[Windows Phone 7 UIガイドを読み解く] 第19回 ~搭載されているセンサー~

[Windows Phone 7 UIガイドを読み解く] 第19回 ~搭載されているセンサー~

[Sensors] (118ページ - 119ページ )
[Accelerometer] (120ページ - 121ページ )
[A-GPS] (122ページ - 123ページ )
[Proximity sensor] (124ページ - 125ページ )
[Camera] (126ページ - 127ページ )
[Compass] (128ページ - 129ページ )
[Light sensor] (130ページ - 131ページ )

Windows Phone 7には、以下のセンサーが搭載されています。
- 加速度センサー
- A-GPS
- 近接センサー
- カメラ
- コンパス
- 光センサー

[ 加速度センサー ]
重力などによる加速度を、+/-5度の精度で測ることができます。
X、Y、Zの情報を得ることができます。
アプリケーションでこれらの情報を利用することができます。

[A-GPS]
A-GPS (assisted global positioning system) は、電話がある位置を知るためのセンサーで、ロケーション サービスとしても提供されます。
直接A-GPSから情報を取得する方法はありませんが、System.Device.Location名前空間に含まれるロケーション サービスを使用して、情報を取得することができます。

[ 近接センサー ]
通話中に、近接センサーから15mm以内に物体(顔)を検知すると、バッテリーの消費を防ぐためにスクリーンをオフにします。
近接センサーをつける位置は、電話機のメーカーによって異なります。
スピーカーフォンモードで通話をしているときも近接センサーはオンになったままなので、近接センサーに指を近づけることで画面を消すことができます。
アプリケーションから近接センサーを使うことはできません。

[ カメラ ]
Windows Phone 7には、5メガピクセル以上のオートフォーカスとフラッシュがついたカメラが搭載されています。
アスペクト比は4:3です。
アプリケーションからカメラを使うときは、Microsoft.Photo.Tasks名前空間に含まれるCameraを使用します。

[ コンパス ]
地磁気を使用するコンパスが搭載されています。
アプリケーションからコンパスを使うことはできません。

[ 光センサー ]
光センサーは、画面の明るさの調節のために使われます。
アプリケーションから光センサーを使うことはできません。

[注意事項]
この記事は、UI Design and Interaction Guide for Windows Phone 7 Version 2.0というドキュメントを元に書いています。個人的な意見や見解も含んでいます。
記事中のページは、印刷後のページ(左上または右上に表示されている数字)です。
画像は、断りのない限りオリジナルのドキュメントから引用しています。
英語の得意な方は、オリジナルのドキュメントもご参照ください。

[オリジナルのドキュメント]
オリジナルのドキュメントは、下記Webサイトよりダウンロードできます。
https://msdn.microsoft.com/en-us/library/ff637515(VS.92).aspx
このページの最初のほうにある、「UI Design and Interaction.....」というリンクをクリックすると、ダウンロードが始まります。

[Windows Phone 7 UIガイドを読み解く]
第1回~第15回の一覧
第16回 : ~タッチによる入力~
第17回 : ~タッチ方法( ゼスチャー) の種類~
第18回 : ~ハードウェアの周囲についているもの~
第19回 : ~搭載されているセンサー~

マイクロソフト
田中達彦