Windows Azure モバイル サービス 2012 年 10 月の新機能のお知らせ


このポストは、10 月 17 日に投稿された Announcing the Windows Azure Mobile Services October Update の翻訳です。

先日、Windows Azure モバイル サービスの大幅な更新を発表しました。Windows ストア アプリ用の機能スイートが引き続き拡張され、同サービスを使用したネイティブ iOS アプリの開発が可能になっています。

2012 年 10 月の新機能には以下が含まれます。

  • 最新の iOS ライブラリ (Windows Azure モバイル サービスの GitHub リポジトリに追加)
  • SendGrid との提携による電子メール サービス
  • Twilio との提携による SMS & 音声通話サービス
  • Facebook、Twitter、Google のユーザー認証
  • モバイル サービスから Windows Azure の BLOB、テーブル、キュー、サービス バスへのアクセス
  • 米国西部データ センターへの展開

今回の更新の詳細については、Scott Guthrie のブログ記事 (英語:弊社 Naoki Sato のブログ S/N RATIO「Windows Azureモバイル サービス: iOSアプリ、Facebook/Twitter/Google ID、電子メール、SMS、BLOB、サービス バスなどの新規サポート」に翻訳があります)も併せてご覧ください。

最新情報: 開発中の iOS サポートについて、最新ライブラリを GitHub 上で公開

Windows Azure はオープン ソース開発への対応を次々と拡大しており、モバイル サービス チームもその一翼を担えることを誇らしく思っています。以前の投稿で iOS 開発が進められていることをお話ししましたが、本日はその進捗状況についてお知らせします。最新の iOS クライアントは GitHub (英語) から入手可能になっており、Windows Azure ポータルで iOS Quick Start プロジェクトにアクセスできます。Windows Azure のモバイル サービス デベロッパー センターには各種チュートリアル (英語) が用意されています。

現在のライブラリは構造化ストレージ、各種ユーザー認証 (Windows Live、Facebook、Twitter、Google)、SendGrid 経由の電子メール送信、Twilio 経由の SMS & 音声通話、および BLOB、テーブル、キュー、サービス バスへのアクセスをサポートしています。iOS 向けのプッシュ通知サービスは現時点ではサポートされていません。iOS 向けの完全なソリューションの提供や、Android および Windows Phone のサポートについては、今後の Preview 版リリースをお待ちください。

現在、モバイル サービスでは、共有インスタンス上で稼働する 10 個のアプリケーションまで無料で使用できます。また Windows Azure の 90 日間の無料評価版では、1 GB の SQL データベースおよび 165 MB/日の送信データ転送 (受信は無制限) を使用できます。iOS アプリと Windows ストア アプリはいずれも、無料アプリケーション 10 個の制限の対象となります。

電子メールの活用

Windows Azure モバイル サービス チームは SendGrid との提携 (英語) を通じて、モバイル サービスで構築したアプリ向けに電子メールのターンキー ソリューションを提供します。"認証が完了したユーザーに「ようこそ」メールを送信する"、"テーブルが変更されるとアラート メールを送信する" といった処理の実装が容易になり、より機能の充実した魅力的なアプリを構築できるようになります。

次に示す 3 段階の簡単な手順でアプリに電子メールを追加できます。

1.最初にこちら (英語) でサインアップして SendGrid アカウントを有効化し、Windows Azure と併用する新規ユーザー向けの 25,000 件/月の無料電子メール サービスに登録してください。

2.アカウントが承認されたら、Windows Azure ポータルにログインして、ToDo リスト (「Getting Started」チュートリアル (英語) で紹介) の [DATA] タブに移動してください。

3.[SCRIPT]、[INSERT] の順にクリックして、デフォルトで入力されているコードを下の内容に置き換えてください。

これで、ユーザーが ToDo リストを更新するたびに、実施すべきタスクを知らせる電子メールがその他のユーザーに送信されます。

Windows Azure のモバイル サービス デベロッパー センターにすべての手順を解説したチュートリアル (英語) が用意されていますので、ご覧ください。また SendGrid のチームも、認証が完了したユーザーに「ようこそ」メールを送信する方法のチュートリアルを作成しています。電子メールをモバイル サービス アプリでどのように活用しているかを紹介したい方は、ぜひご一報ください

すべての Windows Azure サービスで SendGrid を使用する方法については、こちら (英語) をご覧ください。

SMS と音声通話

Scott Guthrie が TwilioCon (英語) で発表したデモで、Twilio と Windows Azure モバイル サービスの組み合わせによって SMS 機能を簡単に追加し、アプリを大幅に強化できることを実証しました。

音声通話や SMS を電子メールと同様、すばやく容易にアプリに組み込むことができます。ToDo リストに項目が追加された際に電子メールではなく SMS アラートを送信したい場合は、次の 3 つの手順を実行します。

1.Twilio アカウントを有効化 (英語) します (アップグレードすると、1,000 件のテキスト メッセージまたは 1,000 分の着信通話時間が無料で提供 (英語) されます)。

2.Windows Azure ポータルに戻り、ToDo リスト (「Getting Started」チュートリアル (英語) で紹介) の [DATA] タブに移動します。

3.[SCRIPT]、[INSERT] の順にクリックして、上でコピーしたコード (最初からやり直す場合はデフォルトで入力されているコード) を下の内容に置き換えます。

Twilio で強化した自慢のモバイル サービス アプリを紹介したいという方は、ぜひご一報ください。

Twilio をすべての Windows Azure サービスで使用する方法については、こちら (英語) をご覧ください。

サード パーティのユーザー認証

8 月の最初の Preview 版ローンチで導入された Microsoft アカウント認証は、これまで数千ものユーザーにより、さまざまな Windows ストア アプリに統合されています。今回新たな選択肢として Facebook、Twitter、Google が加わりました。

これらの認証方法を追加するには、まず任意の ID プロバイダーでアプリを登録し、次にモバイル サービスの URL をダッシュボード (https://<アプリケーション名>.azure-mobile.net) からコピーして、チュートリアル (Microsoft/Facebook/Twitter/Google、すべて英語) の手順に従いアプリを登録します。

各チュートリアルには、クライアント ID およびシークレット キーの取得方法が記載されています。クライアント ID およびシークレット キーは [IDENTITY] タブの該当する場所に貼り付けます。貼り付けたら、必ず [SAVE] をクリックして保存してください。

以下の「Getting Started」チュートリアル (すべて英語) にも、認証の手順が記載されています。

Windows Azure BLOB、テーブル、キュー、サービス バスへのアクセス

今回の更新には、モバイル サービスのサーバー スクリプトから他の Windows Azure サービスを使用する機能が含まれています。モバイル サービスのサーバー スクリプトで Node.js を使用することでさらに多くの Azure サービスにアクセスできます。これには Windows Azure SDK for Node.js を使用します。たとえばモバイル サービス スクリプトで Windows Azure テーブルへの参照を取得したい場合は、次を実行します。

Windows Azure Node.js デベロッパー センター (英語) のチュートリアルには、このように azure モジュールを使用して BLOB、テーブル、キュー、およびサービス バスを操作するにあたり知っておくべき情報が網羅されています。

米国西部データ センターへの展開

これまでモバイル サービスを展開できるのは米国東部 (East US) データ センターに限られていましたが、米国西部 (US-West) データ センターにも展開できるようになりました。

これに関し、知っておいていただきたい点がいくつかあります。

  • コストや遅延を抑えるには、モバイル サービスと SQL データベースを同じデータ センターに展開する。

新しいデータベースを作成する場合は、ドロップダウン リストからモバイル サービスと同じデータ センターを選択します。既存のデータベースをモバイル サービスに接続しており、新しいデータ センターに移動する必要がある場合は、こちらこちらを参照してください。

  • 同一サブスクリプションに含まれる異なるモバイル サービス インスタンスを異なるデータ センターに展開できる。
  • あるデータ センターの特定のモバイル サービスを Reserved (予約済み) インスタンスにアップグレードする場合は、当該データ センターに展開したその他のすべてのモバイル サービスを Reserved インスタンスにアップグレードする必要がある。

例えば、A、B、C、D という 4 つのモバイル サービスがあり、最初の 2 つは米国東部データ センターに、残りの 2 つは米国西部データ センターに展開されているとします。モバイル サービス A を Reserved インスタンスにアップグレードすると、同じ米国東部データ センターに展開されているモバイル サービス B も自動的に Reserved インスタンスにアップグレードされます。モバイル サービス C とモバイル サービス D は別のデータ センターに展開されているため、自動的なアップグレードは行われません。

後からモバイル サービス C とモバイル サービス D を Reserved インスタンスにアップグレードすると、料金が別途その月の請求書に記載されるので使用状況を正確に把握できます。

  • モバイル サービスは 1 データ センターにつき 10 個ではなく、合計で 10 個が無料提供される。もちろん、米国東部データ センターにも引き続き展開することが可能。

次回の更新について

今月後半には Windows Server 2012 および .NET 4.5 のサポートを追加する予定です。この更新を通じて Web ロール イメージおよび Worker ロール イメージを新しく Windows Server 2012 および .NET 4.5 で提供すると共に、Web サイトで .NET 4.5 をサポートします。

不明な点については、こちらのフォーラム (英語) で質問してみてください。ご意見 (または自慢のアプリの紹介) は Windows Azure モバイル サービス チーム (mobileservices@microsoft.com) までお寄せください。

Comments (0)

Skip to main content