ここ1か月くらいの TFS/ALM の動向まとめ


このブログをご覧のみなさんは、感じていらっしゃるのではないかと思いますが、Team Foundation Server (以下、TFS) や ALM の話題が多くなってきました。これは、ソフトウェア開発を取り巻く状況の変化が多くの現場にも影響を与えつつあることと、Scrum Gathering Tokyo などの有益なイベントが立て続けに開催されていること、そして、昨年4月にリリースされた TFS 2010 がだいぶ浸透してきて、うちに情報が蓄積されがちな開発プロセスや運営ノウハウがそのにも共有されてきたこと、TFS 2010 の活用例が表にでてきたこと、TFS 2010 を導入してきたが、他者(社)のノウハウへの渇望が増えてきたことなどがあるかと思っています。

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たとえば、今週土曜日には、「ALM Summit 2011 に参加されたみなさんにより参加報告会」が東京・品川で開催されます。余談ですが、こちらのイベントはとても重要で、おススメです。米国でのソフトウェア開発事情を肌で感じてきた方々による貴重な発表の機会ですので、都合がつく方は、できるだけ参加した方がいいと思います(※事前登録制/無償、12/8 午前9時に参加登録締切です)。

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さて、ここ1か月をふりかえってみます。

第1回 TFS ユーザーズ勉強会

まず、第1回の TFS ユーザーズ勉強会 が東京・品川で開催されました。これは、別に TFS ユーザーでなくても参加ができるのですが、「しゃべりたい人がしゃべり、聴きたい人が聴く」という「場」を月に一回くらい作りたいという私の思い付きからはじまっています。
しかも、3名の (いろいろな意味での) エキスパートの方が、「導入と OSS からの移行」、「ウォーターフォール開発での活用」、「分散アジャイル開発での活用」と事例をご紹介いただきました。参加者も会場が暑苦しくなるくらい満場感がありました。そして内緒ですが、マイクロソフトの社員も多数、こっそりと参加をしていました。コンサルティング部隊、サポート部隊、マーケティング部隊と(個人名は自粛w)。

ALM Summit 2011 米国で開催。日本から7名が参加

参加者による参加報告会 が12/10に開催されることは前述しましたが、このイベントでは、ALM、アジャイル開発、DevOps に関する非常に有益な「場」となっています。私も昨年に日本からたった一人で参加しましたが、今の米国、明日の米国の事情と熱を感じることができました。今年は、7人も参加していますので、それぞれのバックグラウンド、現場、キャリアの観点から6人の方が参加報告会で語ってくれると思います。私もいち参加者として楽しみにしています。

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後述しますが、四国にて ALM や TFS についてはお話しさせていただきに行く機会があり、その際に、四国に在住の業界の有名人である懸田さんをはじめとする皆さんと交流をさせていただきました。ここでは、ちょうど開催中であった ALM Summit 2011 の動向や Visual Studio ALM のデモを共有させていただきました。TFS が VSS に毛が生えたもの、TFS は多機能すぎるという誤解がまだまだ多いなと感じつつ、きちんとお話しをさせていただければ、しっかりと伝わることを改めて確認することができました。

ソフトウェア構成管理の研修会

ALM のコアとしても重要なひとつであるソフトウェア構成管理 (SCM) についての研修会を開催してきました。特定のお客様のご依頼のため、詳細は避けますが、今の日本の開発現場では、まだまだこういった基本的な事柄のインプットや共有も必要なのだと実感しました。
私としては、ソフトウェア構成管理の話は、6年ぶりでした。このエリアで仕事をしている人間なので、その分野から遠ざかっていたわけではありません。ALM や TFS の話をしているように、ソフトウェア構成管理だけを行うこと自体は、とうに終えていなければならないと思っています。たとえば米国ではすでにそうなっています。日本では、まだバージョン管理 (VCS) についての議論ですね。勘違いいただきたくないのは、日本が遅れていると言いたいのではなく、今、広く VCS や SCM への関心が高まっていることはとても喜ばしいことだと思っているのです。これにより、今までより高いカーブを描いて ALM へたどり着き、あるべき姿、求められる価値提供を行える環境が現場に届く大きな第一歩になっていると感じています。
私自身はソフトウェア構成管理のお話しをすることは、とうの昔に飽きてしまっています(笑)。しかしながら必要であれば、またお話しする機会もあると思っていますので、お気軽にご要望を頂ければと思います。

お客様サイトでの ALM や TFS の説明会

こういう共有はあまりやっていなかったのですが、この1か月だけで 5 ~ 6 件の、お客様サイト (外部で公表していないものを総称しています) での ALM や TFS、Visual Studio ALM の説明会をしています。私がうかがってお話しをさせていただく際は、営業活動ではありませんので、お客様側から直接 (弊社社員経由の間接的なものもあり) 機会をオファーいただいたものになります。数年前は、どちらかというと「社員へ最新動向をキャッチアップさせる催し」として呼ばれるケースが多かったのですが、今は、「いかに今の開発ビジネス、開発スキルを向上させていくかをブートする場(ブートキャンプですね)」としてお声をかけていただくことが多くなりました。これはとてもよい傾向だと思っています。こういうところには体が空いている限り、うかがいたいと思っています。こちらもまずは、お声掛けください。

 

itSMF でシステム部門、運用担当者にも ALM

 itSMF では ITIL を中心に各社のユーザー事例が展開されるのですが、日本マイクロソフトからは、マイクロソフトの IT 部門を中心に、プライベートクラウドの勘所の事例、ALM の導入効果事例がカンファレンスで共有されました。また、itSMF Expo において、高添さんと私の初コラボ セッションが行われ、ここでもこれからの運用管理のトレンドとして、仮想化の次と ITIL を忘れていない MS の姿勢、Runbook オートメーションの話しと、それにつながるポイントとして ALM、DevOps の共有をさせていただきました。
セッション後も、多くの方々からよい反響をいただきましたし、非公開のセッション資料の入手のご要望を頂きました(個別にご要望いただいた方には、別途資料をお渡ししました)。
マイクロソフトは、ブースでも、DevOps を前面に出して出展して、運用だけではなく、開発も含めた IT のサービス化のメッセージを出させていただきました。
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ブースでの DevOps のパネルは、ご来場いただいた方々が、写真を撮っていっていました。お話しをさせていただいた方々も、「そうだよね、開発の考慮が弱いんだよね」といった声が多かったです。

ASCII.jp での ALM 連載

ASCII.jp では、マイクロソフトとタイアップで ALM の連載がスタートしました。第1回では、私が ALM について語っています。第2回では、MOTEX さんの事例インタビューが掲載されています。MOTEX さんは、Visual Studio 2010 がリリースされた際のイベントで、いち早く Visual Studio ALM の導入と期待効果を発表いただいた企業さんの一つです。通常、6か月かかっていた開発を、新規プラットフォームかつ、新規開発技術にも関わらず、4か月かつ、より高い品質で実践できたことが紹介されていて、そこの下支えとして Team Foundation Server 2010 が役に立ったという事例が紹介されています。カタログスペックの事例紹介ではなく、生の声がベースの事例です。定量的な効果だけでなく、定性的な効果も語っていただけているので、ぜひご覧ください。

Visual Studio 製品ページが大リニューアル! ALM 情報が充実

Visual Studio の製品ページ が大幅にリニューアルされました。今までは、どちらかというと、各製品の紹介/システム要件/評価版のダウンロードが中心で、恐らくほとんどの方が、評価版をダウンロードするために”通過”していたのではないかと思っています(知ってましたか?Visual Studio の評価版は、TFS も含めて全部ダウンロードして試せます)。
今回のリニューアルで、製品ページも充実していますし、「開発プラクティス」、「活用方法」という形で、ALM やアジャイル開発のエッセンスがカテゴライズされて掲載されるようになりました。特に、開発プラクティス | アプリケーション ライフサイクル管理 からは、ALM に関する多くのホワイトペーパーを日本語化して提供をしています。
また、ALM についてのコンサルティングや導入支援などなどを行っていただくパートナー様も、今、3社様掲載、ご紹介しています。
今後もこの製品ページを充実させていく予定ですので、定期的にこちらのページをウォッチしていただければと思います。

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さて、いろいろとご紹介してまいりましたが、これらの動向を1日でキャッチアップいただくことができます。前述しました 12/10 のイベントに参加いただくと現場目線で、これらをキャッチアップいただけますし、その後の情報交換、交流の機会も作れます。ご自身が参加できない場合も、ぜひ周りの方にご紹介をいただき、ご参加ください。もうこういう機会は、ないのではないかと思います。

私もこのイベントに参加していますので、何か聴きたいことや、世間話などされたい場合も、ぜひお気軽にご参加、お声がけください。

P.S.
12/10 は、私もプレゼントを用意しようと企んでいます。数に限りはありますが、レアものを探している最中です。

ながさわ

 

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