[アーカイブ] 意外と知らない TFS のデータウェアハウスを手動で更新する方法 [Advent 12/10]

<オリジナル投稿 2012年12月10日 本ポストの情報はオリジナル投稿時点のものです。マイクロソフトの正式な見解や製品の仕様を保証するものではないことをご了承ください。>

TFS のデータウェアハウスは、定期的に更新されています。これを手動で更新する方法をご紹介しましょう。
これを更新しておくことで、TFS のレポート機能や、Excel レポートで最新の情報を利用することができるようになります。
なお、TFS Web Access のベロシティや累積フロー、スプリント バーンダウンチャートは、このデータウェアハウスを使っていませんので、常にリアルタイムな情報でグラフが生成されています。
更新するには、TFS のサーバーにて、以下の URL にアクセスします。

https://localhost:8080/tfs/TeamFoundation/Administration/v3.0/WarehouseControlService.asmx

アクセスすると、下記のページが表示されます。
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ここでは、いろいろな操作を Web サービスから実行したり、状況を把握したりすることができます。
データウェアハウスを更新するには、二つの Web サービスを順に実行します。

  1. ProcessAnalysisDatabase
  2. ProccessWarehouse

ProcessAnalysisDatabase

こちらで Analysis Services の処理をキックします。値として指定できるのは、「Full」または、「Incremental」です。
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処理結果で true が返ってくればキック成功です。
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ディスクがガリガリとアクセスし始めるのでわかると思います。また、大きな処理(大人数でチェックインなどを繰り返すなど)をするタイミングでこれをやるとサーバーに負荷がかかることになりますので、気を付けてください。

ProcessWarehouse

前の処理が終わったら、次に行うのがデータウェアハウスの更新です。
「collectionName」 に、チームプロジェクトコレクション名を入力すればとりあえずOKです。
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こちらも結果が true であれば、OK です。
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これでデータウェアハウスを更新することができました。レポートなど開くと更新されていることがわかります。
さて、これをコマンドラインからさくっと行ってしまうツールを作った人もいます。

Refresh TFS Warehouse, Cube and Reports on demand

そのほか、タスクトレイに常駐して任意のタイミングで更新できるツールもあったはずです(失念w)

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