ストアにデスクトップ アプリを掲載する


先週、ストアでのデスクトップ アプリの掲載受付が始まったことが発表されましたので、間もなくアプリがストアに表示されるようになります。現在、デスクトップ アプリを提出できるのは少数のパートナー様に限られています。Windows 8 の最終バージョンに近づくにつれて、ストアにアクセスできる開発者の皆様の数を増やしていきますので、デスクトップ アプリがどのように掲載されるかや、提出プロセスがどのようなものかについて少しお話ししたいと思います。この記事は、アプリケーション/デバイス互換性チームのプログラム マネージャーである Carla Di Franco が執筆しました。

-- Antoine


Windows ストアの設計上の原則についてお話ししたとき、Metro スタイルとデスクトップ アプリのどちらも簡単に見つけることができることを説明しました。このブログ記事では、Windows ストアでデスクトップ アプリがユーザーに対してどのように表示されるか、開発者にとって提出プロセスはどのようなものか、デスクトップ アプリの提出と Metro スタイル アプリの提出はどのように異なるかについて説明します。

一言で言うと、デスクトップ アプリとは Windows デスクトップで実行され、Metro スタイルには従っていないアプリのことです。今回、Windows ストアにデスクトップ アプリの内容が表示されるようになったので、ユーザーはデスクトップ アプリを検索して説明を読み、Windows ストアの製品説明ページに記載されたリンクを使って開発者の Web サイトからそのアプリを購入することができます。

Windows ストアへの Metro スタイル アプリの提出については、既に Jonathan Garrigues がブログ記事で詳しく書いてくれました。その記事では、提出プロセスの基本についてと、作成に至った設計の決定について説明されています。この記事では、その情報をスタート地点として使い、デスクトップ アプリを Windows ストアに提出するときに見られる違いに注目します。

デスクトップ アプリは Windows ストアでどのように表示されるか

Windows ストアで Metro スタイル アプリのタイルをご覧になったことがあれば、タイルがどのように表示されるかや、タイルをクリックしてアプリの製品説明ページで詳細な情報を確認する方法についてよくご存じのことと思います。Windows ストアに掲載されたデスクトップ アプリもタイルからアクセスできますが、タイルの外観が少し異なります。1 つ挙げると、アプリの価格が掲載されていないという点です。Windows ストアではデスクトップ アプリの購入プロセスが扱われないため、価格を含めていません (実際、デスクトップ アプリは Windows ストアからダウンロードすることができません。掲載されるだけです)。タイルには、アプリがデスクトップ アプリであることもはっきり表示されます。

デスクトップ アプリは、Metro スタイル アプリと共に検索結果に表示される。

ユーザーがデスクトップ アプリのタイルをクリックすると、製品説明ページにデスクトップ アプリの情報が表示されます。この点は、Metro スタイル アプリの説明ページとよく似ています。主な違いは、デスクトップ アプリを購入する場合、リンクをクリックして Windows ストアの外部ページに移動するという点です。購入プロセスは開発者が担当します (有料、無料を問いません)。

Windows ストアのデスクトップ アプリの内容の例。

デスクトップ アプリの提出プロセス

デスクトップ アプリを Windows ストアに提出するとき、アプリ自体はアップロードしません。代わりに、まず Windows アプリ認定キットを実行する必要があります。次に、キットにより生成された結果を Microsoft に送信します。この結果ファイルが承認された後、アプリの内容をストアに提出できます。この内容には、次の情報が含まれます。

  • アプリに関する説明 (アプリの内容データと呼ばれる情報)
  • ユーザーがアプリを購入できるサイトの URL

通常、デスクトップ アプリをストアに掲載する手順は次のとおりです。

  1. ハードウェアおよびデスクトップ ダッシュボード企業アカウントにサインアップします。
  2. このアカウントを使って、Windows アプリ認定キットの結果を提出します。
  3. 結果が承認されたら、アプリを Windows ストアに提出します。
  4. 手順 1 と同じアカウントを使って、Windows ストア開発者アカウントの企業アカウントとしてサインアップします。
  5. Windows アプリ認定キットで合格した承認済みアプリがデスクトップ ダッシュボードに表示され、Windows ストアへの提出準備が整います。
  6. Windows ストア向けの内容情報を作成し、Windows ストア認定を行うために提出します。
  7. アプリが Windows ストア認定に合格すると、Windows ストアに掲載されます。

これらの手順のいくつかをもっと詳しく見てみましょう。

企業アカウントにサインアップする

Windows ストアで開発者アカウントを登録するとき、個人アカウントと企業アカウントのどちらを作成するかを選択できます。Metro スタイル アプリ開発者はどちらのオプションでも選択できますが、デスクトップ アプリ開発者が Windows ストアにデスクトップ アプリを掲載する資格を得るには企業アカウントを作成する必要があります。

Windows アプリ認定キットの結果を提出する

デスクトップ アプリを提出するときは、まず Windows アプリ認定キットの結果を提出する必要があります。これらの結果が確認されると、アプリがダッシュボード ページに表示されます。ダッシュボード ページでは、アプリの内容を Windows ストアに提出できます。

デスクトップ アプリが表示された Windows ストア開発者ダッシュボードのビュー

Windows ストアのポータル ダッシュボード ページでは、これらの結果に含まれていたデータの一部が使用されます。しかし、デスクトップ アプリは Windows ストアにアップロードされないため、皆さんにはアプリに関する追加情報を提供していただく必要があります (Metro スタイル アプリの場合、パッケージ マニフェストから直接その情報が取得されます)。必要な情報は Windows ストア ダッシュボードからもわかりますが、この記事ではいくつかの情報について確認し、より複雑な分野についてもいくつか説明します。

アプリの価格

アプリに関して最も重要なことの 1 つは、価格です。上で述べたとおり、Windows ストアではデスクトップ アプリの購入が扱われません。それでも、デスクトップ アプリ開発者は提出時に価格を選択する必要があります (無料、有料を問いません)。このようにすることで、ユーザーが Windows ストアの UI で価格を基準に並べ替えたり、フィルターしたときにアプリが正しく表示されるようになります。

既に他の市場でアプリを異なる価格で販売している場合、適正価格の設定が難しいことがあります。Windows ストアでは、Metro スタイル アプリとデスクトップ アプリの直接通貨換算が自動的に実行されますが、アプリの実際の価格が複数あるケースには対応していません。このような状況では、アプリが販売されているすべての市場におけるアプリの平均価格を最も正確に表す価格帯を選択することをお勧めします。これにより、Windows ストアに有料アプリとして表示され、同じ価格帯または近い価格帯の他のアプリと共に検索結果に表示されるようになります。

市場と言語

Windows は、開発者にばく大な市場チャンスをもたらすグローバルな製品です。ストアには、たくさんの市場と言語でデスクトップ アプリを掲載することを申請するオプションが用意されています (Windows ストアでは、市場は Windows 8 ユーザーにアプリを販売する世界の地理的地域を指し、言語はユーザー向けのアプリの説明に使用される言語を指します)。提出プロセスでは、市場と言語を選択するチェック ボックスがそれぞれ用意されています。ここで選択したボックスによって、Windows ストアでアプリの内容を参照できるユーザーが決まります。どの市場を選択したとしても、その市場のユーザーはアプリの内容を参照できるというルールに留意することをお勧めします。ですから、その特定のローカル市場に対して、自社の Web サイトでアプリをどのように販売するかを考慮して慎重に市場を選択する必要があります。

Windows ストアでアプリを公開したらいつでも、アプリの内容から市場を追加または削除したり、アプリの掲載を完全にやめることを選択することができます。ストアからアプリの内容を削除するには、すべての市場の選択を解除するだけです。この作業を終えて提出した後も、Windows ストア ダッシュボードでアプリの内容を参照することはできますが、ユーザーには表示されません。アプリを再度掲載するには、適切な市場を再度選択して提出し直します。認定後、アプリの内容が再び Windows ストアに表示されます。

アプリを入手可能な市場とは別に、アプリでサポートされる言語を選択することもできます。選んだ言語ごとに、アプリの内容の言語固有の説明ページを入力する必要があります。この言語固有の説明ページにも、購入ページへのリンクを掲載できるので、ユーザーはアプリを直接購入することができます。たとえば、言語リストから英語とドイツ語を選択した場合、それぞれの言語で合計 2 つの説明ページを入力する必要があります。言語ごとに説明ページがあると、ユーザーが自分の言語でアプリの説明を読む可能性が高くなるだけでなく、自分の言語または市場向けに設計されたサイトからアプリを入手する可能性も高くなります。

デスクトップ アプリの提出時に選択できるたくさんの言語のリスト。

アプリの内容の言語を選択したら、提出プロセスを完了するには各言語の説明ページを入力する必要があります。選択した市場ごとに、アプリの内容の言語固有の説明ページを少なくとも 1 つ入力することをお勧めします。あるいは、アプリがローカライズされた言語ごとに言語固有の説明ページを入力すると、ユーザーがそのアプリの適切な言語バージョンを購入できるようになります。

アプリの購入ページ

提出プロセスの一環として、アプリの購入ページの URL を指定する必要があります。この URL は、ユーザーがアプリを購入できるページに直接移動できるリンクであり、できる限り少ない回数のクリックで購入することができます。これは、ユーザーにとってすばらしい機能です。アプリを購入する方法が明確かつ簡単であれば、明確かつ簡単な購入エクスペリエンスによって既にユーザーに良い印象を与えていることになります。

デスクトップ アプリを提出するとき、32 ビットおよび 64 ビット システム向けの購入 URL を指定する必要がある。この URL はどちらも同じ場合がある。

アプリの提出プロセスでは、x86 バージョンのアプリが必要なユーザーと x64 バージョンのアプリが必要なユーザー向けに URL を指定する必要があります。Release Preview では、どちらの URL フィールドも必須であり、ユーザーが実行している Windows のバージョンに対応している必要があります。購入ページがどちらも同じ場合、両方のフィールドで同じ URL を使うことをお勧めします。Windows ストアでは、ユーザーが x86 と x64 のどちらのバージョンの Windows を使っているかが検出されるため、ユーザーにはそのバージョンに対応するアプリのみ表示されます。

アプリの説明

ほとんどの場合、既に Windows ストア以外の場所でアプリを購入できるようになっていて、具体的な製品情報やマーケティング情報が掲載されていることと思います。購入ページとストアのアプリの内容ページの間でこの内容のバランスが取れていて、一貫していれば、ユーザー エクスペリエンスは向上します。もちろん、ユーザーがアプリを入手したくなるようにアプリの内容を設計することをお勧めします。詳細な情報を購入ページに保持しながら、Windows ストアでこのような設計を行う方法はたくさんあります。Windows ストアのアプリについて説明する Metro スタイル アプリ デベロッパー センターには、すばらしいガイドラインがたくさん用意されています。アプリの掲載を準備するときは、これらのリソースを利用することをお勧めします。

デスクトップ開発者の皆さんにこのプロモーション ツールを提供できることを嬉しく思います。また、皆さんのフィードバックをお待ちしています。デスクトップ アプリを提出して Windows ストアに掲載することで、すばらしい結果が得られますように。

--Carla

Comments (1)
  1. R.U says:

    一点質問があります。

    Windowsストアアプリはエンドユーザがアプリを購入した場合、我々開発者はMicrosoftに

    30%の利用手数料を支払う必要があるかと思います。

    これがデスクトップアプリの場合年間9800円の費用だけで良いという認識でよろしいでしょうか。

Comments are closed.

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