KB解説: 963104 ~ SD-Video のアスペクト比がおかしい!


 

こんにちは。わび~です。


このシリーズでは、最近公開されたサポート技術情報(KB) を解説します。


 


本日のお題は KB963104 です。


対象は Windows Vista Home Premium / Ultimate RTM SP1 で、SP2 で修正予定です。


 


The incorrect expected aspect ratio is displayed when you play MPEG-2 video content that is standard definition-compliant on a Windows Media Player on a Windows Vista-based computer


 


これは SD-Video 規格準拠のアスペクト比 16:9 MPEG2ビデオを再生すると、アスペクト比がおかしい(4:3 になってしまう)というものです。


MPEG2 ビデオのビットストリームの中には sequence_display_extension と呼ばれるデータがありまして、ここにSD-Video 規格で使われるディスプレイアスペクト比(DAR) の情報が格納されているのですが、Windows Vista Home Premium / Ultimate に入っている Microsoft MPEG-2 Video デコーダ DirectShow フィルタがこのデータを正しく扱わないため、このような問題が発生しています。


この問題は、このMPEG2 デコーダフィルタを使って再生するすべての DirectShow アプリケーションで発生します。Windows Media Player 11 (WMP11) も該当します。


回避するためには上記 KB から入手可能な修正モジュール(Hot Fix) を適用してください。


 


この案件は原因の特定にはさほど時間はかかりませんでした。


しかし対象がMPEG2 デコーダで、これはいわゆる大人の事情が絡むため修正が大変難しいDLLなのです。映像産業の力とはとても強いものなのだなぁといつも思います。


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