[アーカイブ] Visual Studio 2012 四半期単位の定期的な更新のCTPが公開されています
<オリジナル投稿 2012年10月9日 本ポストの情報はオリジナル投稿時点のものです。マイクロソフトの正式な見解や製品の仕様を保証するものではないことをご了承ください。>
TFS 2012 を含む、Visual Studio 2012 の3か月単位での機能拡張の更新の CTP = Customer Technology Preview が公開されています。
Visual Studio 2012 Update 1 CTP 3 (日本語)
こちらから、入手できるのは、
- Visual Studio 2012 全エディション (Ultimate/Premium/Professional/Test Professional/Team Explorer/Express) の更新 (CTP)
- TFS 2012 の更新 (CTP)
- TFS Express 2012 の更新 (CTP)
- IntelliTrace Collector (CTP)
です。
要するに、Visual Studio 2012 を使っている方々全員にとって何らかの更新のメリットを感じていただけます()。
英語版のみの提供として、こちら にて Remote Tools も提供されています。また、MSDN サブスクリプション会員には、エージェント (Test Controller, Test Agenet) も英語版のみですが、入手が可能です
CTP ですので、まずは先行して試すことができること、フィードバックをいただきたいことが中心となります。四半期単位でのアップデートを提供する(Visual Studio の継続的な価値提供のカタチ)ので、12月までには RTW されるのではないでしょうか(個人的な憶測)。
フィードバックは、以前にもご紹介した Visual Studio 2012 フィードバックツールが便利です。
※ CTP は、実開発環境への導入をおすすめするものではありません。
すべてをご紹介はしませんが、いくつかをピックアップしてここではお伝えします。
大まかに何がうれしいのか
以下の開発のシナリオの強化がなされています。
- アジャイルなチームの支援: スクラムのサポートに加えて、Team Foundation Service Preview で先行して提供した Kanban ボード(プロダクトバックログ項目のためのボード)とチャートが提供されます。
- 継続的な品質の作りこみ: 手動テストの強化として、コードカバレッジの収集が可能になります。また、ブラウザをまたがったコード化されたUIテスト (CUIT: Coded UI Test)、テストケース管理をブラウザから実施可能 (TFS Web Access)
- SharePoint 開発の強化: 動的ページ生成の多い SharePoint でのロードテストとコード化されたUIテストが可能になります。
- Windows 開発の強化: Windows 8 ストアアプリ開発の改善、強化と C++ の Windows XP 対応など
Visual Studio 2012 の新機能
- Windows XP をターゲット対象にしたビルドが可能に (詳細はこちら)
※C++ のラインタイムと対応プラットフォームのマトリックスもあります。 - マネージ/ネイティブの混在するWindowsストアアプリのデバッグ
- IntelliTrace コレクションの SharePoint 対応
- JavaScript のメモリ プロファイリング
- テストエクスプローラーでの単体テストのグループ化とフィルターの強化
- コードマップ
- IntelliTrace の System Center 連携強化
※詳細は、こちら
Test Manager と Visual Studio 2012 のテスト関連の新機能
- APS.NET アプリの手動テストでのコード カバレッジデータの収集
- テスト スイートの階層構造クエリ (Test Manager)
- テストケースのプロパティ情報(変数データ)のテストランナーからの編集
- コマンドラインでのテストスイートとテストケースのコピー
- TFS Web Access: テスト計画とテストケースの閲覧と編集
- TFS Web Access: 手動テストの実行とバグの起票
- SharePoint 2010 アプリのコード化されたUIテストの作成
- コード化されUIテストの使用感の向上
- 手動テストでの一時停止と再開のサポート
- テスト結果をコマンドラインからTFSへ発行する機能
- SharePoint アプリのロードテストをサポート
テスト機能は、大幅な強化です!Web から手動テストまでできるようになります。
Team Foundation Server の新機能
- TFS Web Access の操作性の大幅な強化。先行して Team Foundation Service Preview で提供している機能改善を盛り込んだ。
- ソース管理の操作感を強化
- TFS Web Access: タスクボードでタスクのD&Dによるストーリーへの割り当て機能
- TFS Web Access: リンクと添付ファイル数の明示
- TFS Web Access: D&D によるクエリのフォルダ移動
- ソース管理での 260 Char を超えるパス名のサポート
Visual Studio 2012 更新のインストール
普通に適用できます。
Web インストーラーになっていますので、ネットにつながる環境で実施してください。