Visio ブログへようこそ

はじめまして!Microsoft Office Visio 開発チームの担当 M です。開発に携わっていると、実際に Visio をご利用いただいている皆様の生の声を伺ったり、コミュニティでの情報交換などの活動には、これまで多くの時間を割くことは困難でした。今回、ブログというカジュアルなステージを用いて、これまでになかった活動を始めてみたいと思い、Visio について (Visio 2003 中心)、活用方法や開発のヒントなどについて発信していこうと思い立ちました。本ブログでは米国本社の開発チームのブログとの提携も予定しています。気軽にお付き合いいただければ幸いです。コメントやトラックバックは大歓迎です。<担当: M> この投稿は現状のまま何の保証もなく掲載しているものであり、何らかの権利を許諾するものでもありません。マイクロソフト社員による発言やコメントは、マイクロソフトの正式な見解またはコメントではありません。

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使えるショートカット キー

Visio での作業ではマウス オペレーションの多くなりがちですが、ショートカットをいくつか覚えると図面作成の効率が劇的に上がります。これは大げさなことではなくて、コネクタや図形の位置調整はマウスで行うと効率がいいのですが、何かの画面を呼び出したり設定を切り替えるためにポインタをツールバーやメニューに移動させると、ポインタを移動して戻すという動作が発生し図面作成の作業が中断してしまいます。そんなときマウスを使っていないほうの手で操作をしてしまおう、というのが今回の趣旨です。 まずどんな図面でもとにかく使うことの多いズーム関係のショートカットです。- Ctrl を押しながらマウス ホイールの上下でズームインとアウト- ホイール マウスがない場合は Ctrl + Shift + マウスの右または左ボタンでズームインとズームアウト- Ctrl + W で図面全体を表示- Ctrl + Shift + ドラッグで、囲んだ領域をズーム- Shift + マウス ホイール上下で画面を左右にスクロール その他図面関係では- Ctrl + PageUp または PageDown でページ移動- Shift + F5 でページ設定画面呼び出し- Ctrl + F2 で印刷プレビュー ポインタ切り替えでは- Ctrl + 1 でオブジェクト選択ツール- Ctrl + 2 でテキスト ツール- Ctrl + 3…

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瑞々しい図面を作ろう

Visio 2003 はグラフィックのレンダリングに GDI+ を使っています。GDI+ というとセキュリティの? という印象が強いかもしれませんが、実際には描画エンジンです。 GDI+ は Windows 2000 に搭載された描画エンジンで、その後の Platform SDK や OS にはすべて含まれています。今でこそ当たり前になった感じがしますが、Windows 2000 がリリースされたときに、半透明のウィンドウや、フェードインするメニューに新鮮味を覚えた人は少なくないと思います。Visio 2003 のアンチエイリアス表示、透過性の設定は GDI+ で実現しているものです。透明感のあるインターフェースは当たり前になりましたが、透明感のあるドキュメントはなかなか見ることはありませんね。まあいちいち作るのは大変ですから。 今回はフェード効果を追加する図形を紹介します。図形に効果を追加する方法ではなくて、効果を適用した図形を一度作り、あと使いまわそうというものです。 まずどのテンプレートでもよいので図面を作成し、四角形ツールで四角を描きます。編集作業がしやすい形とサイズで構いません。 四角を右クリックし、[書式] – [塗りつぶし] と選択して塗りつぶしの設定を行います。塗りつぶし色は白、パターンは 30 か 39 にします。パターンの色は黒にしてください。影も必要ないのでスタイルを [00: なし] にしてください。上半分が白くフェードした黒色の四角ができているはずです。 この四角のシェイプシートを開き、[Fill Format] セクションの [FillForegroundTrans ] の値を 100 にします。シェイプシートを閉じると、四角形の黒かった部分が透明になっているはずです。周囲を覆う線もいらないので、[書式] – [線] で線のパターンを [00: なし] にします。 最後の仕上げとして、[図形] – [最前面へ移動] と設定してください。これでフェード図形が完成しました。 このフェード図形を、サイズを調整して今まで作成した図形の上にかぶせてみてください。どうでしょう?…

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SolutionXML

前回の続きで、SolutionXML の使い方を紹介します。SolutionXML は図面全体に 1 つと各セルに 1 つずつ作成することができます。要素名を SolutionXML としてその中に任意のデータを挿入していくことが可能です。図面を XML 形式で保存しておけば、XML パーサーを使ってデータの読み書きができます。また、図面をバイナリ形式で保存しても失われることがありません。 SDK にある VS.NET 用のウィザードとコード ライブラリアンを使って、小さなデモ プロジェクトを作っていきます。コード ライブラリアンには SolutionXML の読み書きを行うためのモジュールが登録されています。 では VS.NET を起動して、新しい Visual C# プロジェクトを作成しましょう。[テンプレート] には [Visio add-in or add-on] というアイコンがみえるはずなのでそれを選択して [OK] をクリックしてください。 プロジェクト作成のためのウィザードが起動します。2 番目の画面では、[Create Visio EXE add-on] を選択してください。Add-in と Add-on の違いについては別の機会に触れることにします。次の画面で [Finish] をクリックすると、必要な参照設定が終わった状態の Visio アドオンのプロジェクト (しかもセットアップ プロジェクトつき) がコード入力を待っているはずです。まずはコンパイルできるかどうか確認してください。 AddonDialog.cs にいくつかのコントロールがついていますが今回は使いません。フォームに新しいボタンを 1 つ追加し、それを今回のコードのトリガとしましょう。…

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Visio 2003 ソフトウェア開発キットとパフォーマンス向上のためのコーディング テクニック

そろそろ MSDN っぽいエントリにしたくなってきたので、ソフトウェア開発キット (SDK)  の紹介をしたいと思います。 まずは入手方法ですが、SDK  (英語版) はダウンロード センターからダウンロードすることができます。完全日本語版は用意できていないのですが、この 2 つのモジュールをインストールすることで一部を日本語化することができます。まずこちらにある英語版をインストールし (Visio 2003 が事前にインストールされている必要があります)、http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=en&FamilyID=557120bd-b0bb-46e7-936a-b8539898d44d次にこちらの日本語版をインストールします。http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=557120bd-b0bb-46e7-936a-b8539898d44d&displaylang=ja ほとんどが英語であるのが難点ですが、Visual Studio とこの SDK の組み合わせは Visio の開発環境としては最強のツール セットだと思います。 コード ライブラリアン貼り付けるだけでクラス モジュールとして使えるサンプル集サンプル アプリケーションよく使用される機能の実装例が即コンパイル可能なプロジェクト ファイルの形にツールイベント モニタ、MSI オーサリング、図形開発キットなどデバッグから配布までをサポートするツール群。Visual Studio 用の各言語用プロジェクト ウィザードもインストールされますドキュメントVisio のヘルプと同等のリファレンス (目次が横に出るヘルプ ドキュメントなので Visio に付属の開発者ヘルプよりも見やすいかもしれません) に加えて、XML などこれから流行りそうな開発技術のアーティクルも 従来の VB や C++ だけでなく、VB.NET と C# の開発にも対応しているのが一番の売りです。VB と VB.NET のコード サンプルを比較すると言語仕様の違いがわかって面白い…のですが現実にはこの違いがあるために VB.NET への移行ができないという声もあるのですからここは喜ぶところではないですね。すみません。しかし新規のプロジェクト開発にはかなり役に立つキットだと思います。ツールの使い方や興味深いアーティクルやサンプルをこのブログで紹介していく予定です。 さて、SDK のさわりの紹介だけで終わるのもつまらないので、今回は…

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オフ会があります

さて、来月開催の Visio カンファレンス終了後、Visio ユーザー会のオフ会も行われます。 Visio ユーザー会とは… Visio.JP と VISIO SQUARE のユーザー、ということになりますが、今回が一回目のミーティングですからどんなものか興味があって参加される方々によってキックオフされる会、ということになりそうです。平たく言えば Visio つながりの交流会です。皆さんぜひご参加ください。カンファレンス後の息抜き + 情報交換の続きの場としてもご利用いただけると思います。  カンファレンスの参加とは別途、マイスター様のサイトで受付を行っております。お申し込みはこちらよりどうぞ。

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Visio 2007 の開発機能 — おまけ

ここでちょっとだけ開発者向けのネタを…これは Office 2007 全般にいえることなのですが、VBA のエディタでマウス ホイールが使えるようになりました。これまでは、マウス ドライバを別途インストールする必要があったのですが、頻繁に開発環境を構築しなおす方だとインストールしておくべきツールとしては忘れがちで (なくてもマウスは動きますしね)、面倒くさい、という声も結構ありました。 些細なことですがこれは結構ポイント高いと思います。

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.NET 開発 – Visio PIA

前々回に SDK の紹介をしましたが今回はその続きということで .NET 開発をカバーします。SDK をインストールするといわゆる CLR を使った言語、VB.NET、C# などの言語で Visio のソリューション開発をすることができます。従来の VB や C++ など非 Managed な開発ももちろんできますが、新規の開発プロジェクトなら CLR を使ったほうが何かと有利です。メモリ管理やパフォーマンス、開発手法が容易なこと、などがその理由です。前回紹介したパフォーマンス向上のためのヒントも Managed 開発でいきてくるものです。 Visio は COM アプリケーションなので、これら言語から Visio のオブジェクト モデルにアクセスするにはプライマリ相互運用機能アセンブリ (PIA) が必要になりますが、PIA は通常 Visio 2003 と一緒にインストールされるので入手する必要はありません。 が、しかし実は PIA がインストールされないケースがあります。Visio 2003 のインストール時、Windows 上に .NET framework か Visual Studio.NET がインストールされていないと、PIA のインストールがスキップされてしまいます。後から .NET framework をインストールしても Visio PIA はインストールされません。 Visual Studio.NET…

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内部統制文書化ツールのアップデートについて

Microsoft Office Visio 内部統制文書化ツールがアップデート、とダウンロード センターに出ていますが、こちらは本体ではなく、同じページからダウンロードできる手順書の差し替えを行ったためです。一部インストール パスの記述などを修正しました。

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セミナー参加ありがとうございました

昨日のセミナーには多数ご参加いただきありがとうございました。配布資料に間違いがあり大変失礼いたしました。駆け足で Data API を紹介していきましたが、基本構造はおさえましたので各種技術リソースを参照して皆さんで理解を深めていただければと思います。 技術資料のスライドが 2 枚については、以下のように訂正させていただきます。  Visio Toolbox URL がこのブログの URL になっておりましたが、正しくは http://www.visiotoolbox.com/ です。 LiveID でサインイン後、Downloads and Trials メニュー以下より各種ツールやアドインのダウンロード ページに移動できます。日本語サイトもありますが、現在コンテンツは限定されたものとなっております。 Visio SDK もこちらにありますね。 Sysinternals 削除し忘れでスライド中にはいったこの名前ですが、開発にあたってはとても便利なツールなので紹介しておきます。こちらのサイトにありますが、プロセスのモニターやレジストリのモニターなど、Windows のタスクマネージャや計測ツールよりもかゆいところに手が届く調査ツールが提供されています。有名なところでは Process Explorer でしょうか。プロセスの親子関係が把握できたり、どのプロセスがファイルを使っているのかを一覧で確認できたりと、とにかく便利です。もともとは外部の会社だったのですが、弊社が買収後は TecnNet の一部でツールと情報の提供をしています。日本語の記事もありましたので概要はこちらからどうぞ。 connectionstrings.com と Sysinternals は運営関係などはありません。

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