Azure Search の一般提供を開始


このポストは、3 月 5 日に投稿された Azure Search is now Generally Available の翻訳です。

マイクロソフトは、Azure Search の一般提供開始 (GA) を発表しました。Azure Search はサービスとしての検索 (Search as a Service) ソリューションであり、高度な検索エクスペリエンスを Web アプリケーションやモバイル アプリケーションに組み込むことができます。今回のリリースでは多数の新機能が導入されました。この記事ではその詳細についてご説明します。

Azure Search は既に多くのお客様に運用環境でご利用いただいていますが、その 1 社に XOMNI (英語) 社があります。同社はオムニチャネル向けプラットフォームを提供する SaaS 企業で、グローバルな家電メーカーや GameStop などのビデオゲーム販売会社といった大企業にサービスを提供しています。同社は Azure Search を自社のソリューションの一部として利用し、小売店が一般ユーザー向けのリッチな店舗エクスペリエンスや各種デバイス向けのモバイル エクスペリエンスを構築できるように支援しています。このたび XOMNI 社は、Azure Search を使用した第 3 世代の独自プラットフォームの一般提供を開始しました。

「当社では客足のピーク時に合わせてパフォーマンス要件を設定しています (たとえば、小売店の要件が Tier-1 の場合、クエリ速度は 60 回/秒、データ容量は 11 GB となります)。しかし、最大のリソースを常に稼働させておくことはできません。DocumentDB と Azure Search を利用すれば、需要が急に増えたときに必要なだけ動的にスケーリングすることができ、しかも料金は使用した分だけで済みます。」
Daron Yöndem 氏、XOMNI 最高技術責任者

カナダ最大の中古車マーケットプレースである autoTRADER.ca (英語) では、自社の新しいディーラー向け中古車オークション サイトで Azure Search を活用しています。従来は下取りや個人間のオークションによって中古車が売買されていましたが、ディーラーが自動車を購入する新たな場としてこのサイトが開設されました。これによりディーラーに自動車の新たな調達源が提供され、autoTRADER.ca との取引の窓口が開かれました。今月には、autoTRADER.ca の一般ユーザー向けマーケットプレースを Azure に移行する予定であり、月間 500 万以上のユーザーが Web とモバイルの両方から Azure Search を利用することになります。

「人々のオンライン サービスへのアクセスの仕方は変わりました。今やユーザーの半数はモバイル デバイスから弊社のマーケットプレースにアクセスしており、弊社のモバイル アプリはこれまでに 200 万回以上もダウンロードされています。こうしたユーザーは、より早くできるだけリアルタイムに情報を入手したいと考えています。Azure Search は拡張性の高いソリューションであり、急速な成長を見込んで先回りで対応することができます。」
Shane Sullivan 氏、autoTRADER.ca ソフトウェア エンジニアリング ディレクター

今回の一般提供版には、以下をはじめとする多数の新機能が導入されています。

  • .NET SDK: .NET ソフトウェア開発キット (SDK) を使用すると、使い慣れた環境で Azure Search を利用した開発が行えます。この SDK は、「Azure Search」というキーワードで検索するだけで、NuGet リファレンスとして Visual Studio から直接追加できます。.NET SDK のチュートリアルはこちらのページ (英語) でご覧いただけます。
  • 複数言語のサポートの強化: 今回のリリースでは複数言語のサポートが強化され、50 を超える言語に対応しています。Microsoft Office や Bing で採用されているものと同じテクノロジを使用し、長年にわたる自然言語処理 (NLP) の経験を活かして構築されています。この NLP スタックでは、サポート対象の各言語独特の特徴を深く理解するといった、従来よりもさらに高度な言語処理を可能にします。
  • Indexer: 新たに導入された Indexer を使用すると、Azure DocumentDB、Azure VM で実行されている SQL Server、および Azure SQL Database からの Azure Search へのデータの読み込みが容易になります。この Indexer では、コードを使用せずに Azure Search でデータ ストアを指定し、データを取り込んだり、スケジュール設定に従ってデータを変更したりできます。
  • 新バージョンの API: このリリースでは新バージョンの API セットが導入されています。
    • 2015-02-28: このリリースで公式にサポートされている API で、以前のプロトタイプ バージョン (2014-10-20-Preview) で採用されていた Lucene アナライザーなどの機能が統合されています。SLA が適用されるのはこのバージョンのみです。
    • 2015-02-28-Preview: 新たな「プロトタイプ」バージョンで、新しい実験的な機能が導入されています。このバージョンでは、複数言語のサポートが強化されているほか、新たに「More Like This」機能が追加されています。以前のプロトタイプ バージョンと同様に、このバージョンの機能は定期的に変更されますので、このバージョンに依存することのないようにご注意ください。マイクロソフトでは引き続き、ユーザーの皆様からご好評いただいた機能を次期公式 API に移行していきます。プレビュー版 API に関するドキュメントはこちら (英語) からお読みいただけます。

 

新機能の詳細とそのサンプルを紹介する記事は、数週間のうちに改めて投稿する予定です。今回のリリースの詳細については、Azure Search のドキュメントのページを参照してください。また、Azure Search を現在ご利用いただいているお客様の事例については、Azure のケース スタディのページから Azure Search のものをお選びください。

Azure Search の開発はとても興味深く、これまでの過程でさまざまなことを学びました。プレビュー期間中に Azure Search を試用し、フィードバックを提供してくださったすべての皆様に感謝を申し上げます。この開発は今後もまだまだ続きます。引き続き急ピッチで作業を進めると共に、皆様のご意見 (英語) をもとに検索機能を強化し、皆様のアプリケーション構築のサポートをさせていただきたいと思います。

今回のリリースについてご感想やご要望をお聞かせください。このページのコメント欄かフォーラム (英語) までご投稿いただくか、またはハッシュタグ (#AzureSearch) をつけて Twitter までお寄せください。

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