Web アプリケーション開発をさらに強力に支援 ~ ASP.NET および Web Tools 2012.2 をリリースしました。
近年のアプリケーション開発において重視されている価値の一つに、「ユーザーに対し継続的に価値を届ける」、ということがあります。
アプリケーションのライフサイクルを考えてみると、実際に開発を行っている期間よりも、アプリケーションをリリース後、ユーザーによって利用されている期間のほうが長いはずです。ユーザーによる利用を経て受け取ったフィードバックや提案をどのようにアプリケーションに反映し、どのタイミングでユーザーに提供するかは開発チームにとっても大きな課題の一つです。
Visual Studio の開発チームでは、Visual Studio のユーザーである開発者の皆様に「ユーザーに対し継続的に価値を届ける」ことがより容易に、そして素早くできるように様々な機能を提供していますが、一方で自らが「ユーザーに対し継続的に価値を届ける」、ということを実践できるように Visual Studio 2012 において(ユーザーである開発者の皆様に)継続的に機能強化を行うことをお約束しています。
このお約束に対する実践として、昨年の夏に Visual Studio 2012 をリリースした後、秋(11月)に Update 1 として新たな価値提供を行わせていただきました。また、この冬に更なる価値の提供として Update 2 を予定しています(現在 Visual Studio 2012 の Update 2 のプレビュー提供を行っています)。
そして本日お伝えするのは、これとは別に ASP.NET と Web Tools に関しての新しい価値提供となる アップデートのリリースについてです。
ASP.NET および Web Tools のアップデートとなる 2012.2 (※)では、以前より情報をお伝えしていた Single Page Application (通称 SPA)のテンプレートや、”リアルタイム Web” を実現する SignalR の機能を正式なリリースとして提供しています。
※ Visual Studio 2012 の Update 1 は通称 「2012.1」と呼ばれています。ASP.NET および Web Tools のアップデートに関しては 「2012.2」という名称となっており、現在プレビュー提供を行っている Visual Studio 2012 の Update 2 の通称(2012.2)と合わせる形になっています。
また、Visual Studio における Web 開発支援機能の強化として、Page Inspector(ページインスペクタ―)機能やコード入力支援機能等の強化を行っています。
詳しくは、ASP.NET & Windows Azure 大好き!なエバンジェリスト井上の Blog エントリ
「ASP.NET and Web Tools 2012.2 製品版 (RTM) リリース!」
をご参照ください。
Enjoy Web Development!
(岩出)