Release Management の一般提供を開始
本記事は、マイクロソフト本社の Microsoft Application Lifecycle Management の記事を抄訳したものです。【元記事】 Announcing general availability of Release Management 2016/11/16 |
このたび、Visual Studio Team Services の Release Management の一般提供が開始されました。Release Management は Team Foundation Server 2017 でも使用できます。
マイクロソフトは、Release Management のパブリック プレビューを開始して以来、継続的に新機能を追加 (英語) してきました。このサービスは非常に多くのお客様にご利用いただき、製品改良の参考となる貴重なご意見を多数いただいています。
Release Management は DevOps に不可欠な要素であり、高品質なソフトウェアを速いペースで継続的に提供するうえで重要です。Release Management では、開発環境、テスト環境、ステージング環境、運用環境といった複数の環境へのアプリケーションのデプロイやテストを自動化することが可能で、あらゆるアプリケーション プラットフォームにデプロイし、オンプレミスまたはクラウドをターゲットにすることができます。
Release Management はクロス プラットフォーム対応で、Java から ASP.Net や Node.js まで、さまざまな種類のアプリケーションをサポートします。また、各種 ALM ツールとの統合やリリース プロセスのカスタマイズも可能です。たとえば、Release Management を Jenkins や TeamCity のビルドと統合したり、GitHub から入手した Node.js のソースをアーティファクトとして直接デプロイしたりできます。また、あらかじめ用意された自動化タスクを使用するか、ニーズに応じてカスタムの自動化タスクや拡張機能を作成して、デプロイメントをカスタマイズすることもできます。
自動デプロイメント
Visual Studio Release Management では、複数の環境にわたるリリース パイプラインを設計、自動化し、任意のプラットフォームやアプリケーションをターゲットにすることができます。リリースのタイミングは、ビルドの用意ができた時点で実行することも、スケジュールを設定することもできます。パイプラインの自動化により、市場投入までの期間を短縮できるほか、ユーザーからのフィードバックにも迅速に対応できます。
承認ワークフローの手動または自動承認
開発/テスト環境では承認を完全に自動化し、運用環境では承認を手動で行うといったように、デプロイメントを事前に承認するか、後から承認するかを容易に構成できます。承認は自動で通知されるため、チーム メンバー全員がリリース状況を把握し、共同作業を行うことができます。また、リリースや承認の監査にも完全に対応しています。
リリースごとに品質を向上
リリースにはテストが不可欠です。リリース時の信頼性を向上するために、確認が必要なすべての項目に関して、パフォーマンス テスト、A/B テスト、機能テスト、セキュリティ テスト、ベータ テストなどのテスト タスクを構成できます。[Manual Intervention] を選択すると、自動化されたフローを追跡し、手動でテストを実施することもできます。
Azure へのデプロイが容易
Release Management では、Azure へのデプロイに関して、組み込みのタスクと簡単な設定により、リリースを非常に容易に構成できます。Azure Web Apps、Docker コンテナー、Virtual Machines などにデプロイできるほか、VMware、System Center Virtual Machine Manager、その他の仮想化プラットフォームで管理されているサーバーなど、幅広いターゲットにデプロイできます。
エンドツーエンドで追跡
リリースにおいて追跡可能性は非常に重要です。各環境のコミットや作業項目など、リリースやデプロイメントの状態を追跡することができます。
詳細については、Release Management (英語) のドキュメントを参照してください。
Visual Studio Team Services で Release Management を試用する場合はこちらのページ (英語) にアクセスしてください。
ご不明な点やご意見、フィードバックがありましたら、Gopinath.ch (アットマーク) microsoft (ドット) com までご連絡ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Gopinath
Release Management チーム
Twitter: @gopinach