Windows Bridge for iOSのオープン ソース化


※本ブログは Building Apps for Windows "Open Sourcing the Windows Bridge for iOS" の抄訳です。

190 か国以上で、無料でアップグレードできる Windows 10 をリリースし、10 億台のデバイスを Windows 10 とユニバーサル Windows プラットフォーム (UWP) にアップグレードするための大きな第一歩を踏み出しました。また、ユニバーサル Windows アプリの作成や申請に使用する Windows SDK や付属ツールも提供しました。Windows 10 では新しい API を導入し、アダプティブ UX、ナチュラル ユーザー入力、クラウド ベースのサービスを介してアプリをより個人向けに設定する処理の大半を実行するプラットフォームを構築しました。また、開発者が、既存の iOS、Android、Web、デスクトップPCのコードやスキルセットを Windows ストアで利用できるように、一連の “Bridge(ブリッジ)” テクノロジも導入しました。この記事では、その最新情報を紹介します。

この度、開発初期段階の Windows Bridge for iOS (旧称、Project Islandwood) をリリースしました。製品版のリリースは今秋を計画していますが、オープン ソースのコミュニティでは現時点の Bridgeをご利用いただけます (製品版の Bridgeで、近日公開予定の Visual Studio 2015 Update に付属する新しいツールの機能を活用できるように、このようなスケジュールを予定しています)。今秋までは、コードについて関心とフィードバックをお寄せいただき、開発にご参加いただきたいと考えているため、オープンな状態で開発を行います。

MIT ライセンスの下、オープン ソースのプロジェクトとして Windows Bridge forを公開しています。iOS 開発者が Windows でアプリを簡単に作成して実行できるようにすることがプロジェクトの目標ですが、現在のリリースは未完成の状態であることに注意してください (Build カンファレンスで実演した一部の機能は、まだ準備中であったり、試作段階です)。とはいうものの、興味や関心をお持ちの方には、ぜひ Windows Bridge for iOSを確認して、マイクロソフトが開発を進めているものとアプリの要件を比較していただければさいわいです。また、熱心な方については、コミュニティの寄稿者としてソースコード、テスト、バグ レポート、コメントを提供してプロジェクトに貢献していただければさいわいです。iOS 用の Windows ブリッジの開発には、どなたでもご参加いただけます。

Salmaan Ahmed が iOS 用の Windows ブリッジに関する詳しいブログ記事 (英語) を投稿し、コンパイラ、ランタイム、IDE の統合、ブリッジの真否について説明しています。それから、現在、Windows Bridge for iOSのソースコードは GitHub からダウンロードできます。Windows Bridge for iOSは、x86 や x64 プロセッサ アーキテクチャ用に作成された Windows 8.1 アプリと Windows 10 アプリの両方をサポートします。マイクロソフトでは、コンパイラの最適化機能と ARM のサポートを追加して、モバイルのサポートを強化しています。

Build カンファレンスで発表があった他の Bridgeに関する最新情報を紹介します。Windows Bridge for Web アプリWindows Bridge for Web アプリ (旧称、Project Westminster) が、Windows 10 と Visual Studio 2015 のリリースで利用可能になりました。最近、Kiril Seksenov が Windows Bridge for Web アプリに関するブログ記事 (英語) を投稿し、Windows レベルで行われていること、Bridge が機能するしくみ、ホストされた Web アプリについて詳しく説明し、一般的な質問に答えています。

現在、Windows Bridge for Android (旧称、Project Astoria) は、招待を受けた方のみが利用できるテクニカル プレビュー版として公開しています。毎週、招待する開発者の数を徐々に増やしており、プレビュープログラムの門戸を拡大し続ける予定です。早い時期からお待ちいただいているすべての方が 8 月末までにプログラムに参加できるようにすることを目標としています。また、今秋には、Bridge for Androidのパブリック ベータ版をリリースする予定です。先行利用の順番待ちリストに登録するには、こちらから登録フォームをご利用ください。

Windows Bridge for Androidの開発を進めることで、Android コミュニティで使用されるオープン ソースのプロジェクトにも貢献しています。マイクロソフトは変更を申請して、ANGLE の機能向上に寄与しました (ANGLE は OpenGL から DirectX への変換機能を提供します)。これらの変更は Google によって受け入れられ、ANGLE のパフォーマンス向上や、DX の機能レベル 9.3 との互換性向上に役立ちました。

従来の Windows アプリケーション用の Windows ブリッジ (旧称、Project Centennial) を使用すると、既存の .NET や Win32 ベースの Windows アプリケーションをパッケージ化して Windows ストアで公開することができます。このブリッジは、来年のテスト目的の一般公開に向けて準備を進めています。

ぜひ、Windows Bridge for iOSを確認して、Windows 10 と開発者ツールをインストールしてみてください。私たちのチームは皆様からのご意見をお待ちしています。足りないと思う機能があれば、ご一報ください。また、開発者の皆さんが Windows ストア向けにどのようなアプリを作成しているのかについて非常に興味がありますので、@WindowsDev 宛てに英語でツイートしてください。

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