IronPython 2.0 Beta4 に含まれるDLR

IronPython 2.0 Beta4のリリースに伴ってDLRにも変更が行われています。細かく調べていくと、Microsoft.Scripting.Core.dllに含まれるネームスペースが大きく変更されています。具体的には、以下のようなものです。

  • Microsoft.Scripting -> System.Scripting
  • Microsoft.Scripting.Runtime -> System.Scripting.Runtime
    など
  • Microsoft.Scripting.Ast -> System.Linq.Expression

現時点では、全てがSystemネームスペースに移行しているわけではありません。一部、Microsoft.Scriptingネームスペースも残っています。また、Microsoft.Scripting.dllの方は、ネームスペースの変更はありません。

現在、TechEdの資料やサンプルを作成しているのですが、上記のネームスペース変更以外にLanguageContextクラスなども変更になっており、色々と調べています。この関係で、IronRubyのSVN 127のソースコードも調べていくと、DLRはSystemネームスペースになっているものが含まれています。でも、Beta4とは違うバージョンのためIronPython 2.0 Beta4からIronRubyを利用することはできませんでした。