Windows Azure サービス バスに導入された新しいユーザー エクスペリエンスの概要


このポストは、10 月 8 日に投稿された Introducing a New User Experience for Windows Azure Service Bus の翻訳です。

編集メモ: 今回は、マイクロソフトのプログラム マネージャーを務める Mohamed Ahmed が執筆した記事をご紹介します。この記事では、Windows Azure サービス バスに導入された新しいユーザー エクスペリエンスと機能の概要について取り上げています。

このたび、Windows Azure サービス バス新しい Windows Azure ポータル (英語) の一部として統合されました。2012 年 10 月にリリースされるバージョンのサービス バスでは、既存のサービス バス エンティティ管理機能に加え、ポータル機能を新たに採用しています。

今回導入される新機能は以下のとおりです。

  • サービス バスのキュー、トピック、サブスクリプションの使用状況の可視化
  • エンティティの状態の更新
  • キューおよびトピックの監視ダッシュボード

マイクロソフトでは、ポータル全体のエクスペリエンスを再検討し、最も一般的なシナリオに合わせて最適化を行いました。これにより、管理操作およびエンティティ データへのアクセスがさらに迅速にできるようになります。

使用開始

まずは最も一般的なシナリオでご使用ください。ポータルのエクスペリエンスは、新しいサービス バスのユーザーの誰もが実行するシナリオに合わせて最適化されています。名前空間およびエンティティの新規作成もその 1 つです。

Quick Create

Quick Create は、サービスの名前空間を事前に作成していない場合にも、エンティティ (キュー、トピック、リレー) をたった 1 ステップで簡単に新規作成できます。エンティティの名前 (キュー名など) を付け、使用地域と使用する Windows Azure サブスクリプション (サブスクリプションが複数の場合)、および名前空間を選択するだけで、エンティティの作成は完了です。既存の名前空間がない場合は、新たに名前を付ける必要があります。既に名前空間が 1 つだけある場合は、エンティティはその下に作成されます。複数の名前空間がある場合には、その中から 1 つを選択できます。

エンティティの使用準備が完了すると、ページ下部に "success" のメッセージが表示されます。エンティティは既定のパラメーター (メッセージの Time-To-Live (TTL) 値など) に従って作成されます。詳細については、サービス バスについての公式ドキュメントを参照してください。

通常、Quick Create では、トップレベルのエンティティ (キュー、トピック、およびリレー) を作成することが可能です。ただし、実際のリレー エンドポイントは作成できませんのでご注意ください。このリレー エンドポイントのコンテナーとして、サービスの名前空間が作成されます。リレーは、さらに引き続き API を使用してプログラムで作成する必要があります。詳細については、こちらのページ (英語) を参照してください。

Custom Create

Custom Create では、作成するエンティティ (キューまたはトピック) のプロパティの既定値をより細かく変更できます。Custom Create を使用する場合にも、事前に作成した名前空間を選択するか、または名前空間を新規作成することができます。メッセージング エンティティのプロパティ更新には未対応のため、キューまたはトピックの作成後にプロパティを変更することはできませんが、エンティティの状態は変更できます。詳細については以下の説明を参照してください。

エンティティの状態を更新する

Windows Azure サービス バスでは、エンティティのメッセージ送受信を行うメッセージング エンティティ (キュー、トピック、またはサブスクリプション) の状態を変更できるようになりました。これにより、キュー、トピック、およびサブスクリプションを中断状態にできます。中断状態のエンティティへはメッセージの送信はできません。また、このエンティティから他のアプリケーションやデバイスへメッセージを送信することもできません。新しい Windows Azure ポータルでは、エンティティの状態を "Resume" または、"Suspended" に変更することができます。

キューおよびトピックのダッシュボード

新しいポータルでは、キューおよびトピックの状態を包括的にリアルタイムで表示し、使用状況を監視することが可能です。これは、今回 Windows Azure ポータルに導入された中でも特に重要な新機能です。作成したキュー、トピック、サブスクリプション、またはリレーのアクティビティを、過去 1 時間、24 時間、7 日間、30 日間という複数の時間範囲のウィンドウで確認できます。データは、過去 1 時間のウィンドウは 5 分ごと、過去 24 時間のウィンドウは 1 時間ごと、過去 7 日間および 30 日間のウィンドウは 1 日ごとの値として表示されます。すべてのキューについて、以下のグラフが表示されます。

- Incoming Messages: 特定時間内にキューされたメッセージの数

- Outgoing Messages: 特定時間内にキューから削除されたメッセージの数

- Length: 特定時間が経過した時点で、エンティティ内にあるメッセージの数

- Size: 特定時間が経過した時点で、エンティティが使用しているストレージ容量 (MB 単位)

ダッシュボード上の [quick glance] には、現在のキューのサイズを表示する [Queue Length] などのさまざまな情報が表示され、10 秒おきに更新されます。また、[View Connection String] リンクも非常に便利です。エンティティの名前空間に対して接続文字列が提供され、これをコード内で使用してキューまたはトピックのクライアントを作成することができます。

トピックのダッシュボードも、使用状況の指標以外はほぼ同じです。トピックのサブスクリプションごとに情報に異なるため、トピックのダッシュボードでは Outgoing Messages および Length が表示されません。[Monitor]タブで、各トピックのサブスクリプションに使用状況の指標 (Outgoing Messages および Length) を追加することができます。この指標を追加するには、ページ下部の [add metrics] をクリックし、トピックの下のサブスクリプションから選択します。

今後の展望

サービス バス エンティティの管理、監視、および診断を強化するため、マイクロソフトは今後も機能を追加して、さらに多様なシナリオに対応できるよう努めてまいります。今後導入される新機能としては、一覧性の高い名前空間ダッシュボード、トピックごとのサブスクリプションのダッシュボード、指標の追加、エンティティのプロパティ更新などを予定しています。ユーザーの皆様からのご意見、ご要望もお待ちしております。ぜひコメントをお寄せください。

従来の Silverlight ベースのポータルについて

新しいポータルと並行して、従来のポータルも引き続きご利用いただけます。現在はメンテナンス モードとなっているため新機能は追加されませんが、お使いのサービス バス エンティティへの変更はすべて両方のポータルに反映されます。

新しいポータルの感想をぜひお聞かせください。ご希望の追加機能や改善点に関するフィードバックをお待ちしております。

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