TechEd 2012: Windows Azure ストレージの新機能の提供、管理機能の強化、価格の引き下げについて


このポストは、6 月 13 日に投稿された Introducing Locally Redundant Storage for Windows Azure Storage の翻訳です。

ここでは、マイクロソフトが先日行った Windows Azure ストレージにおける改善点をご紹介します。主な改善内容としては、新しい管理機能の提供、Windows Azure BLOB、テーブル、キュー向けの新しいサービス機能の追加、そして価格の引き下げです。

Windows Azure ストレージの機能強化の詳細については、Jai Haridas が Tech Ed 2012 でお話ししますので、ぜひこちらのセッションにご参加ください。セッションの様子は、数日以内にオンライン配信する予定です。

新しいサービス機能

マイクロソフトは、REST API の新バージョン、“2012-02-12” をリリースしました。この新機能を受けて、Java 用ストレージ クライアント (英語) ライブラリの更新と、.NET 用ストレージ クライアント ライブラリの CTP 向けのソース コード (英語) のリリースも行いました。このバージョンの新機能は以下のとおりです。

  • テーブル用およびキュー用の共有アクセス署名 (Shared Access Signature: SAS) (署名済み URL) – 以前リリースされた BLOB の SAS 機能と同様、アカウント所有者が、細分化された一連のアクセス許可を指定できるほか、テーブルやテーブル範囲、キュー、BLOB、コンテナーといった特定のリソースにアクセスするための URL を発行できます。また、BLOB 用の SAS 機能にも、いくつか小さな改善が加えられました。詳細については、ブログ記事「テーブルおよびキュー用 SAS (Shared Access Signature) のリリースと、BLOB 用 SAS の更新について (英語)」をご覧ください。
  • BLOB のコピー機能の拡張 – ストレージ アカウント間での BLOB のコピーがサポートされ、(アカウント内でも) 非同期処理として実行されるようになります。この機能は今回の新バージョンにて公開されますが、2012 年 6 月 7 日以降に作成されたストレージ アカウントをコピー先に指定した場合のみご利用いただけます。もちろん、同じアカウント内での BLOB のコピー操作は引き続き、すべてのアカウントでご利用いただけます。詳細については、ブログ記事「非同期アカウント間での BLOB のコピーについて (英語)」をご覧ください。
  • BLOB のリース機能の強化 – BLOB コンテナーのリースが可能になったほか、リース期間が無制限になりました。さらに、15 ~ 60 秒間のリースや、リース ID の変更 (コンポーネント間でリース ID を循環させるため) もサポートされます。詳細については、ブログ記事「BLOB の新しいリース機能: 無制限のリース期間、短いリース時間のサポートなどについて (英語)」をご覧ください。

管理機能の強化

Windows Azure 管理ポータルをお使いの皆様にとって朗報なのが、ストレージ アカウント管理に関する以下の改善点です。管理ポータルの改善点の詳細については、ブログ記事「Windows Azure 管理ポータルの新しいストレージ機能 (英語)」の記事をご覧ください。

  • ローカル冗長ストレージの提供 - ローカル冗長ストレージ (Locally Redundant Storage: LRS) オプションが追加されました。ストレージをご利用の方は、これを有効化することで、ジオレプリケーションを無効化できるようになります。ローカル冗長ストレージは、単一の場所 (同一サブ地域内) にある永続的かつ可用性に優れたストレージです。
  • 地理的冗長ストレージとローカル冗長ストレージの切り替え – ストレージ アカウントは、既定で地理的冗長ストレージ (Geo Redundant Storage: GRS) に設定されており、これによってテーブルおよび BLOB データは一次拠点と数百キロ離れた別の拠点の両方に複製されます (ジオレプリケーション)。こちらのブログ記事にも詳しく書かれているように、シナリオによってはローカル冗長ストレージの使用が望ましい場合があるほか、地理的冗長ストレージに比べて 23 ~ 34% お安くご利用いただけます。なお、地理的冗長ストレージの料金設定に変更はありません。ローカル冗長ストレージに切り替えた後に地理的冗長ストレージに再び設定すると、帯域幅に対する一時課金が発生しますので、ご注意ください。ジオレプリケーションの詳細については、ブログ記事「Windows Azure ストレージのジオレプリケーションについて (英語)」をご覧ください。
  • Storage Analytics の構成 – マイクロソフトの分析機能 (指標およびログ) は昨年夏から提供されていますが、今回、REST API 呼び出しのための構成が可能になりました。新しい管理ポータルでは、これらの機能を簡単に設定することが可能です。指標およびログに関する詳細については、ブログ記事「Windows Azure Storage Analytics (英語)」をご覧ください。
  • ストレージ指標の監視 – ストレージをお使いの方は、管理ポータル経由で、お持ちのアカウントで追跡されている一連の指標すべてを監視できるようになりました。


料金改定

先に述べたように、ローカル冗長ストレージの使用をお選びいただくことでコスト削減を実現できます。さらに、ストレージ トランザクションの料金も、10,000 トランザクションあたり 0.01 ドル (0.88 円) から、100,000 トランザクションあたり 0.01 ドル (0.88 円) に値下げされ、実に 90% もお安くなります。詳細については、ブログ記事「Windows Azure ストレージ トランザクションの料金がこれまでの 10 分の 1 に (英語)」をご覧ください。

まとめ

この記事では、Windows Azure ストレージに加えられた数々の改善点をご紹介しました。各改善点の詳細については、関連するブログ記事をご参照ください。また、マイクロソフトでは引き続き皆様からのフィードバックをお待ちしています。新たな機能を快適にお使いいただけると幸いです。

Jeffrey Irwin、Brad Calder

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