[アーカイブ] Visual Studio 11 Beta 注目してほしい機能~その可能性~ その2


<オリジナル投稿 2012年3月5日 本ポストの情報はオリジナル投稿時点のものです。マイクロソフトの正式な見解や製品の仕様を保証するものではないことをご了承ください。>

この投稿は、プレリリース版について言及しています。ここに記載している内容は、現時点でのみ有効であり、今後変更される場合もあります。あらかじめご了承ください。
対象: Visual Studio 11 Beta

■Microsoft Test Manager | 探索的テスト
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Microsoft Test Manager (以下、MTM または、Test Manager)は、Visual Studio 2010 から新しく登場したテスト専用のツールです。Visual Studio IDE が開発者のすぐれた体験をサポートするツールとすると、MTM は、テスト担当者のすぐれた体験をサポートするツールという位置づけとなります。
これら、Visual Studio、Test Manager で行われた活動は、Team Foundation Server (以下、TFS) にほぼ自動的に収集され、次の作業への引き継ぎや再利用、透明性と追跡可能性の確保に役立てられるのは、Visual Studio 2010 から変わりありません。
Visual Studio 11 Beta での MTM には、さらに、テスト担当者の熟練の技と経験が活かせる、探索的テストが機能としてサポートされます。
■探索的テスト
探索的テストも、今までの手動テストと同様なアプローチと操作感で実施することができます。探索的テストの実施は、2つのアプローチから行えます。
方法1. テスト計画時に作成
テスト計画時に、あらかじめテスト対象を操作してみて、テストケースを生成するという利用方法が可能です。「テスト計画」呼び出すだけです。
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[探索 (X)] をクリックすると UI が変形します。
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Test Manager 2010 の手動テストの実行と同様な形で作業が行えます。また、上図のように、11 Beta では、操作をビデオ記録するだけでなく、音声も収集できるようになっています。熟練のテスト担当者の「ぼやき」もナレッジとして収集ですw
フリーテキストで、メモを残していくことができます。何を実行したのか、何の目的で行った操作なのか、テストしながら記録していけます。
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画面ショットの収集は、いたってシンプルです。
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をクリックして、残したい領域を選択するだけです(もちろん、画面全体とかも収集できます)。
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バグを見つけたら、
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にて、バグを一瞬で起票できます。
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バグ情報には、今まで実施した操作ステップ、ビデオ記録(音声も)、システム情報などが自動で登録されます。操作ステップは、この時点で編集ができますので、無駄な動きを取り除き、開発者に伝達ができます。
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ワンクリックで、操作ステップの編集へ。
そして、このままテストケースの作成まで行えます。
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バグとテストケースを保存すると、
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といった感じで、操作メモの中に、そのバグとテストケースへのハイパーリンクも自動で記録されています。
実施した探索的テストは、後からもちろん、閲覧と追跡が可能です。
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作成したテストケースは、テスト計画の中に盛り込まれ、以後、テストとして確実に実施されていくことになります。
image テスト計画
image テスト実行
テストケース化したものは、1回目のテストは、手動で行う必要がありますが、2回目以降は、自動実行することができるようになります(Fast Forward Testing: Test Manager 2010からある機能)。
■テスト実行時に行う探索的テスト
テスト計画ではなく、テスト実行時にももちろん、探索的テストを実行でいます。
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こちらは、プロダクトバックログ項目(要件、ユーザーストーリー)の単位で探索テストを行いやすいです(上述のテスト計画でももちろん、こららの単位で探索的テストを行えます)。
操作方法は、上記と同じです。過去の探索的テストの状況も [テスト(実行)] では一覧化されます。
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こちらでは、過去のテスト実行の分析結果、バグの追跡もタブ切り替えでおこなえますので、これらの状況を踏まえたピンポイントな探索的テストを実行しやすいですね。
■テスト自動化をさらに促進する
さて、一度手動で実行したテストは、2回目以降、自動実行可能であることは前述しました。これをさらに、単体テストのフレームワークで自動実行できるように、コード化されたテストにすることができます。このコードは、特殊なスクリプトではなく、製品コードとまったく同じプログラミング言語で記述されたコードです。
したがって、開発者が Visual Studio から容易に実行することができます。そして、継続的インテグレーションで実行することもできます。テスト環境にデプロイしたら、即時に全テストを自動実行することだってできます(これらはすでに、 Visual Studio 2010 で提供済みの機能です)。
この流れの中に、探索的テストも組み込むことができるというわけですね。Visual Studio 11 Beta の可能性を感じていただければ幸いです。
さて、この辺りのソリューションについては、JaSST’12 Tokyo でも Actionable Bug としてお伝えしました。TFS のある開発・テスト環境では、関心ごとに注力ができます。
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テスト担当者のテストを開発者が、開発者テストをテスト担当者が利用し、エコサイクルを回して、常にテストがパスしている健康な状態を維持する方法についても紹介しました。
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そして、Developers Summit 2012 (デブサミ)では、探索的テストも含めたエコサイクルについて紹介しました。
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ぜひ、Visual Studio 11 Beta を評価してみてください。
JaSST’12 Tokyo セッション資料
デブサミ 2012 セッション資料

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