TechEd 2007 にて SQL Server 2008 の日本語での情報提供始まる

マイクロソフト 星川です。

8/21より4日間、パシフィコ横浜にて弊社のイベントである TechEd 2007 が開催されました。その初日に弊社より Windows Server 2008 (開発コードネーム Longhorn)、Visual Studio 2008 (開発コードネーム Orcas) との共同ラウンチ イベントに関するプレスリリースの発表があり、幅広く国内の主要なメディアでカバーされていると思います。

初日のキーノートでは DMF (Declarative Management Framework) と呼ばれるデータベースに対するポリシーベースの管理機能のデモ、こちらは今後の J-SOX 等の IT コンプライアンス対応においての重要な機能のひとつになると考えております。また、2日目と3日目の SQL Server 2008 の個別のセッションではその DMF の詳細や Resource Governor (CPU、メモリ等のリソースの制御機能) などの新機能の一部ではありますが、デモをご覧にいただけたかと思います。

現在の CTP4 は英語版のみですが、日本語 UI が反映されたビルドは CTP5 のリリースに反映されるよう現在開発を進めております。ドキュメントの日本語化は CTP5 の時点では未完成になると思います。前回の私のブログで触れておりますが今回の SQL Server 2008 では前バージョンからの開発プロセスを大幅に変更しました。これは単に通常リリースの後半に行われるシステム検証にリソースをかけるだけでなく、開発初期段階からのプランニング、チーム編成、コーディング、Check-inの方法、ビルドツリーの構造、開発ツールの見直しなど、幅広いプロセス改善を行っております。その結果が実際の SQL Server 2008 の CTP ビルドとして反映され、リリースさせていただいております。実際に評価していただいた方が前バージョンである SQL Server 2005 のプレリリース版に比べ安定性がより高まっていること、評価するに値する製品品質であると感じていただけることを期待しております。この開発プロセス変更に関しては今後なんらかの形で情報提供できればと考えております。

また、3日目の PeerTalk Lunch セッションを含め我々開発チーム・メンバーもイベントには参加させていただき、様々なお客様・パートナー様・コミュニティの方に直接お会いできとても有意義な時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました!

共同ラウンチイベントに関するプレスリリース

https://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3160

日本語のSQL Server 2008 サイト

https://www.microsoft.com/japan/sql/2008/

TechEd 2007 サイト

https://www.microsoft.com/japan/teched/

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