Application Insights のパブリック プレビューを発表


このポストは、4 月 29 日に投稿された Announcing Application Insights Public Preview の翻訳です。

先日の BUILD カンファレンス (英語) ではさまざまな発表がありました。Somasegar のブログBrian Harry のブログ (英語) をご覧になった方はご存知かと思いますが、マイクロソフトは Visual Studio Application Insights のパブリック プレビューを発表しました。このソリューションでは、アプリケーション パフォーマンス管理利用状況分析を組み合わせてさまざまなアプリケーションの分析を行います。

Application Insights は、アプリケーションのパフォーマンス、可用性、利用状況をあらゆる角度から包括的に把握できる開発者向けのソリューションです。トラブルシューティングや診断を迅速に実施できる直観的なビューと強力なツールにより、ユーザーのアクティビティと利用状況を分析し、分析結果に応じて将来の投資の優先順位を決定することができます。

Application Insights パブリック プレビューでは、アプリごとのテレメトリの分量によって決定されるクラウド対応型の料金モデルが採用され、すべての開発チームが無料で利用できる優れた機能も提供されます。この料金モデルは 2015 年 6 月から適用され、パブリック プレビュー期間中は 50% の割引が適用されます。

 

すべてのアプリで使用可能

Application Insight は幅広いプラットフォームをサポートしており、サポート対象は現在も拡大中です。

マイクロソフト製の iOS (英語) および Android (英語) SDK では、HockeyApp (英語) から統合された強力な機能を活用して、利用状況の把握とクラッシュ診断を行うことができます。また、当然のことながら Windows Phone、Windows ストア、UAP のアプリもサポートしています。

J2EE アプリでは、あらゆる開発プラットフォームで初期状態のままテレメトリを使用可能で、Eclipse を使用している場合は統合されたツールも使用できます。

ASP.NET では、Visual Studio からワンクリックで Application Insights を使用するように設定できます。また、Azure Web アプリや Azure VM で実行されているアプリの場合にも、Application Insights を緊密に連携させることができます。

JavaScript SDK (英語) を使用している場合は、あらゆる Web ページからテレメトリ データを送信できます。

この他に、PHP、Python、Ruby、Node.js、WordPress、SharePoint などの各種言語やプラットフォーム用の Application Insights SDK が用意されています。

必要に応じて SDK を自作することも可能です。それぞれのアプリの種類について、Application Insights SDK はマイクロソフトのサービスにテレメトリ データを送信します。このデータは分析され、お客様のポータルに表示されます。このため、該当するプラットフォーム用の SDK があれば、どのアプリでも監視することができます。また、Application Insights は Azure でホストされているサービスですが、プラットフォームやホストされている場所にかかわらず、あらゆるアプリに対してこの機能を使用することができます。

Application Insights をご利用のお客様

Application Insights は既に約 45 万のアプリケーションで使用されており、自社製アプリに Application Insights を追加する開発者は日々増加しています。

ここで、お客様の声をいくつかご紹介します。

「Application Insights は、私の完全な DevOps のビジョンを実現するための近道でした。これまで気付くことのなかったような問題まで、解決してくれているのです。」
– Joona Kokkola 氏、テクノロジ担当ディレクター、Maestro (フィンランド)

「Application Insights はパフォーマンスやユーザーの行動を探るだけの運用ツールではなく、真の意味で開発プロセスの中に組み込まれています。」
– Ray Escamilla 氏、QA/リリース マネージャー、Dominion Enterprises (米国)

「Application Insights はマイクロソフトの 500 億ドルの収益を監視するための基盤のサービスとなりました。今後の発展にも大いに期待しています!」
– Eric Mattingly 氏、サービス エンジニア、Microsoft Enterprise Commerce

上記のお客様が活用している Application Insights のメリットは以下のとおりです。

  • 可用性、パフォーマンス、利用状況をあらゆる角度から把握
  • 迅速かつ強力なトラブルシューティング、診断、利用状況の機能
  • あらゆるアプリで使用可能な組み込みの分析機能
  • クラウド対応型の料金モデルと優れた機能の無料提供

ここからは、これらのメリットについて順番に説明します。

可用性、パフォーマンス、利用状況をあらゆる角度から把握

Gartner (英語) によると、可用性、パフォーマンス、利用状況を完全に把握することは、企業が 2015 年から 2016 年にかけて習得する必要があるモバイル テクノロジ/機能のトップ 10 に含まれています。Application Insights では、複数のプラットフォームやアプリケーション スタック全体をあらゆる角度から監視し、結果を 1 か所に統合して表示することができます。

Application Insights をカスタマイズ (英語) してシナリオ全体を通じてユーザー パスを追跡し、ドリルダウン、データの詳細分析、フィルター処理とセグメント化特定のインスタンスの検索といった強力な機能を活用することにより、次のような疑問に答えることができます。

  • パフォーマンス上のボトルネックはないか
  • 新規ユーザーの獲得状況は先月と比較して速いか遅いか
  • サービスのパフォーマンス上の問題によりユーザーがどのような影響を受けたか
  • 最も影響を受けたユーザー セグメントはどれか

迅速かつ強力なトラブルシューティング、診断、利用状況の機能

アプリケーションやサービスでダウンタイムが発生することは許されないため、開発者やサービス エンジニアは、ビジネスに影響を及ぼす前に問題を特定する必要があります。Application Insights のツールを使用すると、問題が発生した直後に特定して診断することができます。

リアルタイムのモバイル クラッシュ分析を使用すると、デバイスからクラッシュの詳細を確認し、クラッシュが発生した原因を把握して、顧客への影響に応じて問題修正の優先順位を決定できます。Web アプリケーションについて、失敗した要求、例外および依存関係のエラーを診断できるほか、トレース ログカスタム イベント (英語) との関連性を調査して、さらに詳細な状況を把握することもできます。

Web アプリには、Web テストや URL の ping に基づいてアラートを設定 (英語) し、メトリックに基づく独自のしきい値を定義することで、サービスの動作に異常があった場合に、ユーザーに影響が及ぶ前に把握することができます。

 

あらゆるアプリで使用可能な組み込みの分析機能

Application Insights は開発プロセスの一部として統合できるように設計されており、新規および既存のアプリケーションがデプロイされている場合でも簡単 (英語) に追加できます。Application Insights では、ほとんど手間をかけずに自動的に重要なアプリケーション データを収集することが可能で、Visual Studio を使用している場合は開発ワークフローの一部に既に組み込まれています。

このアプローチは多くの IDE にも採用しています。以下の図は、Xcode で同等のツールを使用した場合の例です。

前述のとおり、Application Insights のポータルでは強力な分析ツールと検索ツールを幅広く提供しており、これらのツールをアプリから取得したテレメトリ データ ストリームに適用することができます。さらに、外部システムにデータをエクスポートしてテレメトリ データを他のデータ ソースと統合し、より詳細な分析を実行することもできます。

 

クラウド対応型の料金モデルと優れた機能の無料提供

新しいクラウド対応型の料金モデル (2015 年 6 月より適用) では、アプリケーションごとのデータ量に基づいて料金が決定されます。Free 料金レベルでは、データ量と保持期間に一部制限があるものの、ほとんどの機能をお使いいただくことができます。アプリケーションの使用量が増加した場合や、データを長く保持する必要がある場合は、Standard または Premium の料金レベルをご利用ください。料金はデータ量によって決定され、デプロイされるサーバー数は関係ありません。使用していないリソースに対してペナルティを支払うことなく、動的にスケーリングを行うことができます。また、パブリック プレビュー期間中は 50% の割引が適用されます。

 

まとめ

Application Insights をまだご利用でない方はぜひお試しください。組み込みの分析機能や迅速で強力な診断機能を使用してあらゆる角度から監視を行うことにより、アプリの状況を詳細に把握することができます。

マイクロソフトでは、Application Insights を既にご利用のお客様のご意見を伺いたいと考えています。ぜひこちらのアンケート (英語) からフィードバックをお寄せください。ご不明な点やフィードバックがありましたら、Application Insights フォーラム (英語) をご利用ください。

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