Azure App Service 用メディア API を発表


このポストは、3 月 25 日に投稿された Announcing Media APIs for Azure App Service の翻訳です。

Bill Staples が執筆した Azure App Service の発表に関する記事をもうお読みになった方もいらっしゃると思いますが、その発表の直後に、新たにリリースされた Azure Media Services Connector が Azure App Service エコシステムに追加されたことが発表されました。Azure Media Services Connector を使用すると、デバイスの種類に合わせて動画を準備してホストするという面倒な作業をしなくても、動画やリッチ メディアをアプリやサービスに組み込むことができます。

Azure Media Services Connector とは

Azure Media Services (AMS) は現在複数の大手 (および中小規模の) メディア企業で利用されています。オリンピックや FIFA World Cup などの大規模なイベントで配信を行った実績があり、Blinkbox などの有料 VOD サービスでも利用されています。また、Azure Media Services は、Office 365 の機能の 1 つとして提供されている新しい企業内動画配信ソリューション Office 365 Video にも利用されています。今回 Azure Media Services Connector が導入されたことにより、Azure App Service ユーザーの皆様にも Media Services と同じ機能をご利用いただけるようになります。AMS Connector では、簡単な REST API を使用して、さまざまなデバイスに適した動画をアップロードし、ストリーム配信することができます。

インターネットを通じてスケーラブルなストリーミングを行うには、動画のコード変換、ホスト、ストリーミングの各手順が必要となります。また、配信時のユーザー エクスペリエンスを向上させるためには、アダプティブ ストリーミングに対応し、デバイス、画面サイズ、ネットワーク状況に応じて自動的にストリーミングの品質と形式を決定する必要があります。さらに、各種デバイスでストリーム配信を適切に視聴するプレイヤーも必要です。AMS Connector API では、簡単な HTTP REST API を通じて、動画をクラウドにアップロードし、ストリーミング用コンテンツの URL や、サムネイルと基本的なメタデータの URL を取得できます。

 

AMS Connector の使用方法

AMS Connector はさまざまな用途に活用できます。大まかに言うと、AMS Connector API は、動画とそれに関連付けられたサムネイルや音声の書き起こしなどのメタデータを、デバイスや場所を選ばずストリーム配信できるようにホストする機能を提供します。配信の適切な品質と形式は、プラットフォームがデバイスの種類、画面サイズ、ネットワーク状況に応じて自動的に決定します。AMS の API をいくつか呼び出すだけで、簡単にすべての画面サイズに合わせて動画を配信できるため、アプリやサービスの開発者はアプリケーションの中核部分の開発に専念することができます。

企業で Azure Media Services Connector を使用するケースとしては、次のような場合が考えられます。

  • 動画に対応した基幹業務アプリケーションの構築: 動画コンテンツがアプリケーションで不可欠な場合 (現地視察アプリ、社内トレーニング アプリなど)
  • 動画に特化した企業向けバーティカル ソリューションの構築: 開発の専門家や ISV が Enterprise Tube や学習管理システムなどのバーティカル ソリューションを構築する場合
  • 動画による Web サイトのエクスペリエンス強化: シンプルな Web サイト (製品のマーケティング用サイトなど) に、ユーザー エクスペリエンスの一部として動画を埋め込む場合
  • ライブ イベント配信機能の構築: 社員総会や月例の CEO による質疑応答などの大規模なイベントのストリーミングを行う機能を構築し、遠隔地にいる社員や出席できない社員に配信する場合

企業アプリケーションで動画を活用するケースとしては、このようなものが考えられます。皆様の企業ではどのように活用できるか、また動画を活用することによりアクセス性が向上したら、共同作業やコミュニケーションがどれだけ促進されるか、ぜひ検討してみてください。

入手方法と料金

AMS Connector は、プレビュー期間中は米国東部リージョンで提供されます。すべての方に無料でご利用いただけます。現在、他のリージョンでもこのサービスを提供するために準備を進めており、料金の詳細について最終調整を行っています。詳細は発表をお待ちください。また、その間にぜひこのサービスをお試しください。開発チームでは、皆様からのご意見をお待ちしております。最終的な目標は、API を簡素化することだけではありません。このサービスの一般提供開始後の料金モデルを簡素化することも目指していて、今全力で取り組んでいます。

使用を開始するには

AMS Connector は現在プレビュー版をご利用いただけます。Azure 管理ポータルの [API Apps] セクションで「Azure Media Services Connector」を選択してインストールしてください。また、詳細についてはブログ記事「Azure Media Services Connector の利用を開始する (英語)」をお読みください。

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