クラスタリングされた SQL Server 2005 にサービスパック (SP) や修正モジュールを適用する際の注意点

マイクロソフトの平山です。  SQL Server 2005 にはサービスパックや累積的修正モジュール (CU) がいくつかリリースされています。 クラスタ化された SQL Server に、それらを適用する方法の説明は Readme やオンラインマニュアルに存在するのですが、ややわかりにくい部分があるため (申し訳ありません…) ポイントとなる点を紹介します。   1. 適用は SQL Server リソースがオンラインになっているノードでのみ行う サービスパックであっても、修正モジュールであっても、セットアップをプライマリノード (SQL Server がオンラインになっているノード) で一度実行すれば、それ以外のすべてのノードに適用されます   2. 後から設定した依存関係は全て削除してから適用を行う  セットアッププログラムはサービスパック/修正モジュール適用中に、複数回に渡り SQL Server インスタンスの起動と停止を繰り返します。 そのため、SQL Server に対して何らかの依存関係をユーザが設定していた場合、セットアップ中のインスタンス再起動が失敗し、適用が上手くいかないことがあります。 そのようなトラブルを防ぐために、SQL Server リソースに設定した依存関係がもしも存在する場合は、それらを事前に 削除してください。    


SQL Server Migration Assistant (SSMA) for Oracle V3.1 が公開されました。

SQL Server Migration Assistant (SSMA) for Oracle は、Oracleデータベースから SQL Server へのアプリケーション移行に役立つツールです。SSMAを利用することで、データベースの変換を迅速、簡単、および正確に行うことが可能になり、SQL Server への移行に関する時間、コスト、およびリスクが大幅に軽減されます。英語版のみですが、先日、V3.1 が公開されました。ここから無償でダウンロードしていただけます。 SSMA で可能な移行作業 • データベースのアセスメント• スキーマとデータの移行• ビジネス ロジックの変換• 移行の確認 このバージョンの主な改善点 – 新: テスター コンポーネント – 元のPL/SQL と変換後のT-SQL コードの機能的な同等性を比較しながらの機能テストを可能にするフレームワークtesting – 新: Oracle subtype 変換- 新: Oracle collection 変換- 新: Oracle ローカル モジュール 変換- 新: 差分/一致表示付きのSQL Server へのシンクロ メカニズム追加 – 新変換 オプションにより、SSMA の動作を指定できます。·        FORALL…

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SQL Server 2005 Books Online(BOL)2007年5月アップデート 日本語版リリース

マイクロソフトの Coast です。 先日、SQL Server 2005 のヘルプファイル、Books Online(以下 BOL)の日本語アップデート版がリリースされました。 MSDN ライブラリ http://msdn2.microsoft.com/ja-jp/library/ms130214.aspx ダウンロードセンター http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=be6a2c5d-00df-4220-b133-29c1e0b6585f BOL は、年に数回アップデートをされていて、英語版リリースの後、少し遅れて日本語版がリリースされます。今回にリリースされたのは、英語版BOL 2007年5月版の日本語訳になります。 SQL Server 2005 のBOL は、これで、製品版公開以降 4回目のアップデートになります。これまでに、2005年12月、2006年4月、2006年7月、2007年2月に英語アップデート版がリリースされ、日本語版は、ほぼ4か月後の2006年4月、2006年8月、2006年11月、2007年5月にリリースされました。 各アップデート版では、判りにくい説明や、誤記の修正、お客様からのフィードバックを反映した修正がされています。ドキュメントの不備な点で時間をとられないようにするために、最新版のBOL をダウンロードしてご覧になることをお勧めしたいです。各アップデートでの新しいトピックと更新されたトピックは、BOLの[SQL Server 2005 と SQL Server Books Online の新機能]ページで確認いただけます。 このようにSQL Server ドキュメント担当は、お客様からのフィードバックをドキュメントに反映させるように努力をしています。判りにくい説明や、誤記の修正、リンク切れなど、日本のお客様からのより多くのフィードバックをお待ちしています。フィードバックは、BOL の[フィードバックの送信] リンクやMSDN オンラインの[クリックして評価とフィードバックをお寄せください] リンクから、簡単にお送りいただけます。 コミュニティにおけるマイクロソフト社員による発言やコメントは、マイクロソフトの正式な見解またはコメントではありません。

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SQL Server 2005 パフォーマンス・チューニングツール;DMVStats 1.01

今回はCodePlexで紹介されているDMVStatsについて説明したいと思います。 DMVStats:http://www.codeplex.com/sqldmvstats   注:下記内容に関する詳細な確認をご希望される場合は上記のサイトをご参照ください。CodePlexはMicrosoftのオープンソース・プロジェクトを掲載しているWebサイトです。CodePlexに関する詳細はこちらのページをご参照ください。 http://www.codeplex.com/CodePlex   DMVStatsはSQL Server 2005で提供される動的管理ビュー(DMV)の情報をデータベースに格納し、パフォーマンスの分析・レポートを行うためのアプリケーションです。動作環境はSQL Server 2005上で、それ以前のバージョンでは動作しません。また、分析した結果をレポートとして表示するためReportingサービスが必要になります。 このツールを使用することで、以下のことを調査できます。 l  Waiting Timeの時系列な情報、および、Signal WaitとResource Waitの比率 l  どのようなリソースがボトルネックとなっているか(Wait Type) l  どのリクエスト(クエリ)が、どのリソースのために待たされているか  l  リソースを多く使用しているリクエスト(クエリ)はどれか l  ブロックされているリクエスト、および、ブロックしているリクエスト   インストール方法は以下の通りです。 1. 上記サイトよりdmvstats_setup.zipをダウンロードする 2. Zipファイルの中のdmvstats.exeを実行し、適当な場所にファイルを展開する 3. コマンドプロンプトよりInstallDMVStatsDBProcs.cmdを実行する分析対象のSQL Server インスタンスに合わせて以下のパラメータを変更する(デフォルトで動作している場合は変更の必要はありません)SQLSERVER_MACHINESQLSERVER_INSTANCE 4. コマンドプロンプトよりDeployReports.cmdを実行するレポートサーバーのURLが「http://localhost/reportserver」でない場合は以下の行を書き換えてくださいset TargetServerURL=http://localhost/reportserver   インストールが終了したら、レポーティングサーバーに接続して設定を行います。 例:デフォルトの設定でインストールを行った場合、Webブラウザで”http://localhost/reportserver”のサイトを開き、DMVStatsのディレクトリをクリックすると下記のような画面が表示されます。      Fig1. DMVStats Top   まずはConfigure DMVstatsレポートを使って監視対象のデータベースを選択します。 DMVStatsはSQL ServerのAgentを使ってDMVの情報を取得しますが、初期設定ではDMVをサンプリングするJobがDisableになっているのでEnableにします。以下はtpccデータベースを監視対象に選んだ例です(監視を開始するためには”enable jobs”をクリックする必要があります)。   Fig2….


SQL Server 2005 のインターナショナル機能 日本語版アップデート(2007/6版)

マイクロソフトの Coast です。先日、このブログでご紹介させていただきました、ホワイト ペーパー「SQL Server 2005 のインターナショナル機能」の日本語版がアップデートされました。 http://go.microsoft.com/?linkid=6743837改訂内容は多くはありませんが、下記のとおりです。 改訂内容 旧(2007/2版) 暗黙的な変換 照合順序間の非 Unicode 文字データの暗黙的な変換は非決定的です。照合順序間の非 Unicode 文字データの暗黙的な変換についても、互換性レベルを 80 以下に設定しない限り、非決定的であると判断されます。   OLE DB OLE DB は、Microsoft Data Access Components (MDAC) の中心となるコンポーネントです。OLE DB は COM に基づいているため、すべての文字列は Unicode BSTR です (Windows XP、Windows Server 2003、および Windows 2000 では UTF-16、他のすべてのオペレーティング システムでは UCS-2)。ただし、MDAC 2.8 SP1 より前のバージョンの MDAC は、名前付きインスタンスをサポートしません。アプリケーションで SQL Server 2005 の名前付きインスタンスに接続できない場合があります。SQL Server…


SQL Server 2005 Performance Dashboard Reports

マイクロソフト星川です。   先日 SQL Server 2005 Performance Dashboard Reports と呼ばれる新しいツールをリリースしました。 http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyId=1D3A4A0D-7E0C-4730-8204-E419218C1EFC&displaylang=en こちらは弊社サポート部門と共同開発したツールであり、SQL Server 2005 における Performance の問題解決を支援、モニタリングできるツールになります。モニタリング対象の SQL Server インスタンスは SP2 が必要で、SP2 から搭載した Management Studio の「カスタム レポート」の機能を使用しております。現在、英語版のみの提供ですが、日本語環境でも動作可能です。以下にインストール方法を記載します。   1. SQL Server 2005_PerormanceDashBoard.msi ファイルをダウンロードし、インストールする 2. インストール先のフォルダから Setup.sql ファイルを読み込み、SQL文を実行する (例: \Program Files\Microsoft SQL Server\90\Tools\PerformanceDashboard\) 3. Management Studio のサーバー名を右クリックして、[レポート] – [カスタムレポート] よりレポート定義ファイルである performance_dashboard_main.rdl を読み込む   内部的には DMV (Dynamic…