Docker 向けの新しい Windows Server コンテナーと Azure サポートを発表


このポストは、10 月 15 日に投稿された New Windows Server containers and Azure support for Docker の翻訳です。

Microsoft Azure では 6 月に、Linux VM 上の Docker コンテナーのサポートを追加しました。これによって、活発なエコシステムを有する Docker によって実行される Linux アプリケーションを業界で最も先進的な Azure クラウドでも実行できるようになりました。そしてつい先日、マイクロソフトと Docker Inc. は Windows Server エコシステムと Docker コミュニティの融合を進行中であることを共同発表しました。この融合を実現するために、両社は、1) 次期 Windows Server における予算の確保、2) Docker Engine for Windows Server のオープン ソース開発、3) Docker Open Orchestration API に対する Azure のサポート、4) Azure ギャラリーおよびポータルの Docker Hub イメージへの対応、に取り組んでまいります。

Windows Server と Linux のワークロードを混在させて実行している数多くのお客様に対し、Microsoft Azure は他のあらゆるクラウド プロバイダーをしのぐ最も豊富な選択肢をご提供します。次期 Windows Server 上で Docker コンテナーがサポートされることにより、オープンな Docker ソリューションを Windows Server でも Linux でも利用できるようになります。アプリケーションの混在が可能になることで、Linux エコシステムと Windows Server エコシステムそれぞれの最良のテクノロジを組み合わせられるようになります。Windows Server コンテナーは、お客様のデータセンター、お客様のホスティング データセンター、すべてのパブリック クラウド プロバイダーに加え、もちろん Microsoft Azure でも実行できます。

Windows Server コンテナー

Windows Server コンテナーは、確実に分離され、移植性に優れ、リソースを制御可能な運用環境をアプリケーションに提供します。この分離が実現することによって、コンテナー化されたアプリケーションを、依存関係に伴うリスクやアプリケーションに悪影響を及ぼす環境構成とは無関係に実行できるようになります。同じカーネルとその他の主要システム コンポーネントを共有することで、コンテナーの起動時間を短縮し、リソースのオーバーヘッドを抑制できます。起動時間が短縮されることは、開発とテストのシナリオや、環境で常に行われている統合作業にとって有利です。また、リソース オーバーヘッドが抑制されるということは、サービス指向アーキテクチャの実現にとって理想的な要素を備えていることを意味します。

Windows Server コンテナー インフラストラクチャでは次期 Windows Server が実行されていれば、コンテナーの共有、発行、配布を場所を問わず実行することができます。.NET、ASP.NET、PowerShell などに精通する数百万もの Windows 開発者の方々がこの新しいテクノロジを通してコンテナー テクノロジを活用できるようになり、コンテナーのメリットと Windows Server テクノロジを活用するメリットを比較する必要がなくなります。

Docker エコシステムにおける Windows Server コンテナー

Docker では、Linux コンテナー テクノロジに基づく活発なオープン ソース エコシステムを構築しています。ユーザーはこうしたコミュニティを活用して、厳選されたオープン アプリケーションを数多く公開するコレクション Docker Hub から入手したコンテナーを簡単に管理しています。両社は Windows Server コンテナーを Docker のエコシステムに組み込むことで、両方の開発者コミュニティをさらに活性化させる考えです。

こうした取り組みの一環として、Docker オープン ソース プロジェクトの名の下に Docker Engine for Windows Server コンテナーの開発を行います。マイクロソフトは主要コミュニティ メンバーとしてプロジェクトに参加する予定です。Windows Server コンテナーのイメージも Docker Hub から公開予定です。Docker Hub には Linux 用の Docker イメージが現在 45,000 件ありますが、その数は今も増え続けています。

両社は Windows Server における Docker クライアントのネイティブ サポートにも取り組んでいます。これによって Windows のお客様は、標準の同じ Docker クライアントを使ってさまざまな開発環境を連携させられるようになります。

Docker オープン ソース プロジェクトにおけるマイクロソフトの詳しい取り組みについては、こちらの MS Open Tech ブログ記事 (英語) をご覧ください。

Microsoft Azure における Docker

マイクロソフトは、Azure 上の Linux 用 Docker コンテナー (英語) を今年初めにリリースしました。これは Microsoft Azure 上の Linux Virtual Machines に対応し、エンタープライズ規模の運用にも対応する初めての Docker オープン プラットフォームです。Azure の拡張モデルと Azure のクロスプラットフォーム CLI を活用することで、要求された各 VM に最新の強力な Docker Engine をデプロイできます。Linux サポートの作業の一環で Azure に Docker コンテナーをデプロイするお客様からはたくさんの高評価をいただいています。

またこの発表では、両社が今後 Docker Open Orchestration API を使用した Azure 上のマルチコンテナー Docker アプリケーションのサポートにも取り組んで行くことも明らかにされました。これによって、Docker クライアントから直接 Azure に Docker アプリケーションをデプロイできるようになり、これによって Azure のお客様のユーザー エクスペリエンスが大幅に簡素化されることになります。この両社の共同開発による機能は、Docker の Global Hack Day (英語) と、バルセロナで開催予定の Microsoft TechEd Europe カンファレンス (英語) にて紹介させていただく予定です。

また、Windows Server と Linux の両方のお客様の利便性をさらに向上させるために、両社は Azure ギャラリーおよび Azure 管理ポータルのエクスペリエンスに Docker Hub を統合する予定です。Azure のお客様が Docker Hub のリポジトリおよびイメージと直接やり取りできるようにすることで、Azure ギャラリーと Docker Hub の両方のコンテンツを最良の形で組み合わせられるようになります。

ここでは Docker Inc. とマイクロソフトの新たなパートナーシップについてご紹介しました。このパートナーシップを通して、Windows Server と Docker エコシステムの連携、Docker Engine と Orchestration API に対する Azure のサポート強化、Docker Hub と Azure ギャラリーおよび Azure 管理ポータルとの統合が実現される予定です。

Azure におけるマイクロソフトの最優先事項は、開発者の皆様に豊富な選択肢と柔軟性を提供し、Linux と Windows Server の両方で最高レベルのサポートを提供することです。Linux 上の Docker に対する Azure の現行のサポートを基盤として、さらに両社のパートナーシップを強化していくことにより、Windows Server と .NET エコシステムが誇る知識と経験を Docker コミュニティの皆様にも利用していただけるようになります。Azure クラウドは新しい展開を迎えました。今後もどうぞご期待ください!

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