ExpressRoute の概要


このポストは、6 月 2 日に投稿した ExpressRoute: An overview の翻訳です。

マイクロソフトは、5 月 12 日に開催された TechEd North America 2014 で、ExpressRoute の一般提供開始を発表しました。この記事では、このサービスの概要を簡単に説明すると共に、関連するドキュメントやプレゼンテーションへのリンクをご紹介します。

ExpressRoute は Microsoft Azure のサービスの 1 つで、お客様のオンプレミスのインフラストラクチャからインターネットを経由せずに Azure サービスにアクセスできるようにするものです。マイクロソフトは数社の接続プロバイダーと提携し、お客様のオンプレミスのインフラストラクチャと Azure データ センターの間にエンドツーエンドの接続を提供しています。サービスの詳細については、TechEd North America で発表されたプレゼンテーション「Virtual Network と ExpressRoute を利用してオンプレミスのインフラストラクチャを Microsoft Azure に拡張する (英語)」をご覧ください。ExpressRoute を使用すると、Virtual Machines や Cloud Services の他、Azure Storage や SQL Database など、Virtual Network でデプロイされた Azure サービスに接続できます。

ExpressRoute には、接続プロバイダーのタイプによって 2 つの種類があります。

ExpressRoute とエクスチェンジプロバイダー

マイクロソフトは、Azure とお客様のオンプレミスのインフラストラクチャとの間の接続を提供するために、Equinix や TelecityGroup などのクラウドエクスチェンジプロバイダー、および Level 3 などのポイント間接続サービス プロバイダーと提携しています。回線の帯域幅は、200 Mbps、500 Mbps、1 Gbps、10 Gbps のいずれかをお選びいただけます。お客様は、マイクロソフトがサービスを提供している地域で Equinix または TelecityGroup とコロケーションし、施設内の Equinix Cloud Exchange または TelecityGroup Cloud IX のインフラストラクチャと自社の設備を接続することができます。または、Level 3 と連携してオンプレミスのインフラストラクチャと Azure の間でイーサネット回線を接続していただけます。マイクロソフトは、Azure のインフラストラクチャと接続プロバイダーのインフラストラクチャの間で、アクティブ/アクティブ構成でのクロス接続のペアを構成し、高い可用性と障害に対する回復力を備えた接続を確保します。Equinix や TelecityGroup とのコロケーションを行わない場合は、ご利用地域のイーサネット サービス プロバイダーと連携して、Azure との接続を行う最寄りのエクスチェンジプロバイダーの施設まで専用回線を設置することも可能です。お客様は、ご自身のルーターとマイクロソフトのルーターの間で BGP セッションをセットアップし、経路情報を交換してご自身のネットワークと Azure の間のトラフィック フローを確立します。PowerShell で ExpressRoute 回線を構成する方法は、手順を追ったガイドに詳細に記載されています。

TechEd North America で発表されたプレゼンテーション「ExpressRoute: プライベート ネットワークとパブリック クラウドをエクスチェンジプロバイダー経由で接続する (英語)」では、Equinix 経由での ExpressRoute の機能とユース ケースの詳細をご覧いただけます。

このサービスはシリコンバレー、ワシントン DC、およびロンドンで提供していますが、今後近いうちに、世界中の多数の地域に提供を拡大する予定です。

 

ExpressRoute とネットワーク サービス プロバイダー

マイクロソフトは AT&T、Verizon、British Telecom、Level 3 (IPVPN)、SingTel の各通信会社と提携し、Azure とお客様のオンプレミス インフラストラクチャとの間の通信を提供しています。提供している回線の帯域幅は、10 Mbps ~ 1 Gbps です。上記のネットワーク サービス プロバイダー (NSP) のいずれかを使用して VPN サービスを利用しているお客様は、ネットワークを Azure に拡張することができます。この際、新たにハードウェアをデプロイしたり、既存のネットワークの構成を大きく変更したりする必要はありません。マイクロソフトは、該当する NSP と連携してルーティングの設定を行い、各地域の NSP と冗長な接続をセットアップして、障害に対する回復性を備えた接続を確立します。PowerShell で ExpressRoute 回線を構成する方法は、手順ごとのガイドに詳細に記載されています。

TechEd North America で発表されたプレゼンテーション「ExpressRoute: プライベート ネットワークとパブリック クラウドを WAN プロバイダー経由で接続する (英語)」では、AT&T 経由での ExpressRoute の機能と導入事例の詳細をご覧いただけます。

このサービスはシリコンバレー、ワシントン DC、およびロンドンで提供していますが、今後近いうちに、世界中の多数の地域に提供を拡大する予定です。

 

よく寄せられる質問

このサービスについてよく寄せられる質問をドキュメントとしてまとめてあります。さらに内容を充実させるため、ご不明な点やご意見がありましたらお気軽にお寄せください。

 

サービスの料金について

ExpressRoute の料金については、料金のページで最新の情報をご覧ください。

 

導入事例の紹介

ExpressRoute のプレビュー期間中に、数社のお客様と協力して導入作業を行いました。各社の導入事例と評価は、下記でご覧いただけます。

マイクロソフトは、一般提供開始前にサービスの品質を向上させるために、プレビュー期間中に大手企業として自らサービスをホスティングし、使用経験を積みました。プレビューの初期段階で自社の IT 部門と協力し、ExpressRoute を使用してサービスとワークロードを Azure に移行しました。このときの経験とそれによる発見は、公開中の導入事例 (英語) でお読みいただけます。

サービスとしてのストレージは、現在、大きな伸びを見せています。マイクロソフトは、Azure のお客様にこのサービスを提供するために、サービスとしてのストレージのプロバイダーである Zadara Storage と提携しました。同社のサービスでは ExpressRoute が活用されています。同社についての詳細および提供されているサービスについては、こちらの導入事例 (英語) をお読みください。

また、Accelera には最初にこのサービスをご利用いただき、コスト節減の観点からサービスのメリットの定量化にご協力いただきました。このときの経験とそれによる発見は、こちらの導入事例 (英語) でお読みいただけます。

 

近日公開予定

  • Virtual Network と ExpressRoute の比較
  • ExpressRoute を使用して Azure Storage に接続する方法
  • ExpressRoute による強制トンネリング
  • ExpressRoute のためのルーター設定
  • 仮想ネットワークをサイト間 VPN から ExpressRoute に移行する際にダウンタイムを最小限に抑える方法

 

役に立つコンテンツへのリンク

サービス全般に関する情報: http://azure.microsoft.com/ja-jp/services/expressroute/

導入事例

ネットワーク サービスと ExpressRoute に関する TechEd のセッション

 

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