Azure Site Recovery と System Center によるエンタープライズ レベルのアレイベースのレプリケーションと災害復旧の一般提供を開始


このポストは、2 月 18 日に投稿された Enterprise-Grade Array-Based Replication and Disaster Recovery with ASR and System Center – Now Generally Available! の翻訳です。

これまでさまざまな企業のお客様から、既存のストレージ エリア ネットワーク (SAN) アレイのレプリケーション機能を活用し、パフォーマンスに優れた同期/非同期レプリケーションをオンプレミスの Hyper-V サイト全体で実行できるようにしてほしいというご要望をいただいていました。これを受けて、この機能の一般提供が開始されましたのでここでお知らせしたいと思います。System Center Virtual Machine Manager (SCVMM) と Azure Site Recovery (ASR) の組み合わせにより、ストレージ アレイを基盤とするシームレスなエンドツーエンドのレプリケーションと災害復旧が可能になりました。今回強化された主な機能は以下のとおりです。

  • 機能強化 エンドツーエンドの災害復旧とオーケストレーション: ASR と SCVMM によってストレージとコンピューティング両方のターゲット オブジェクトの作成と管理を自動化し、確実な復旧を実行します。保護と復旧は Virtual Machines および Storage に対応しているので、これまで災害の発生後にワークロードを復旧させるために必要とされていた手作業が軽減され、複数の管理者ロールは不要となります。
  • 機能強化 標準ベース (SMI-S) のストレージの検出、プロビジョニング、レプリケーション管理: SCVMM により、複雑な統合を確実に実行し、HP、NetApp、EMC、日立などのエンタープライズ ストレージ パートナーが提供するレプリケーション機能を利用することができます。SCVMM では、コンソールを使った包括的な SAN 管理が可能です。
  • 機能強化 数分での同期レプリケーションとワークロード復旧: ASR を利用する際に、RPO と RTO を可能な限り最小限に抑えます。ストレージ ハードウェアがサポートする機能には ASR からアクセスでき、そのための設定も必要ありません。
  • 機能強化 複数の VM 間の一貫性とレプリケーション グループ: 複数の Virtual Machines を一括して保護および複製できるため、一貫性を維持しながらアプリケーション層のレプリケーションとフェールオーバーを同時に実行しなければならないような N 層アプリケーションもサポートされます
  • 機能強化 ゲスト クラスターのサポート: 共有 VHDX または マイクロソフトの iSCSI ターゲットが提供する共有ストレージを利用するゲスト クラスターをサポートできます。共有ストレージを利用する SQL Server、SharePoint、SAP などのアプリケーションの災害復旧とフェールオーバーを可能にする重要な機能です。

既に、ASR 復旧計画を使用した 1 クリックでのオーケストレーションによるフェールオーバー、災害復旧のテストおよび無停止ドリル、スケールに応じた構成および管理、セルフサービス型の災害復旧、監査およびコンプライアンス レポートのサポートなど、多岐にわたる機能が提供されていますが、このたび上記に挙げた機能強化が実施されたことで、よりいっそう充実したものとなりました。

TechEd Europe 2014 でこの新機能のプレビュー版を正式に発表して以降 (英語)、NetApp、HP、EMC、日立といったストレージ パートナーの協力を得ながら、実際のお客様の環境でマイクロソフトの新機能とストレージ パートナーの SMI-S プロバイダーの更新版の検証を行ってきました。Storage Networking Industry Association の SMI-S に基づく標準ベースの統合により、SCVMM と ASR でストレージ デバイスの活発なエコシステムをサポートしています。

HP 3PAR StoreServ

ASR デプロイメントで HP 3PAR StoreServ ストレージを使用することにより、レプリケーションや、エンタープライズ向けの組み込みの回復性に起因するエラーの処理、データの整合性チェックの実行といった余計な作業からホストを解放できます。

3PAR ソフトウェアのコンポーネントである HP 3PAR Remote Copy (英語) は ASR とシームレスに統合し、Hyper-V Virtual Machines の保護グループを作成して管理します。SNIA SMI-S との統合により、追加のストレージ管理リソースを必要とすることなく、アレイベースのレプリケーション グループが Microsoft ASR から直接作成されます。HP 3PAR Remote Copy グループのフェールオーバー、フェールバック、復旧は、Microsoft ASR のユーザー インターフェイスで管理されます。また、VM は Hyper-V レプリケーションや HP 3PAR Remote Copy のアレイベースのレプリケーションによって保護されます。

ASR による HP 3PAR StoreServ ストレージのサポートは現在利用可能です。ASR との統合に関する詳細については、Microsoft Azure Site Recovery との HP 3PAR StoreServ ストレージ レプリケーション統合ガイド (英語) をご覧ください。

NetApp FAS ストレージ

NetApp によって最近リリースされた Data ONTAP SMI-S Agent v 5.2 では、FAS アレイおよびコントローラーを使用して ASR SAN レプリケーションを実行できます。

この機能の導入に関する詳細については、Chris Lionetti 氏による全 3 回のブログ シリーズ「Azure Site Recovery によるストレージのミラーリング処理のオフロード (英語)」の第 1 回をご覧ください。

EMC VMAX SRDF

VMAX EMC Symmetrix Remote Data Facility (SRDF) を始めとする EMC のストレージ アレイにより、RPO と RTO の目標を確実に達成しながら、EMC の一貫性テクノロジによって複雑なアプリケーション環境全体を包括的に保護できます。VMAX3 ソフトウェア アーキテクチャでは、マルチコア/マルチスレッド テクノロジによるレプリケーション ワークロードの並列処理を通じて、CPU をさらに効率的に利用できます。

Microsoft Azure Site Recovery と EMC VMAX SRDF の組み合わせにより、オンプレミスまたはホストされたマイクロソフトベースの IT インフラストラクチャ全体に、簡素化されスケーラビリティに優れた災害復旧ソリューションが提供されます。ASR と SRDF を組み合わせることで、オンプレミスと災害復旧またはサービス プロバイダーのデータ センター全体で Virtual Machines のレプリケーション、保護、フェールオーバーのオーケストレーションを実現できます。詳細については、EMC の Thin Blue Line ブログ (英語) をご覧ください。

Azure Site Recovery

Windows と Linux、物理環境と Hyper-V 仮想環境、VMware とその他の環境など、種類を問わずあらゆる環境のレプリケーション、復旧、保護、調整を可能にする Azure Site Recovery は、さまざまな組織の災害復旧計画に欠かせない役割を果たしています。生産性ソリューションとプラットフォームの提供を通じてモバイル ファーストとクラウド ファーストの実現を目指すマイクロソフトは、ビジネス継続性に関する課題の解決と、プライベート クラウド、パートナー クラウド、パブリック クラウドをシームレスにつなぐハイブリッド クラウド ソリューションの実現に取り組んでいます。

Azure Site Recovery に関する追加情報の入手やその他お客様とのコミュニケーションには MSDN フォーラムをご利用ください。Hyper-V サイト全体でストレージ アレイベースのレプリケーションおよび災害復旧を有効にするには、System Center 2012 R2 VMM の更新プログラムのロールアップ 5.0 をインストールする必要があります。詳細については、Azure Site Recovery のドキュメント (英語) をご覧ください。料金の詳細については、ASR の料金ページをご覧ください。お住まいの地域の通貨を選択して、[お客様所有サイトに対する Azure Site Recovery] セクションで料金をご確認いただけます。

Azure Site Recovery は今すぐお使いいただけます。ぜひ Microsoft Azure の無料評価版にご登録ください。

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