[アーカイブ] Visual Studio 11 Beta 地味だけど大切な IDE の進化


<オリジナル投稿 2012年3月30日 本ポストの情報はオリジナル投稿時点のものです。マイクロソフトの正式な見解や製品の仕様を保証するものではないことをご了承ください。>

この投稿は、プレリリース版について言及しています。ここに記載している内容は、現時点でのみ有効であり、今後変更される場合もあります。あらかじめご了承ください。 対象: Visual Studio 11 Beta

Visual Studio 11 Beta では、IDE の進化も忘れてはいけません。ここではその中で代表的なものをピックアップしてお伝えします。

■UI を刷新

Visual Studio 2010 で WPF ベースになって刷新されたわけですが、次の進化は、これです。
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全体的に落ち着いたスタイルになります。また、切り替えることで、「淡色」から「濃色」に切り替えることができます。
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この進化についてはいろいろな議論がありますが、私自身は、「慣れればこれはすごくいい進化だ」と思っています。マイクロソフトでの開発では、エンドユーザーからのフィードバックを継続的に取り入れる仕組みも習慣もあります。Visual Studio でいうとエンドユーザーは、開発者をさします。
必要に応じて、開発者とフィジビリティスタディやフィードバックラボを開催して、意見をもらっているのですが、この結果もこのUIには反映されています。
では、このUIの何がいいのか?というと、以下になります。

■関心ごとに注力できる

全体的に色を落ち着かせているということは、逆に言うと、フォーカスしたいポイントが際立つということになります。一番、わかりやすい例をご紹介しましょう。
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これは、単体テストエクスプローラーという Visual Studio 11 から新たに投入された機能です。包括的に単体テストをバックグラウンドで実行し、常に結果を表示してくれます。また、未実行の単体テストだけとか、失敗したテストだけ、成功したテストだけ・・・とフィルタもかけることができます。
このように、レッド/グリーン/リファクタの、レッドとグリーンがとても際立ちます。同じく、ソリューションエクスプローラー上も、ファイルのロックや編集状態が際立っています。
もう一つ、例をご覧いただきましょう
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これは、コードレビュー時や、コードレビュー後の結果を見ていることです。どこをどう変更したのか、そのときにどんなコメントのくれたのかそこに注力できます。この表示は、差分表示でも同様です。

■開いたファイルを整然と(履歴追跡)

IDE の進化として、無数に開いたファイルとどう付き合うのかは重要です。イライラのものですから。
Visual Studio 11 では、従来のタブ切り替えにより自然な流れを導入します。それは、開いたファイルの履歴を戻れることをさします。
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移動した順に履歴が残りますので、そこから戻ればさっき見ていたところを見れるというわけです。

■プレビュー

開発やっていると編集したいファイルと参照したいファイルがあります。ちょっと見るだけといったものです。今までは、編集するファイルも、参照するファイルもまずファイルを IDE 内で開くわけです。あたりまえですね。Visual Studio 11 では、ソリューションエクスプローラーが進化していて、開かなくても、マウスシングルクリックで選択するとプレビューとして表示してくれます。
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プレビューの場合は、タブに色がついていてかつ、タブが右側に配置されているのですぐにわかります。
これはシングルタブなので、フォーカスを別のファイルにかえると瞬時にそのファイルが表示されて見えます。
プレビューなのですが、編集したければ、できます。そのまま編集をはじめると、プレビュータブから通常の編集可能なタブに切り替えてくれます。
便利ですね。

■ソリューションエクスプローラーで迷子にならない

ソリューションが多いければ大きいほど、ファイルも階層も増えますので、複雑になります。開発しているといろいろな(Visual Studioの)プロジェクトを行き来しなければならないくなります。そこでこれ!
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特定のプロジェクトや、フォルダの中だけにフォーカスしたい!といった場合は、「Scope to This」で、以下のように!
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フォーカスできます。もちろん、ソリューションエクスプローラーの「戻る」ボタンで、元に戻れます。じゃんじゃん Scope to This してシンプルな開発ライフを送れるようになります。

■ソリューションエクスプローラーは複数持つ時代に

そしてもう一つ、Visual Studio 2010 では、マルチモニタなどの対応で、ファイルエディタ部分を IDE の外に持ち出せるようになりました。Visual Studio 11 では、さらにそれを進化させて、ソリューションエクスプローラーを複数もつことができます。
先の例を進化させることができるわけです。たとえば、「今から二つの(Visual Studioの)プロジェクトにまたがる修正をしなければならない。両方をすっきりと2つの画面に表示しながら開発したい」というケースです。こうなります!
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この左側、右側にあるのは二つのVisual Studio を起動しているわけではなく、1つの Visual Studio でソリューションエクスプローラーのインスタンスを2つ作っていることになります。

■ソリューションエクスプローラーで検索

ソリューションエクスプローラーにも検索窓が付きました。
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ここで検索すると複雑なファイル構成であっても目的にたどり着きやすくなります。
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もちろん、先に紹介したプレビューで内容も見れますし、プレビュー、エディタについても検索性が向上しています。検索したいワードを選択して、Ctrl+Fで検索できます。
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いかがでしょうか?
Visual Studio 11 Beta 注目してほしい機能~その可能性~その4 として紹介したチームエクスプローラーの進化とともに、開発者のノイズを除去し、本業に専念できる環境を作ってくれます。逆にいうと、この辺で、言い訳はもうできなくなりますねw

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