【TFS/Eclipse】Java/組み込み開発でも TFS を使おう!

Team Foundation Server (以下、TFS) は、.NET Framework な世界、Microsoft Technology な世界の開発インフラとして大分知られてきた、関心を持たれ始めてきたと思っていますが、これ、別に上述の世界の人たちだけのものではありません。

もちろん、上述な世界においては、より高度でシームレスな統合がなされ、あまり気にすることなく、普段の開発の延長線上で、ソフトウェア構成管理やバグやタスクといった作業項目の追跡、プロジェクトポータルなどを提供してくれるわけですが、他の世界からも TFS にアクセスできることもできます。

今日は、そんな他の世界からアクセスするための一つの方法をご紹介します。それは、

Teamprise

という製品(有償のサードパーティ製品)になります。この製品の特徴を長沢的解釈でさらっと言うならば、「Visual Studio Shell ではない方法から TFS へアクセスする手段を提供してくれる製品で、特に Eclipse Shell から TFS へのアクセスができる点が大きなポイントになる」といったところでしょうか(^^)

Eclipse Shell からのアクセスができるということは、Java アプリケーションの開発や、C/C++ といった組み込みアプリ開発など Eclipse をベースにした統合開発環境から TFS へアクセスができるということになり、TFS が持つ、高度に統合されたソフトウェア構成管理、作業項目管理、プロジェクト管理のメリットをこれらのアプリケーション開発でも享受することができることを示します。

以下は、Teamprise を用いて Eclipse から TFS へアクセスするまでをいくつかのスクリーンショットを交えてみていくことにしましょう。

TFS への接続:
image
TFS の URL とユーザー認証方法を設定するだけです。

Eclipse から TFS へアクセス:

image 
作業項目へのアクセス

image 
ビルド管理へのアクセス - ビルド一覧

image 
ビルド管理へのアクセス - ビルド詳細の閲覧

image 
レポート

さて Teamprise ですが、日本語の UI は提供されていません。英語のみですが、特段難しい操作がないのが TFS でもあります。英語 UI でもそんなにとっつきにくくはないでしょう。また、TFS に格納されているデータについては、上記のスクリーンショットをご覧いただいてもお分かりのようにほとんど問題ないです(文字化けなどはちょっと試用した限りではありませんでした)。

普段は .NET だけど、たまに Java という方や、TFS からもう離れられないけど、Eclipse で仕事する必要があるし、という方、今まであまり開発インフラを考えていなかったけど、テクノロジーやプラットフォームに問わず使えるなら・・・という方、Teamprise サイトにアクセスしてみてはいかがでしょうか。30日間の試用も可能ですよ。

https://www.teamprise.com

  • Teamprise Explorer Eclipse Shell で作成された TFS へアクセスするためのエクスプローラ
    言ってみれば、Team Explorer の Eclipse 版です。上記のスクリーンショットはこれになります。
  • Teamprise Plug-in for Eciplse
    Eclipse のプラグインです。いろいろな Eclipse ベースの IDE に組み込むことができるでしょう。
    そしてクロスプラットフォームです。
  • Teamprise Command-line Client クロスプラットフォームなコマンドライン インターフェイス
  • Additional
    • Teamprise Build Extension
    • Teamprise Ant Tasks
    • Teamprise Check-in Policy SDK

さて、TFS への Visual Studio Shell 以外からの利用ですが、ぜひフォードバックをいただければと思います。「使いたい」とか、「Teamprise 面白そう」とか、「Teamprise 日本語版があったら」とか、いただければ幸いです。フィードバックは、こちらからメールください。
※フィードバックはあくまで長沢個人としての関心ごとでいただこうと思っております。いただいたフィードバックが即製品に反映されるということではありませんので予めご了承ください(サードパーティ製品ですし)。

ながさわともはる