Windows 8 デベロッパー センター: Metro スタイル アプリのデザイン、構築、販売に必要なものがすべて入手可能


Windows 8 では、プラットフォームだけでなく、皆さんとアプリ開発情報を共有する方法も完全に刷新されました。9 か月前に開設された Windows デベロッパー センターには、開発を始めるのに必要なすべての情報とリソースが 1 か所に揃っています。開発が初めての場合も、次にすばらしいアプリを作るためのひらめきを求めている場合も、行き詰まったため助けが必要なときも、ここで情報を見つけることができます。

たくさんの開発者と話をしましたが、MSDN ライブラリで適切な情報を見つけるのが難しいというご意見をたくさんいただきました。Windows 8 の開発者向けコンテンツに対して私たちが定めた目標は、まさに適切なコンテンツを必要なときに提供し、多くの情報を含めすぎないということでした。このために、ある機能を構築した方法や理由ではなく、作業を行う方法に焦点を当てました。皆さんは、新しいシナリオや機能について学習し始めるとき、すぐに試してみて、詳しいことは後で学習したいと述べていました。また、たくさんのドキュメントを読むのではなく、すぐに作業に取り掛かりたいという意見もはっきりしていました。新しい Windows 8 デベロッパー センターでは、さまざまな場所にあるドキュメント、ツール、サンプル、他の資産を見つけ出す必要はありません。すべて 1 か所にあります。さらに、検索機能も強化されたので、必要なものが簡単に見つかります。

また、デベロッパー センターでは、開発者でなくても興味深い情報をたくさん見つけることができます。クリエイティブなプロフェッショナルやデザイン エキスパートの方が、デザイン以外の情報は必要としない場合のために、デザインに関するコンテンツだけを集めた "センター内のセンター" が用意されています。design.windows.com にアクセスするだけです。私たちは、"Windows デザインおよびデベロッパー センター" と呼んでいますが、少し長いですね。

構造とナビゲーション

Windows デベロッパー センターは、Metro スタイル アプリ、Internet Explorer、デスクトップ、ハードウェアの 4 つのセクションに分けられています。これらのセクションには、すべて dev.windows.com からアクセスできます。

これらのセクションの構造はすべて似ていますが、見た目より重要なコンテンツの Metro スタイル デザインの原則について見てみましょう。この記事では、Metro スタイル アプリ セクションのみ扱いますが、これはこのブログのほとんどの読者が Metro スタイル アプリに関心を持っているためです。外観は次のようになっています。

  

 

Windows デベロッパー センターの Metro スタイル アプリ ページ

  

ページ上部にあるリンクを使うと、センター内を簡単に移動できます。

  • ホームからはサイトに移動でき、用意されているコンテンツに関する全般的な情報が表示されます。
  • ストアが (間もなく) 利用可能になると、ダッシュボードを使ってサインインし、Windows ストア開発者となることができます。サインアップ後も、このタブを使ってアプリをアップロードしたり、製品利用統計情報にアクセスしたり、世界中のさまざまな市場におけるアプリの状況を確認したりすることができます。
  • ドキュメントは、全般情報、クイック スタート (機能の基本にすぐに慣れることができる実践コンテンツ)、チュートリアル、リファレンスなどのプラットフォーム ドキュメントへのゲートウェイです。左側のナビゲーション ウィンドウを使うと、目的のトピックにすぐにジャンプできます。ジャンプする前に詳しい情報が必要な場合、メイン ウィンドウに詳細情報が表示されています。記事内のナビゲーションと、トピック間のナビゲーションの両方が改良されました。記事のすべてのセクションが表示される "この記事の内容" サイドバーが追加されたので、関心のあるセクションに直接ジャンプすることができます。記事によっては、必要に応じて関連する API もリストされています。
  • Metro スタイル サンプルを見つけて試すには、Code Recipe (英語) を使います。複数のプログラミング言語のサンプルが既に 550 以上 (さらに増加しています) 用意されています。皆さんのサンプルをアップロードし、コミュニティと共有していただくこともできます。
  • ダウンロードには、Visual Studio 2012 Express RC for Windows 8 や SDK などのツールがあります。Visual Studio 2012 Express には、見た目が魅力的なおもしろいアプリをすばやく作成するのに役立つ Blend for Visual Studio も追加されました。
  • サポートを使うと、アカウントに関する技術的なヘルプを参照したり、ダッシュボードでの 1 対 1 のヘルプを依頼することができます。このダッシュボード ヘルプは、Microsoft デベロッパー アカウントをお持ちの方であれば無料で利用することができます。無料のヘルプの範囲を超えるかなり複雑な問題に関しては、エキスパートによるアプリのヘルプを購入することもできます。
  • 最後に、コミュニティ リソースを使うと、他の開発者と話し合うことができます。質問をしたり、他の開発者の技術的な問題をサポートしたり、Windows 8 Metro スタイル アプリ開発に関する最新ニュースを読んだりすることができます。

開発を始める

簡単なオリエンテーションが必要な場合、「Metro スタイル アプリの概要」にアクセスすることをお勧めします。ここでは、Metro スタイル アプリをすばらしいものにする要素について学習したり、Windows 8 開発を体験可能な入門チュートリアルを行ったりすることができます。チュートリアルには、サポートされる 4 つのプログラミング モデル (HTML5 と JavaScript、XAML と C# または VB、XAML とネイティブ C++、DirectX とネイティブ C++) のコード例がたくさん用意されています。既存のスキルやコード アセットを再利用することは、Windows 8 開発の主要な基盤となるため、私たちはデベロッパー センターでその約束を果たすために努力しました。

リソースを入手する

アプリの開発を始めたくて指がうずうずしているかもしれませんが、まずは適切なツールが必要です。デベロッパー センターにアクセスし、ツールをダウンロードします。必ず、Windows 8 SDK、Blend for Visual Studio、プロジェクト テンプレートが含まれている Microsoft Visual Studio 11 Express for Windows 8 をダウンロードしてください。

魅力的な Metro スタイル アプリをデザインするためのサポートが必要な場合、デザイン アセット (英語) をダウンロードしてください。UI のレイアウトに役立つコントロール、レイアウト、コンポーネント、プロジェクト テンプレートが含まれた .psd ファイルが用意されています。

世界市場向けのアプリを作成できる Visual Studio 11 Beta 用の多言語アプリ ツールキットなど、他のリソースもたくさん用意されています。喜ばしいことに、これらはすべて無料でダウンロードできます。

サンプル

私たちはよく、サンプルについてたずねられますが、もっともな理由があります。サンプルは、解決しようとしている問題を他の開発者がこれまでどのように解決したかを示してくれたり、サンプルを独自のアプリの基礎として使ったりすることができます。現在、550 を超える Microsoft 公式サンプルと、他のコミュニティ サンプルがあり、この数は増え続けています。各サンプルには、コンパイルおよび実行方法が付属していますが、特別な手順が必要であればそれも説明されています。それらを一度に入手するには、サンプル ギャラリー (英語) で確認するか、サンプル アプリ パックをダウンロードします。既に 25 万人以上の開発者がダウンロードしました。

必要なサンプルは、プログラミング言語 (JavaScript、C++、C#、Visual Basic) ごと、ソース (Microsoft またはコミュニティ) ごと、テクノロジ (Metro スタイル アプリ、JavaScript、Windows ランタイム、XAML など) ごと、またはトピック (ユーザー インターフェイス、オーディオとビデオ、デバイスとセンサーなど) ごとに検索することができます。

ご自分のすばらしいアイデアを紹介する場合は、サンプルを投稿しましょう。サンプルを評価したり、コメントを付けたり、フィードバックを送ったり、質問したりすることができます。

必要なサンプルが見つからない場合は、リクエストするか、他の開発者がリクエストしたサンプルに投票していただければ、皆さんが望んでいるサンプルをお作りします。コミュニティのご要望に応えてお作りしたサンプルを参照するには、[完了] タブをご覧ください。

アプリの構想からストアまで

ここまでで、すべてのツールといくつかのサンプルを入手しましたので、アプリについて考え始めましょう。しかし、Metro スタイル アプリをすばらしいものとするのは何でしょうか。デベロッパー センターの情報は、構築するアプリの種類、できる限り多くのユーザーを引き付けるために含める情報の種類、アプリのコンテンツを魅力的な方法で見せる方法を決めるのに役立ちます。この情報は、必要になると思われる順番にレイアウトされています。

アイデアから始める

アイデアをアプリに変える方法がわからない場合、まずは Metro スタイル アプリの計画から始めて、手順を追った計画プロセスに従ってください。アプリで何を行うかだけでなく、アプリを最も有利な仕方で掲載する方法、グローバルなユーザーを引き付ける方法、アプリから利益を得る方法など、考えることはたくさんあります。

アプリの UX をデザインする

すばらしいアプリの特徴は、際立ったユーザー エクスペリエンス (UX) です。しかし、アプリを魅力的で興味深いものにすることなどできないと感じるかもしれません。「アプリのユーザー エクスペリエンスのデザイン」には、ナビゲーション、コマンド、タッチ操作のデザイン パターンが用意されています。ゲーム、エンターテインメント、ニュース、生産性向上ツールなど、人気のある Windows ストア カテゴリに関する具体的なヘルプもあります。さらに、Metro スタイル アプリ設計の資産をダウンロードすることもできるので、一から始める必要はありません。また、ユーザーが直観的で使いやすいと感じるように、アプリの使いやすさを評価することもできます。

別のプラットフォームのアプリが既にあるため、デザインし直して Metro スタイル アプリ デザインに合わせる方法を知りたい場合は、ケース スタディをご覧ください。ここでは、Web サイトを Metro スタイル アプリに変換する方法や、iPad アプリを Metro スタイル アプリに変換する方法について説明されています。アプリの見た目の魅力を高めるには、アニメーションの設計に関するビデオをご覧ください。

アプリを開発する

ここまでで、しっかりとしたアプリの概念ができあがりましたので、開発を始めましょう。Metro スタイル アプリの開発に使う言語は決めておられることと思います。多くのページの一番上には、言語選択コントロールがあるので、JavaScript と HTML のコンテンツのみ表示したり、Visual Basic/C#/C++ と XAML のコンテンツのみ表示したりすることができます。各言語のコンテンツは引き続き追加していきますので、お探しのコンテンツがまだない場合は後ほど確認してみてください。

特定の機能に関する情報が必要な場合、よくある使用事例を実際に行って機能について説明するクイック スタートから始めることができます。これらの記事には、すぐに開発を始めることができるたくさんのコードが用意されています。クイック スタートと呼ばれているのはそのためです。主要な各開発モデルのロードマップも用意されており、次に何を行うべきかを判断するのに役立ちます。さらに、多くの場合、機能の使用時のガイドラインとチェック リストも用意されており、アプリが認定に合格し、Windows ストアに提出できるようにするのに役立ちます。最後に、さらに詳しく知りたい場合のために、主要な機能に関する詳細なドキュメントも用意されています。

多くの記事にはコード スニペットがあります。コード スニペットは、皆さんが開発をすぐにスタートするための実例として使用されています。しかし、Visual Studio で簡単に実行することもできます。スニペットの右上端にある [コピー] をクリックするだけで、コードがクリップボードに貼り付けられます。次に、自分のコードに貼り付けます (サンプル コードもこの方法で入手できます)。デベロッパー センターの記事からコードをコピーして貼り付けるときは、必ず適切なエラー処理とデータ検証を含めてください。

code_snippet_test

アプリの構築中、プラットフォームのリファレンス資料一式にアクセスすることもできます。API の詳細については、「Metro スタイル アプリの API リファレンス」を参照してください。

アプリを Windows ストアに提出する前に、パッケージ化する必要があります。パッケージ化するには、Visual Studio を使うのが最も簡単です。詳細については、「Visual Studio を使ってアプリをパッケージ化する」(英語) を参照してください。

アプリが正常に実行され、ストアに提出できるようにするには、アプリのデバッグとテストが必要です。これをすばやく行うことができるように、Windows Metro スタイル アプリのデバッグとテスト (英語) に関するあらゆる情報が用意されています。

アプリを販売および管理する

アプリを開発したら、世界と共有しましょう。アプリを共有する最適なプラットフォームとして、Windows ストアを用意しました。デベロッパー センターでは、認定のためにアプリを提出し、アプリを Windows ストアに掲載するプロセスについて説明されています。アプリをカタログで宣伝する方法がわからない場合は、アプリを試すようにユーザーを引き付ける説明の書き方に関するヒントをご覧ください。アプリをストアに提出する準備が整ったら、「アプリの販売」の手順に従います。ここでは、利用可能な各種ライセンス モデルについてと、各モデルの使用が推奨されるケースについても説明されています。最後に、競争力のある価格を設定する方法や、追加機能を販売するアプリ内販売を追加する方法についても調べることができます。「アプリによる収益の獲得」では、この点がすべて詳細に説明されています。

アプリは、世界中の市場において複数の言語で販売できます。詳細については、「Windows ストアの市場」をご覧ください。

さらに詳細な技術情報が必要な場合

ここまで見てきた内容は、すばらしいアプリの開発を始めるのに役立ちます。しかし、より詳しい情報が必要なこともあります。「概念とアーキテクチャ」では、Metro スタイル アプリ開発の背後にある技術的な詳細について説明されており、アプリを構築するための高度なテクニックが紹介されています。エンド ツー エンドからアプリを構築する方法に関する詳細な調査については、「エンド ツー エンドのアプリ、ゲーム」にガイダンスがあります。

Metro スタイル アプリのホワイトペーパー」(英語) にも優れた詳細な技術情報があります。

行き詰まったときにできること

行き詰まってしまい、問題の解決方法がわからない場合は、コミュニティで他の開発者に助けてもらえる可能性があります。「コミュニティ リソース」には、フォーラムとブログが掲載されています。フォーラムは、質問をしたり、他の開発者とアイデアをやり取りしたり、ヘルプが必要な他の開発者をサポートしたりするのに最適な場所です。フォーラム参加者の多くは、Microsoft のテクニカル サポート チームのメンバーであるため、質問に対する正確な答えをすぐに得ることができます。

この記事のようなブログは、Windows 8 開発に関する最新ニュースを知ったり、フィードバックを行うのに最適な場所です。Windows 8 アプリ開発者ブログ (このブログ) だけでなく、Windows ストア開発者向けブログでは Windows Web サービス チームのメンバーがストアのビジネスについて話しており、Building Windows 8 ブログでは Windows 担当プレジデントの Steven Sinofsky や Windows エンジニアリング チームによる内部スクープをご覧いただけます。

Windows デベロッパー キャンプにサインアップすることもでき、世界中のどこからでも出席することができます。

多くの言語に対応

私たちは、世界中の多くの方が Windows に関心を持っていても、多くの方は英語を読まない点を理解しています。現在、コンテンツとストアが 12 の言語に対応しており、最も重要なコンテンツについてはさらに 12 の言語を追加する予定です。ツールとフォーラムは 10 の言語に対応しており、ブログは 8 つの言語に対応しています。

終わりに

おわかりのように、Windows 8 では皆さんと情報を共有する方法が完全に刷新されました。皆さんがコンテンツを実際に使う方法に特に重きを置き、この点を反映してデベロッパー センターを再編成しました。

デベロッパー センターは静的ではなく、絶えず進化していくサイトです。プログラマーのライターおよび編集者から成る専任のチームが、必要な参考資料や機能の概要を一生懸命に作りましたが、サイトにはさらに多くの情報が追加されます。現在、チームは、複雑なタスクを行うためにさまざまな機能がどのように連動するかを理解するのに役立つシナリオ重視のガイダンスに取り組んでいます。このガイダンスは作成中であり、デベロッパー センターは頻繁に更新されるため、引き続きご注目ください。

コンテンツが使いやすくなったことを実感していただければさいわいです。フィードバックをお待ちしております。

-- Windows シニア エディター Marzena Makuta

Keith Boyd 氏のご協力に感謝いたします。

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