストール作業に関する詳細情報をご確認ください。

 

XNA Game Studio 2.0 (Beta) ダウンロード

すでに申しあげましたとおり、XNA Game Studio 2.0 (Beta) では Games for Windows LIVE サービスを利用したマルチプレイのゲーム開発が可能となっています。この度のベータ版でLIVE によるマルチプレイの機能を実際に試してみたい場合は Creators Club のメンバーシップに加入している Xbox LIVE ゲーマータグと XNA Game Studio 2.0 (Beta) を通して LIVE の機能の使用を有効化する解除キーが必要になります。

解除キーを入手するためには xnacgp@microsoft.com へ「Beta Key Request」という件名の空メールを送ってください。なお、この空メールの差出人は XNA Creators Club に加入しているゲーマータグと関連したメールアドレスでないと解除キーは発行されませんので、ご注意ください。また、解除キーの発行はリクエストの総量によって数日の遅延が発生する可能性がございます。あらかじめご了承ください。

XNA Creators Club に加入していない場合は、システムリンク経由でマルチプレイのゲーム開発が可能となっています。

本日のベータ版が配信されてから、最終版がリリースされるまで非常に短い期間ですが、すでにいくつかの不具合を開発側で目下修正しております。短い期間ではありますが、ベータ期間中になんらかの不具合に遭遇した場合は Microsoft Connect へ詳細な情報を登録していただけると幸いです。

是非とも XNA Game Studio 2.0 (Beta) をお試しください!