Azure Media Services のライブ ストリーミングで PlayReady 暗号化が可能に


このポストは、12 月 22 日に投稿された Announcing Azure Media Services Live Streaming With PlayReady encryption capability の翻訳です。

ライブ ストリーミングでの AES 動的暗号化機能の実装が発表されてから 1 か月が経ちましたが、このたび、ライブ ストリーミングに PlayReady 暗号化機能を追加することとなりました。今後 Azure Media Services でライブ ストリーミング配信を暗号化する場合、Http-live-streaming (HLS)、Smooth Streaming、および MPEG-DASH などのサポート対象のプロトコルで、AES または PlayReady のいずれかの暗号化機能を構成できるようになります。

Microsoft PlayReady は放送局認可の高度な暗号化テクノロジで、ユーザーのコンテンツを海賊行為から保護します。このテクノロジは、現行のほとんどの主要なデバイスでサポートされています。今回の更新により、オンデマンドとライブ ストリーミングの両方で PlayReady を利用できるようになります。

PlayReady 暗号化のしくみの概要は次のとおりです。

  1. 暗号化するアセットにコンテンツ キー、キーの承認ポリシー、コンテンツ配信ポリシーを設定します。キーの承認オプションの 1 つとして、トークン認証を利用できます。この場合、要求を行うクライアントは、ライセンスを発行する際に有効なトークンを最初に入力する必要があります。トークン認証を構成した場合、トークンは Custom Data API を通じて送信されます。この API はすべての PlayReady SDK で使用可能です。
  2. PlayReady のライセンス テンプレートは、コンテンツ キー承認ポリシーの構成内容の一部に含まれます。このテンプレートでは、コンテンツの視聴可能期間を 48 時間に設定するなど、メディアの利用を制限できます。
  3. 動的暗号化は、既存の動的パッケージング機能との連携が可能なため、一連の MP4 ファイルから形式と暗号化の種類の組み合わせを複数作成できます。たとえば、PlayReady で暗号化された HLS と PlayReady で暗号化された DASH の両方を作成できます。
  4. さらに、ビデオ オンデマンドの動的暗号化と同様に、ストリーミング プロトコルと暗号化手法を最適な形で組み合わせることができます。たとえば、AES で暗号化された HLS でのストリーミングと PlayReady で暗号化された DASH でのストリーミングの両方を作成できます。
  5. PlayReady で暗号化されたライブ ストリーミングの再生には、Silverlight プレイヤー、iOS 用および Android 用クライアント SDK など、さまざまな種類のデバイスやプラットフォームが対応しています。
  6. ライブ イベントの終了後、そのアセットをビデオ オンデマンドに切り替える場合、構成に従って PlayReady または AES による暗号化が継続されます。

下の図は、ライブ ストリーミングに PlayReady および AES の各動的暗号化機能を使用するようすを示したものです。

次に、このサービスに関する Q&A の一部をご紹介します。

  • Azure Media Services では PlayReady 配信サービスのライセンスが提供されますか。

はい。Azure Media Services では PlayReady ライセンス サービスをプラットフォーム機能の一部として提供します。

  • ライブ ストリーミング用の PlayReady 暗号化機能ではキー ローテーションを使用できますか。

いいえ。現時点ではライブ ストリーミング用 PlayReady 暗号化機能でキー ローテーションを使用することはできません。

  • AES 暗号化機能を HLS でのストリーミングに使用し、PlayReady を Smooth Streaming でのストリーミングに使用することはできますか。

はい。このサービスでは、複数のプロトコルで異なる暗号化手法を構成できます。

  • PlayReady により暗号化されたライブ ストリーミングを再生するには、どのようなプレイヤーを使用できますか。

デスクトップ: Silverlight Smooth Streaming クライアント (英語) を使用できます。また、マイクロソフトがホストしているテスト プレイヤー (http://sltoken.azurewebsites.net/ (英語)) でストリーミングのテストを実施できます。

IOS および Android: クライアントのライセンス料が発生します。PlayReady チームまで次の URL から ご連絡ください。
http://www.microsoft.com/PlayReady/features/ClientOptions.aspx (英語)

Windows ストア アプリ: https://visualstudiogallery.msdn.microsoft.com/e02ccac7-f3eb-4b53-b11a-c657d5631483 (英語)

  • サービスで定義可能な PlayReady のライセンス テンプレートにはどのような種類がありますか。

次のページの内容をご確認ください。
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/azure/dn783459.aspx

  • ライブ ストリーミングで PlayReady または AES の各動的暗号化機能を構成する方法を教えてください。

現時点ではポータルからこの機能を構成することはできません。ライブ配信用アセットに PlayReady の暗号化を設定するには、REST API と .NET SDK を使用します。ただし、アカウントで PlayReady ライセンス サービスを有効化するためには、追加の手順を実施する必要があります。詳細については https://www.youtube.com/watch?v=nQCM1jFdi_4 (英語) のビデオをご覧ください。また、API の概要に関する記事 (英語) では、ライブ ストリーミングで PlayReady 暗号化機能をセットアップする方法を確認いただけます。サンプル コードは GitHub リポジトリ (英語) で公開されています。

ご不明な点がございましたら、yanmf@microsoft.com までお気軽にお問い合わせください。詳細をご案内いたします。


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