IronPython 2.0 Beta3

OPC Diaryさんからトラックバックをいただいたように、リリースされています。リリースノートには、DynamicSilverlight SDK for Beta2に同期したものとあります。ダウンロードして中身を見ると、以下のようなものが含まれています。

  • Chiron
  • Microsoft.Scripting.Silverlight

この2つは、Silverlight 2.0 Beta2で使用するもので、DynamicSilverlight SDKに含まれているものと同じです。私は、現在のところSilverlight を使ったDLRホスティングを調べていて、DLRコンソールを使って動作を確認しようとしています。
DlrConsole 
なかなかDLRのホスティングがIronPython 2.0Beta2から変更になっていて、上記のように動かすのが大変でした。特に、Microsoft.Scripting.Hostingネームスペースの中が大きく変わっています。まだ詳細は、調べきれていませんがIronRuby rev113に含まれるDLRと同じものを使うように変更したのが、このベータ3のようにも見えます。実際のところは、開発チームに聞かないと不明なんですが。IronRubyのメーリングリストでは、DLRはIronRuby用に変更したもの使っていてRailsConf(この前開催されました)の後から、IronPythonプロジェクトのDLRへと移行していくとありました。なので、次のリリースか、あるいはChangeSetを見た方が、方向性ははっきりするような気が私はしています。

この理由は、DynamicSilverlight SDK for Beta1とIronPython 2.0 Beta1のDLRが異なっているという点(この間にMicrosoft.Scripting.Core.dllへの分離が行われいます)とIronRubyプロジェクトが、Microsoft.Scripting.Coreプロジェクトを導入した時点を比較してもソースコードが異なっていたことに起因しています。

#DLRコンソールの完成度を私は高められないので、実際にサンプルとして公開されるのを待ちたいと考えています。