Windows Azure SQL データベースの新しい動的管理ビューを発表


このポストは、11 月 5 日に投稿された Announcing: New System Views for Windows Azure SQL Database の翻訳です。

このたび、Windows Azure SQL データベースに 2 種類のシステム ビューを追加する運びとなりました。これにより、クラウド データベースに診断追跡情報が提供されます。

SQL データベースの master データベース内で使用できるようになる 2 つの動的管理ビュー (DMV) は、下表のとおりです。

ビュー

場所

詳細

sys.event_log (英語)

master

サーバー内でホストされている各データベースについて、システムのログ情報をお客様に公開します。

sys.database_connection_stats   (英語)

master

接続の成功や失敗など、詳細な接続統計情報を公開します。

今回の機能向上により、システム管理者は、オンプレミスの SQL サーバーと同じツールやテクノロジを使用して、クラウド用に設計されたシステム ビューで接続統計情報を照会したり、イベントを調整したりすることができます。

sys.event_log ビュー

今回の更新で追加された sys.event_log (英語) ビューでは、主に次のシナリオが実現可能です。

  • 接続統計情報の公開
  • お客様へのデッドロック グラフの公開

主要な接続情報は、下図に示すように SQL Server Management Studio 2012 の sys.event_log から確認できます (master データベースに対して select * from sys.event_log というコマンドを実行します)。

デッドロック グラフは sys.event_log の additional_data フィールドで確認できます (マスター データベースに対して select * from sys.event_log where event_type = ‘deadlock’ というコマンドを実行します)。

sys.database_connection_stats ビュー

データベースの接続統計情報では、各データベースの主な障害情報のロールアップが時系列順に確認できます。sys.database_connection_stats (英語) ビューでは、TDS の受信接続の確立回数、切断回数、調整回数を確認できます。障害情報は 5 分単位で集計されます。

こうしたデータの例を次に示します (master データベースに対して select * from sys.database_connection_stats というコマンドを実行します)。

さらに、各データベースの接続情報を Windows Azure 管理ポータルで、以下に示すようなグラフで確認できるようになったため、Windows Azure SQL データベースの管理が容易になりました。

アクセス許可

今回追加された 2 種類の動的管理ビューにアクセスするには、master データベースとの接続が必須です。また、master データベースへのアクセス権限を持つ管理者のみに、ビューに対する読み取り専用のアクセス許可が付与されます。このデータは master データベースに格納されているため、格納した領域はユーザーの課金対象にはなりません。

レイテンシ

sys.database_connection_stats (英語) ビューでは、接続が確立してから情報が表示されるまでに、多少のタイム ラグが発生します。このため、ある行の情報が、最初に表示された情報から更新される場合があります。SQL データベースはマルチテナント型のシステムであり、接続処理を実行するノードが多数存在するため、各ノードからのデータが当該行に追加されることもあります。

詳細情報

新しいビューを、データベースの管理、および詳細な診断情報の収集に、にお役立ていただければ幸いです。詳細な情報については、次のリンクから MSDN を参照してください。

さらに MSDN blog (英語) では、これらの新しいビューで作成した便利なクエリなどの詳細情報について、Wayne Berry が紹介しています。

これらの機能についてご不明な点がありましたら、SQL データベースの MSDN サポート フォーラムをご利用ください。

ぜひ、新しいビューをお試しください。

-Windows Azure SQL データベース チーム

Comments (0)

Skip to main content