Azure がさらに拡大し、より高速かつオープンに


このポストは、10 月 20 日に投稿された Azure’s getting bigger, faster and more open の翻訳です。 

このたびサンフランシスコで開催されたイベントにおいて、Scott Guthrie と Satya Nadella がマイクロソフトのクラウド コンピューティング戦略についてご説明すると共に、下記のような Microsoft Azure のテクノロジおよびパートナーシップに関する重要な最新情報 (英語) について発表しました。

  • パブリック クラウドで最大サイズとなる G シリーズの VM のリリース
  • 高パフォーマンスのストレージ ディスクである Premium Storage のリリース
  • CoreOS および Cloudera との業界内パートナーシップの提携
  • Microsoft Cloud Platform System のリリース

 先日、Windows Server および Azure と Docker の融合について発表しましたが、今回の発表はこれに続くものです。

G シリーズの VM サイズ

マイクロソフトは、Virtual Machines の新しいサイズ、G シリーズを発表しました。このシリーズでは、きわめて要求の厳しいアプリケーションにも対応する、非常に高いパフォーマンスをご提供します。従来のパブリック クラウド用 VM よりもさらにメモリとローカル SSD ストレージの容量が増加し、G シリーズ最大のサイズでは、RAM 容量は 448 GB、ローカル SSD ストレージの容量は 6.5 TB となっています。この大容量のメモリおよびローカル SSD ストレージのほかに、G シリーズでは Intel® Xeon® プロセッサ E5 v3 ファミリを採用し、これまでにない高い演算能力を実現しています。

VM   サイズ

コア数

RAM   (GB)

ローカル   SSD ストレージ (GB)

Standard_G1

2

28

406

Standard_G2

4

56

812

Standard_G3

8

112

1,630

Standard_G4

16

224

3,250

Standard_G5

32

448

6,500

 G シリーズは今年中に一般提供が開始される予定です。新しいサイズの VM にご興味をお持ちのお客様は、こちらの簡単なアンケート (英語) にご協力いただけますと幸いです。

Premium Storage

Azure Premium Storage は SSD をベースとする新しい種類のストレージで、入出力処理が特に頻繁に行われるワークロードに対応するよう設計されています。Premium Storage を使用すると、永続ディスクのプロビジョニング、およびサイズやパフォーマンス特性の構成をお客様の要件に合わせて実施できます。また、1 台の VM に対し複数の永続ディスクをアタッチしてストライピングを構成できるほか、アプリケーションに VM 1 台あたり最大 32 TB のストレージを割り当て、1 ミリ秒以下のレイテンシで VM 1 台あたり 50,000 IOPS の読み込み処理に対応することが可能です。

Premium Storage と G シリーズの VM の提供開始後これらを併用することによって、SQL Server、Dynamics AX、Dynamics CRM、Exchange Server、MySQL、Oracle Database などの要求の厳しいエンタープライズ アプリケーションをクラウドに移行し切り替えるために本当に必要な能力が Azure で提供されることになります。

スタートアップ企業やパートナーとマイクロソフトの企業ユーザーをつなぐ Azure Marketplace

Azure Marketplace についても発表がありました。Azure Marketplace は、アプリケーションおよびサービスのマーケットプレースです。マイクロソフトのパートナーおよびスタートアップ企業のリッチで強力なエコシステムと、世界各地の Azure の企業ユーザーを結び付けます。Azure Marketplace では、ほんの数クリックの簡単な操作でお望みのソリューションをすばやく検索し、購入して Azure に直接デプロイすることが可能です。この Azure Marketplace に、新たに CoreOS および Cloudera が追加されました。その詳細は下記のとおりです。

CoreOS

Azure Marketplace の新しいパートナーとして発表された 1 つが CoreOS (英語) です。この最新の軽量 Linux ディストリビューションは、コンテナーの実行、クラスターの管理、サーバーのシームレスな更新が簡単に行え、ウェアハウス規模のコンピューティングを実現するうえで必要なすべてのコンポーネントを提供します。マイクロソフトは、CoreOS が Azure の認定を受け、Azure Marketplace で仮想マシン イメージとして提供されることを発表しました。

現在、Azure で実行されている Virtual Machines の 5 分の 1 は Linux OS です。CoreOS は、さらに拡大を続ける Linux ベース VM のオプションの 1 つとして追加されます。これは、お客様の利益のために幅広いエコシステム (Windows および Linux) を構築するというお約束の一環として実現されるものです。

Cloudera

Cloudera は企業向けの分析およびデータ管理の大手企業です。今回の発表では、Cloudera の共同設立者で最高戦略責任者である Mike Olsen 氏が、Cloudera Enterprise を Microsoft Power BI に接続された Azure にデプロイするデモを披露しました。この統合アプリケーションのデプロイメントが Azure Marketplace でサポートされるため、完全な Cloudera Enterprise ソリューションを数分程度で迅速に作成することができるようになります。

  現在、Azure の売上の 40% はスタートアップ企業や ISV によるものです。Azure Marketplace の拡充により、マイクロソフトの企業顧客基盤を、増加し続ける ISV やスタートアップ企業のパートナーに Azure クラウドを通じて結び付けます。パートナーが機会を獲得できるだけでなく、企業ユーザーにとっても、各企業の環境やニーズに応じたソリューションをデプロイするための選択肢が広がり、これは双方にとってメリットのあることです。

今月中に、Azure Marketplace に新たに加わるパートナーおよびソリューションが発表される予定です。Azure のエコシステムは今後も拡大を続けます。

Dell の技術を搭載した Cloud Platform System

Scott Guthrie は、Cloud Platform System (CPS) と呼ばれるハイブリッド テクノロジがもたらす大きなメリットについても発表しました。CPS は Azure との整合性を持つ「すぐに利用可能なクラウド」であり、パブリック クラウドで Azure を運用しているマイクロソフトの経験から得られたものを活かして、Dell のハードウェアとマイクロソフトのソフトウェアによる統合済みソリューションとして構築したものです。これを使用すると、お客様とお客様のパートナーは、お客様の条項に従って、お客様のデータ センターを使用して Azure の多彩なメリットを得ることができます。

Cloud Platform System の詳細については、こちらの記事 (英語) を参照してください。

Docker

先週発表されたとおり、マイクロソフトは Windows Server の次期リリースの一環としてコンテナー機能の配信開始を予定しています。Docker を使用して分散型のマルチコンテナー アプリケーションを作成する開発者や企業は、Linux または Windows Server を使用することができるようになります。また開発者は、目下成長中の Docker エコシステムのユーザーとつながりを持ったり、ツールを活用したりすることができます。

また、近日中に、Azure 管理ポータルから直接 Docker Engine を Linux VM にデプロイする機能をサポートする予定です。6 月に開催された DockerCon では、Microsoft Open Technologies (MS Open Tech) が、Azure 拡張モデルを使用して Docker Engine を Linux VM で簡単にセットアップおよびデプロイする方法を発表しました。マイクロソフトは、この Docker Engine の拡張機能のサポートを拡大して Azure 管理ポータルに直接統合し、Azure の Linux VM に Docker をデプロイする際のトップ クラスのエクスペリエンスを実現しました。この統合は、今月中にご利用いただけるようになる予定です。

 

また、MS Open Tech の協力の下、Azure で新しい Docker ホスト機能 (英語) をサポートする取り組みを進めていましたが、Docker の次期バージョンでこれがリリースされる予定です。Docker ツールの次期バージョンの開発においてこのように緊密に協力できることを喜ばしく思っています。

 

Azure のユーザーおよびパートナー

Scott Guthrie は講演の中で、Accuweather (英語)Mazda North America (英語)、および Lufthansa Systems (英語) が業務の推進にどのように Azure プラットフォームを活用しているかについて言及しました。世界大手の保険数理およびコンサルティング企業の 1 つである Milliman (英語) では、Azure の高いスケーラビリティを活かして、大規模な保険数理および財務の分析を行っています。同社では、過去 12 か月間にクラウドを利用するユーザー数が倍増し、コンピューティング機能の利用時間は 4,500 万時間を超えました。Datastax は、米国内大手権原保険企業と共同でロサンゼルス郡の不動産記録を格納し、ユーザーが関連する不動産の詳細を検索できるようにしました。両社はこのサービスを米国内全体に拡大中であり、Datastax Enterprise が所有する 160 億のドキュメントを Azure Virtual Machines に格納することを計画しています。Scott Guthrie はこのほかに、マイクロソフトの新しいストレージ パートナーである Panzura についても触れました。同社は、世界中の大手エネルギー企業が地震データを格納し、地球上のどこからでもエンジニアが Active Directory および Panzura のテクノロジを使用して簡単にアクセスできるようにする取り組みを支援しています。Mazda North America をはじめ Milliman や Lufthansa Systems などのさまざまな企業で、Azure は今日のテクノロジ重視のビジネス環境で競争力を保持するために役立っています。

メモリやディスクの大容量化、パートナーの拡大、19 のデータ センター リージョンの展開、そして最新のハイブリッド クラウドである Cloud Platform System の提供などを含め、大幅なクラウド技術の革新とグローバル展開を進めてきた結果として、Azure が昨年 198% の成長を記録したことはなんら不思議なことではありません。

ぜひマイクロソフトのサービスをお試しいただき、ご意見をお聞かせください。

Jason

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