SAP 用 Azure Enhanced Monitoring


このポストは、6 月 4 日に投稿した Azure Enhanced Monitoring for SAP の翻訳です。

先週の発表のとおり、SAP アプリケーションの一部について、Azure Virtual Machines での実行が認定されました。また、この認定は近日中にさらに追加される見込みです。これは、SAP アプリケーションを Azure で実行することをお望みのお客様にとって有意義な進展と言えるでしょう。詳細については、こちらのページ (英語) をご覧ください。この記事では、SAP NetWeaver をベースとするシステムを Microsoft Azure Virtual Machines で実行する場合に必要な、SAP 用 Azure Enhanced Monitoring ソリューションについて説明します。SAP システムは、企業の IT 環境で最も中核的なアプリケーションとして実行されることが多く、パフォーマンスおよび可用性について非常に特殊な要件が求められます。したがって、このようなアプリケーションでは、パフォーマンスの監視が非常に重要な要件となります。

SAP 用 Azure Enhanced Monitoring は、この要件を満たすように設計されています。このソリューションは、最近リリースされた VM エージェントと拡張機能を基盤として構築されており、2 つの新しい拡張機能を装備しています。その 1 つが Azure 診断拡張機能で、Azure Virtual Machines から、OS やアプリケーションのパフォーマンス カウンターなどの診断データを収集します。Azure Cloud Services (英語) のユーザーの皆様は Azure 診断機能をよくご存知かと思いますが、この拡張機能はそれと同じ機能を Azure Virtual Machines に提供します。もう 1 つは SAP 用 Azure Enhanced Monitoring 拡張機能です。Azure 診断拡張機能やその他のいくつかのデータ ソース (Azure Storage Analytics Metrics など) が収集した診断データを SAP Host の管理プロセスでの使用に適した集計データ セットに変換する、特殊な拡張機能です。

Azure Virtual Machines でこのソリューションを有効化する手順は、非常に簡単です。ここでは、おおまかな手順を説明します。

  1. お使いのコンピューターに Windows Azure Powershell v0.8.0 (またはそれ以降) がインストールされていることを確認します。
  2. 前述のとおり、このソリューションでは、SAP システムを実行する Azure Virtual Machines に VM エージェントがインストールされている必要があります。2014 年 2 月以降のギャラリーのイメージを使用して Azure 管理ポータルまたは PowerShell で作成された仮想マシンには、すべて既定で VM エージェントがインストールされています。仮想マシンに VM エージェントがインストールされていない場合でも、こちらのドキュメント (英語) のセクション 4.4 に記載のとおり、簡単に VM のダウンロードおよびインストールができます。
  3. SAP 用 Azure Enhanced Monitoring ソリューションをデプロイするために特別にリリースされた PowerShell コマンドレット (英語) をダウンロードし、インポートします。インポートが終了したら、“Update-VMConfigForSAP_GUI” という PowerShell コマンドレットを実行します。対話形式のスクリプトが実行されるので、それに従ってデータを入力します。
    • Azure サブスクリプションの認証情報
    • 更新する仮想マシンの名前
  4. 前の手順で要求されたデータの入力が完了したら、数分以内に VM への SAP 用 Azure Enhanced Monitoring ソリューションのデプロイおよび構成が実行され、使用準備が完了します。このコマンドレットとは別に、仮想マシンでエンドツーエンド ソリューションのセットアップのチェックとトラブルシューティングを行うコマンドレットをご用意しています。

このソリューションをデプロイする方法の詳細な手順や、使用にあたっての一般的な問題のチェックおよびトラブルシューティングについては、こちらのガイド (英語) をご覧ください。SAP システムを Azure で実行するための完全な技術文書は、こちらのページ (英語) にご用意しています。この新しい拡張機能についてご不明な点やご意見がありましたら、こちら (英語) の MSDN のフォーラムまでお寄せください。

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