VSS 大好き!なあなたにも ~ Team Foundation Server ”簡易版”

Team Foundation Server の開発チームの責任者 Brian Harry (※1) が下記のブログエントリでアナウンスしているとおり、現在次期バージョンの 2010 のリリースにおいて、”簡易版”の TFS のリリースが予定されています。

https://blogs.msdn.com/bharry/archive/2009/10/01/tfs-2010-for-sourcesafe-users.aspx

この”簡易版” のTFSを利用すると、主にソースコード管理と、バグトラッキング、そしてビルド機能を利用いただけます。

しかも、このTFSのインストール、クライアントOSへのインストールもOKです。(※2)

そして、インストールも楽です(もっともフルバージョンの TFS2010 でもインストールは結構楽になっていますが)。 

重要なポイントを簡単に整理すると、

① 使える機能:コード管理、バグトラック、ビルド

② 使えない機能: SharePoint を使った共有サイト、レポーティング機能

③ インストールはクライアントOSでもOK。インストールはとても楽。(DBには SQL Express 使用)

④ 価格、リリースは未定。2010 の Beta 2 リリース時に初の評価リリース予定

といった感じです。

ライトな感じでTFSを自分のPCに入れて、コード管理と、自動ビルドを使いたい!、というニーズにぴったり、ではないでしょうか?

ということで、Brian のエントリのタイトルにもありますが、VSS ユーザーにぜひ使っていただきたいTFSでもあります。

まずは、Beta 2 での評価版リリースをお待ちください!

 

※1 ついでに、Brian Harry は VSS の開発者でもあります(後にMicrosoft に買収)。そして、現在でも Redmond ではなく、North Carolina のオフィスで開発をしています。そのため、TFSの主要な機能は、その開発時(コードネーム Burton。VSのバージョンでいうと2005)には、North Carolina の灯台の名前がつけられていました。

 

※2 接続数などクライアントOS毎に制限があります。詳しくは各OSのライセンス条項を確認ください。