IIS Media Pack 1.0 を使ってみよう!(1)

こんにちは、はらだんです。先月末から今月はじめまでアメリカに出張に行っておりました。シャーロットからシアトルに移動した次の日はスーパーボールの日でした。かの国では紅白とか箱根駅伝くらいみんなが見るものらしいです。USチームのマネージャも毎年パーティをやっているそうです。Tech Ready(*)の会場の大スクリーンで見ていました。アリゾナとピッツバーグの試合で、最後のほうでアリゾナが逆転、さらに最後の30秒ほどでピッツバーグが逆転と激しく盛り上がっていました。点が入ると会場に来ている米国のエンジニア達が大喜びで、私のほうを見て「今の見たか?アンビリーバボー!」と話しかけてきました。

さて、IIS 7.0 の拡張機能の Media Pack 1.0 の話です。来年あたりスーパーボールはこれでHD画質配信されるのではないでしょうか。

動画配信というと従来 Windows Media Services から配信を行っていましたが、IIS 7.0 からは Media Pack という機能拡張をインストールすることでコンテンツ配信が行えるようになりました。IIS 単独で動画配信ができるようになります。対応するコンテンツのコンテナも WMV、FLV、MP4 など 11 種類にもなります。

 

現在の主な機能は以下の2つです。

・ビットレートスロットリング
コンテンツの配信スピードの制御を行うことができます。

・Webプレイリスト

 コンテンツをどのようにユーザーに提供するのかコントロールします。

Windows Media Services 9 との比較:

IIS Media Pack 1.0

Windows Media Services 9

プロトコル

HTTP

RTSP / HTTP

配信方式

プログレッシブダウンロード

ストリーミング

動作環境

IIS 7.0Windows Server 2008

Windows Server 2003,Windows Server 2008

今後さらに機能が増えていく予定になっています。現在同ページにてアナウンスされている次回追加機能スムーズストリーミングはストリーミングのビットレートをクライアントの回線品質に合わせてシームレスに変化させる技術です。もちろんこれに対応したコンテンツが必要となり Expression Encoder 2 SP1 で作成が可能です。

 

スムーズストリーミングはここで体験することができます。

次回以降環境を作成していきたいと思います。

Media Pack 1.0 ダウンロードサイト

ダウンロード 32bit版

ダウンロード 64bit版

~先週末スポーツジムなるものに行って風邪を引いたような気がするはらだん~