[アーカイブ] TFS Express 2012 with Update 1 をセットアップする [Advent 12/5]


<オリジナル投稿 2012年12月5日 本ポストの情報はオリジナル投稿時点のものです。マイクロソフトの正式な見解や製品の仕様を保証するものではないことをご了承ください。>

Visual Studio 2012 Update 1 のリリースと共に、Team Foundation Server (TFS) 2012 も with Update 1 を提供開始しましたが。もちろん、TFS Express 2012 にも Update 1 が来ています。
*TFS Express は ALM のエントリーレベルの製品で、無償提供されています。エントリーレベルと言っても、バージョン管理、タスクやバグの追跡管理、自動ビルドを行えます。
さて、今回のエントリーは以前にも書きましたが、最新のバージョンで、TFS Express をセットアップする手順を書きましょう。
なお、TFS Express を選択すべきか、TFS を選択すべきかの指針ですが、私の意見を過去に書いていますので、参考にしてくだされば幸いです。

TFS Express 2012 with Update 1 を入手する

以下からダウンロードすることができます。

TFS Express 2012 with Update 1

※IE で開くと時間がかかることがあるようです。少し待つと、ダウンロードリンクがあるページが展開されます。
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お勧めは、ISO でのダウンロードです。

TFS Express 2012 with Update 1 をインストールする

ISO の場合は、Windows 8 だと、OS 標準機能で、マウントすることができます。
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tfs_express.exe を実行します。
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私の環境では、1分少々で終わりです。

TFS Express 2012 with Update 1 を構成する

インストールが終わると「構成センター」が起動してきます。
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TFS アプリケーションサーバーをセットアップしましょう。
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既定のポートは、「8080」です。変えたい場合は、ここで変えましょう。リポジトリである SQL Server Express は自動でセットアップされますので、事前にインストールしておく必要はありません。
次のプロセスでは、チェックプロセスが走ります。問題があった場合は、構成を実行する前に、知ることができます。たとえば、
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といった感じで、問題個所を教えてくれ、対処方法も教えてくれます。
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あとは、待つだけです。
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だいたい、3分から5分くらいで完了です。
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すでに、URL がありますが、こちらから TFS の Web インターフェイスである 「TFS Web Access」 にアクセスできます。
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TFS Express 2012 with Update 1 のビルドサービスをセットアップする

TFS Express には、バックログ項目、タスクやバグ、テストケースの追跡管理ができる作業項目管理と、ソースコードのバージョン管理、自動ビルドとビルド管理が利用できます。もちろん TFS の特徴であるこれらの追跡可能性 (トレーサビリティ) が半自動的に関連付けされますので、いろいろなツールを組み合わせてがんばっている現場は、TFS/TFS Express/TFService の検討もしてもいいかもしれません。
で、そのための自動ビルドのサービスをセットアップしてみましょう。これは、TFS Express のアプリケーションサーバーと同一でも、別マシンでも構いません。
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自動ビルドのためには、「ビルド コントローラー」が最低一つ、「ビルド エージェント」が一つ以上あればいいです。
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ビルドサービスを起動するユーザーは、後で変更することもできますが、フォルダの編集権限などはこのユーザーに対して行う必要がありますので、ご注意ください。また、自動 UI テストも自動ビルドで実行する場合は、「対話型モード」でビルドサービスを起動する必要があるため、ビルトインのユーザーではなく、デスクトップで対話できるユーザーアカウントを指定する必要があります (ビルドサービス設定でいつでも設定できます)。
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こちらも、事前チェックがありますので、問題を検知した場合は、指示に従い修正しましょう。
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こちらは、10秒程度で終わります。簡単ですね。
「Team Foundation Server Express 管理コンソール」を見るとこの環境では、ビルドコントローラーとエージェントが1つずつ稼動しているのがわかります。
ちなみに、「対話型モード」で実行する場合は、サービスの「プロパティ」のリンクをクリックします。
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「サービスを停止して」リンクをクリックしたのちに、「サービスを対話的に実行」にチェックを入れます。[開始]ボタンでサービスを起動します。
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チームプロジェクトの作成をする

TFS Express をセットアップできたら、チームの器であるチームプロジェクトを作成します。
ちなみに、TFS/TFS Express には管理概念が階層化されています。ざっくりわかりやすく示すと以下のようになります。

    • チーム プロジェクト コレクション
      最上位の概念です。リポジトリの単位と思ってください。この単位で SQL Server に DB が構築されます。
      各種の情報をプロジェクトをまたいで参照したい場合は、基本的に一つのチーム プロジェクト コレクションに閉じるようにするといいです。
      • チーム プロジェクト
        チームの単位です。この単位で、作業項目/ソースコード/ビルドに対して統合的に把握ができると思ってください。これを作らなければ、TFS を使うという状況にはなりません。
        • チーム
          TFS 2012/TFService から出て来た出て来た概念です。チームプロジェクト内に複数のチームを構成できます。今までだと、「区分」で切り分けていたところを明示的な「チーム」として扱うことができるようになりました (便利です)。

チームプロジェクトの作成は、Visual Studio 2012 から行います。ちなみに、Team Foundation Service (TFService) は Web ポータルからも作成することができます。
この辺については、以前にも書いていますので、そちらもご覧ください。
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「チームプロジェクトに接続」をクリックして、TFS Express のホスト名を登録します。
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次に、「新しいチームプロジェクトの作成」をクリックします。
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チームプロジェクト名を入力します。後で変更できませんので、慎重に決めてください。
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TFS では、プロセスのテンプレートを設定することで、開発プロセスに則った運営を行えるようになります。標準で搭載しているのは、以下の3つです。

  • Microsoft Visual Studio Scrum 2.1
    Scrum での運営に最適化されたプロセステンプレートです。
  • MSF for Agile Software Development 6.1
    Microsoft Solutions Framework のアジャイル開発向けに最適化されたプロセステンプレートです。
  • MSF for CMMI Process Improvement 6.1
    Microsoft Solutions Framework の CMMI のチェックポイントを加味したプロセステンプレートです。

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完全に新規であれば、「空のソース管理フォルダーを作成する」でOKです。既存の開発リソースに対して、新たなチームプロジェクトを作成する場合は、「新しいソース管理の分岐を作成する」を選択し、分岐 (ブランチ) 元を指定することもできます。派生開発などで重宝します。
[完了] をクリックしてしばらくするともうチームで使える環境が整います。
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さて、ここからが、プロジェクト運営!

ここからは、今までに書いていますのでそちらをご覧ください。MSDN ライブラリよりわかりやすいと好評ですw

TFS 2012 プロジェクトのはじめ方 ~新TFSスクラム プロセステンプレート紹介つき [1/2]
TFS 2012 プロジェクトのはじめ方 ~新TFSスクラム プロセステンプレート紹介つき [2/2]

Eclipse / コマンドライン で Linux や Mac 上での開発も OK!

「TFS は .NET 用でしょ?」とか、「Windows 専用」とか思われがちですが、そんなことはありません。あらゆる開発シーンで活用してもらえるようにデザインされています。ということで、以下も参考にしてください。

ひとり気ままな Advent Calendar 一覧:
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