Silverlight 4におけるアプリケーション要件への挑戦 – Drag & Drop

Drag & Drop 皆様、こんにちは。先程の投稿に次いで、今度はDrag & Dropです。 Silverlight 3の時にも、ブラウザー間でのオブジェクトのドラッグ&ドロップは可能でした。Silverlight 4 では、ローカルシステムから Silverlight アプリケーションへのファイルのDrag & Dropをサポートしました。これによりデスクトップアプリケーションにおける典型的な操作が可能です。 ここでは、まずは、CodeProjectに紹介されているサンプルのご紹介をしておきます。 ツールキットへの参照設定 これはSilverlightの ListBox コントロールの中でのドラッグ&ドロップの実装サンプルであり、2つのListBox間でのドラッグ&ドロップの操作の実装も行われています(これを実装するには、Silverlight 4 Toolkit がインストールされていることが必要です)。 最初のポイントとしては、Silverlight Toolkitへの参照設定及びxmlns:toolkit:toolkit として名前を参照できるようにすることが必要です。 まずVisual Studio 2010で適当な名前でSilverlightのプロジェクトを作成します。そしてMainPage.xamlを開き、編集していきます。 xmlns:toolKit= “clr-namespace:System.Windows.Controls; assembly=System.Windows.Controls.Toolkit” 次に、ListBoxDragDropTarget をGridの中に追加し、プロパティウィンドウで、属性の“AllowDrop” をTrueにしておく必要があります。 ListBoxDragDropTargetの追加とAllowDrop属性の変更 <toolKit:ListBoxDragDropTarget AllowDrop=”True”> </toolKit:ListBoxDragDropTarget> そして、各々がListBoxDragDropTargetに囲まれた2つのListBoxを追加し、配置します。 ListBoxの追加と配置 <StackPanel Orientation=”Horizontal” Margin=”10″ Grid.Row=”1″> <toolKit:ListBoxDragDropTarget AllowDrop=”True”> <ListBox x:Name=”customerListBoxMain” Height=”200″ Width=”200″ DisplayMemberPath=”Name”> <ListBox.ItemsPanel> <ItemsPanelTemplate> <StackPanel Orientation=”Vertical”/>…

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Silverlight 4におけるアプリケーション要件への挑戦 – IMEの制御

皆様、おはようございます! 木曜深夜のPDCパブリックビューイングではお世話になりました。参加して戴いた皆様、お疲れ様でした&どうもありがとうございました。 ※ちなみにバンド演奏演奏は、当事者としてはやはり大変楽しかったです。プレゼンもそうですが演奏も、本番というのは全員の集中力がやはり発揮されるものですね。またの機会・・・を再び狙っておりますw。どうぞよろしくお願いいたします。 さて本日は、また小ネタ系ですので、後程もう一つ投稿予定ですが、IMEの制御という非常にシンプルなテーマをご紹介したいと思います。 Silverlight 4では、IMEの制御も可能です。これは実際にアプリケーションを作ってみてみましょう。Visual Studio 2010を起動し、新しいプロジェクトでSilverlightアプリケーションを選びます。 新しいSilverlightアプリケーションの作成 そして、下記のようにテキストボックスとボタンを、画面上にツールボックスから貼り付けて配置します。 画面へのテキストボックスとボタンの配置 ボタン(button1)をダブルクリックして、イベントハンドラに下記のロジックを追加します。 リスト IME制御のロジック private void button1_Click(object sender, RoutedEventArgs e) { System.Windows.Input.InputMethod. SetPreferredImeConversionMode (textBox1, ImeConversionModeValues.Symbol); textBox1.Focus(); } ここで行っている処理は、IMEの制御のターゲットとなるコントロール(ここではtextBox1)の指定と、ConversionMode(日本語のひらがなの場合にはSymbolを選択)指定です。 実行結果は下記の通りで、英数半角入力の途中でボタンを押すと、IMEがオンになり、ひらがなでかな漢字変換が可能になります。その次の行では、フォーカスが途中でボタンに移らないように、セットしています。 IME制御の動作の実行イメージ このようにしてSilverlight上でもIME制御が動作していることがお分かり頂けると思います。 以上です。いかがでしょう?次の投稿はドラッグ&ドロップです。 鈴木 章太郎

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[更新版]Windows 7 アプリ投稿キャンペーン10月25日現在の投稿作品 – Silverlight 4-updated

コメントをし忘れてしまいましてw、更新して再度Postします。大変失礼しました。 皆様、こんばんは!こちらの投稿は、Windows 7 アプリ投稿キャンペーンに関するものです。 まず、こちらのセミナーは、プレゼントキャンペーン第二弾が開始されましたので、是非奮ってご応募ください。 それでは、投稿された作品のご紹介をします。作品一覧は、以下のサイトより見ることができます。このサイトをチェックしていれば、最新の投稿数がわかります。 http://msdn.microsoft.com/ja-jp/windows/jpwin7cp07.aspx Silverlight 4関連は、今のところ下記のものですね。 rbnr http://www.vector.co.jp/soft/winnt/net/se486758.html インターネット上に公開されている画像を設定して、ローテーションバナーを作成する 「rbnrはインターネット上に公開されている画像URL(JPG/PNG形式のみ対応)を設定することで、ローテーションまたはグループ表示をするバナーコンテンツ(Silverlight)を作成することができます。 生成されたソースをHTMLページに埋め込むだけで設置することができるため、動的にファイルを書き込むことのできるサーバ環境を用意する必要もなく、PCに不慣れな方でも簡単に設定することができます。」とのことで、サーバ上に rbnr.xap と rbnr.html を設置し、編集画面である rbnr.htmlから、編集することになります。非常にシンプルな出来で、使いやすく良くできていると思います。 Snake on Silverlight http://www.vector.co.jp/soft/winnt/game/se486535.html Silverlight上で動作するスネークゲーム こちらはシンプルなゲームで、5分以内になるべく多く点数取るようにします。餌1つにつき10点が取得できます。餌を10個食べると脱皮し、障害物になります。ピンクが餌、灰色が障害物となっています。 障害物や自身に当たるとゲーム終了になります。キー操作(A/S/D/Fか←↑→↓)で方向操作できるのと、Mで加速、Nで減速できるということで、ちょっと慣れが必要ですが、非常に飽きの来ないシンプルな構成といえるでしょう。 Another TL http://www.vector.co.jp/soft/winnt/net/se486502.html ROM専用Twitterクライアントです。このようなクライアントは、特に企業や個人で立場上?直接フォローできない?場合や、フォローしたくない場合w、あるいは自分の別のアカウントでフォローしたい場合等にw、良いかもしれません。 ROM専用のため、投稿やリプライなど自ら情報発信することはできませんが、Twitterアカウントが不要なので、誰でも気軽に利用できます。 フォローしたいキーワードを設定パネルに登録するだけで、検索にヒットしたツイートが時系列に並んで表示されます(Silverlightと設定してみました)。 特徴は、Webブラウザーアプリケーション、ブラウザー外実行(OOB)アプリケーションの両方をサポートしていることで、これは良いと思いました。それぞれにちょっとずつ機能の違いもあったりして、それぞれの特性に良く配慮されていると思います。 カロリーチェック http://www.vector.co.jp/soft/winnt/home/se486782.html カロリーの摂取・消費を楽しく管理できるアプリケーションとのことで、RichなUIを使って、カロリーの摂取・消費を楽しく管理できるアプリです。ためしに適当な値を入れてみたのが下記の図です。これもシンプルで良いですねー。 まだまだ投稿は少ないので、[S4]カテゴリは、狙い目では?是非ご応募ください。 そのためにも?、是非こちらのセミナーにもご来場いただければ幸いです。 お待ちしております! 鈴木 章太郎

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Silverlight 4におけるアプリケーション要件への挑戦 – Copy & Paste

皆様、おはようございます。今回から、Silverlight 4におけるSilverlight 4のアプリケーション支援機能についてみていきます。 Silverlight 4は、より操作性が高く、直観的に活用可能なアプリケーションの構築を支援します。業務アプリケーションで当然備えるべき機能として考えられているものには、多くのものがあります。 具体的には、印刷機能、リッチテキストボックス、クリップボード利用、ドラッグ&ドロップ対応等があります。そして最適なマウスオペレーションも必要で、具体的には、 右クリックメニュー、マウスホイールへの対応、といった内容です。それらを容易に実現できるからこそVisual Basic及びWindows Formが広く使われてきたわけです。 Silverlight 4 は、Visual Basic及びWindows Formが備えている機能を可及的に取り込むことにより、業務アプリケーションのプラットフォームとしての適格性を明確に打ち出しました。 柔軟なUI実現 Silverlight 4は、コントロールの状態 (ロード前、ロード時、ロード後) によって、コンテンツのコンテキストに則した UI のアニメーションを実現します。さらに柔軟で直感的な体験の提供が可能になります。 コピー&ペースト プログラミングによってクリップボードにアクセスする手法を提供するため、コピー、カット、ペーストといった操作及びデータの書式設定や、編集なども可能です。 まずはクリップボード利用を見ていきましょう。Silverlight Training Kitの中の、RichTextBoxソリューションを開いてみてください。実行イメージはこの通りです。 RichTextBoxソリューション実行イメージ 場所は、普通にSilverlight 4 Training Kitをインストールすると、C:\Silverlight4\Labs\RichTextBox\Source\Ex02\Endです。処理は下記の通りです。 コピー、カット、ペーストの実装 <MainPage.xaml.cs> private void btnCopy_Click(object sender, RoutedEventArgs e) { Clipboard.SetText(rtb.Selection.Text); //オブジェクトからのコピー ReturnFocus(); } private void btnPaste_Click(object sender, RoutedEventArgs e) { rtb.Selection.Text = Clipboard.GetText(); //オブジェクトへのペースト…

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Expression Blend 4 SP1 日本語版のリリースのお知らせと日本語版Blend 4でのWindows Phone 7 開発に関する情報

皆様、おはようございます。 Expression Blend 4 SP1 日本語版のリリースに関するお知らせと、それに関係して、日本語版Blend 4におけるWindows Phone 7 開発に関する情報を、共有させて戴きます。 Expression Blend 4 SP1日本語版がリリースされました。こちらからアクセスできますので、是非ダウンロードしてお試しください(タブをExpression 4 Service Packに切り替えてくださいね)。 Blend 4 SP1の特徴・強化点他 Blend 4 SP1は、インストールされたBlend 4の上にインストールするもので、いくつかのバグ修正やパフォーマンス改善が施されています。また、Adobe製品のファイルフォーマットFXGをサポートしています。 ※ちなみにFXGとは、Adobeが開発したXMLベースの画像ファイルフォーマットで、Adobe製品間で同じ画像ファイルを利用可能にするために2009年後半以降のAdobe製品から利用されるようになっています。Photoshop、Illustrator、Fireworks、Flash Catalyst、Flash Builder、Flex などで利用できます。 またBlend 4 SP1より、正式にWindows Phone開発に対応しますので、是非この機会にWindows Phone 7開発に着手してください。 ただし、Phone開発機能が有効になるには、Windows Phone Developer Toolsがインストールされている必要があります。 日本語版BlendとWindows Phone 7 開発に関する既知の問題点と対応方法 ここで一つ問題があります。現在、Windows Phone Developer Toolsは現在、英、仏、伊、独、西語でしかリリースされておらず、それぞれの言語版以外のBlendと共に一緒にインストールすることができません。 そのため、日本語版Blend SP1をインストールしただけではWindows Phone 7 開発に対応することはできません。 しかし、以下の手順を踏めば、日本語版Blend 4 SP1でPhone開発が可能になります。 場合を分けて説明しましょう。…

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Silverlight 4 におけるデータバインディングの強化 – IDataErrorInfo、 INotifyDataErrorInfo

皆様、こんにちは! 一昨日は、Windows 7のアプリ投稿キャンペーンのお話しを、ZDNet BuilderのBlogの方に書いたら、お陰様で大反響でしたw それに気を良くして、PDC10パブリックビューイングの話も、同じように投稿してありますので、興味のある方は、ぜひご覧ください。こちらも大反響でSold Out必至なイベントです。ライブ演奏がありますよ!(しつこいかなw…) さて、本日は、Silverlight 4におけるデータバインディングの強化点シリーズとして、IDataErrorInfo、 INotifyDataErrorInfoについて、ご紹介したいと思います。 Silverlight 4では、プロパティレベルでの妥当性検査のエラー通知としてIDataErrorInfo、及びエンティティレベルでの妥当性検査のエラー通知としてINotifyDataErrorInfoという機能が用意されています(後者はエンティティごと一括してエラーをハンドリングします)。 これは元々.NET Frameworkにもあるエラー検証(妥当性検査、バリデーション)のモデルを、Silverlightのユーザーインターフェースと対応させたものです。このエラー検証モデルは、データが入っているひとかたまり(エンティティ)の中で検証機能を実装するモデルです。 このあたりのモデルの理解は、ソリューションサンプル-Silverlight 4 によるショッピングサイト構築 – でいつもご紹介しているWCF RIA Servicesの妥当性検査の仕組みの理解にも重要です。 また、例えば1,000画面等の大規模アプリケーション構築に役立つ、あるいはオフショア開発にも役立つ、そしてコンシューマー向けアプリケーションのように頻繁に画面のUpdateが発生する可能性がある場合の開発において極めて有用になる、MVVM (Model-View-ViewModel) のような疎結合のアーキテクチャの理解の前提として、非常に重要になってきます。 参考 : MVVM (Model-View-ViewModel)とは、疎結合のアーキテクチャ パターンで、これを利用することにより、アプリケーションの振る舞いを、ユーザー インターフェイスから完全分離可能となります。WPF、Silverlight で利用可能です。デザイナーと開発者との完全な相互独立性を実現する可能性があると注目されています。詳細はこちらをご覧ください。 http://msdn.microsoft.com/ja-jp/magazine/ff798279.aspx IDataErrorInfo の利用によるエラー検出 それでは、これも実際にアプリケーションを作ってみてみましょう。Visual Studio 2010を起動し、新しいプロジェクトでSilverlightアプリケーションを選びます。プロジェクト名を INotifyDataErrorInfoSample にして新規作成します。 MainPage.xamlのXAMLエディタを開いて、DesignHeightを"400"、DesignWidthを"500"に、それぞれ変更します。この中にTextBoxを2つ配置します。Widthは“380”でHeightは”100“にします。Labelを配置しContentプロパティの中身を”従業員名の入力“と変更します。 テキストボックスとラベルの配置 XAMLエディタで<UserControl>を選択し、プロパティウィンドウの中から、テキストを選び、ポイントを36ポイントに変更しておきます。 テキストのフォントサイズの変更 Silverlightのクライアント側に新しいクラスとしてEmployee.csを追加します。 Employeeクラスの追加 このクラスの実装を行います。まずはこの妥当性検証モデルを利用するためSystem.ComponentModelの名前空間をusing句で追加します。 System.ComponentModel名前空間の追加   using System.ComponentModel; 次に、下記のようにこのクラスを実装していきます。 Employeeクラスの実装   namespace INotifyDataErrorInfoSample {…

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Silverlight 4 におけるデータバインディングの強化 – CollectionViewSourceによるグルーピング

皆様、こんばんは!先日の、Expression Web 4のHTML5エディタアドインは、大変な反響を戴きました。私も色々作成していますので、今度どこかで、皆様にご紹介できればと思っております。 さて本日は、CollectionViewSourceによるGroupingについてご紹介しましょう。CollectionVeiwSourceとは、データグリッドとデータソースのコレクションをバインディングして表示させることができるオブジェクトです。オブジェクトにデータを保持させることにより、グルーピング等が簡単に行えます。 具体的なソースコードについては、やはりSilverlight 4 Training Kitが役に立ちます。C:\Silverlight4\Labs\DataValidation\Source\Ex02\end にあるEmployeeManagerというソリューションを開いて下さい。 EmployManager.csを開くと、下記のようにCollectionViewSourceで作られたデータが入ったオブジェクトが宣言されています。 Employeeクラスの宣言 public ObservableCollection<Employee> Employees { get; set; } そしてFillDataメソッド内で、従業員一人一人のデータを定義しています。 従業員のデータの定義 private void FillData() { Employees.Add(new Employee() { FirstName = “FName1”, LastName = “LName1”, PhoneNumber = “555-555-5555”, Birthday = DateTime.Parse(“1980/10/12”), Group = “IT”, Income = 45000.00f, TaxPercent = 0.057f, NationalID = “IL1234567890” }); ・・・ これでDataGridとバインディングをしています。ただ、CollectionViewSourceには、グルーピングという機能があります。これをXAMLの方で利用しています。 MainPage.xamlでUIを開いたらGroupボタンをダブルクリックして、MainPage.xaml.cs内の処理を見てみましょう。…

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HTML5 Schema Configuration Add-In for Expression Web

HTML5 Schema Configuration Add-In for Expression Webとは 皆様、こんにちは! 今日は、下記のURLで登場したExpression Web 4のHTML5 support 追加について、取り急ぎご紹介します。 これはExpression Web 4のアドインですので、インストールすると、HTML5でオーサリングができます。HTML5でインテリセンスが聞くようになりますので、非常に便利です。もちろん日本語版でも動くことを確認しました。 インストール それでは早速インストールしてみましょう。 まずは、Expression Web 4を起動中の方は、終了してください。同時に、このURLより、HTML 5 Schema Configuration Add-In をダウンロードし、ローカルに保存しておきます。 そして、Expression Web 4を起動して、[ツール]メニューの[アドイン] を選択し、”アドインの管理”ダイアログボックスを表示します。 その中のインストールボタンから、インストールを選ぶと、下記のダイアログが開きますので、このアドインを選んで、開きます。 すると、下記のダイアログボックスが出てきますので、Yesを押します。 もし、このアドインが正しくインストールされていれば、 アドインの管理ダイアログボックス内に表示され、また、標準ツールバーに、新しい “HTML5” ボタンが表示されるはずです。   ここまで確認したら、いったんExpression Web 4を終了します。 HTML5 Schema Configuration Add-Inを使ってみる まずExpression Web 4 を、管理者権限で起動します。 標準ツールバーにあるHTML5ボタンをクリックします。Configure HTML 5 Schemas ダイアログボックスが出ますので、この中のボタンで、有効無効を設定できます。 Enable HTML…

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Silverlight 4 におけるデータバインディングの強化 – DependencyObject

皆様、こんにちは!昨日に引き続いての投稿です。やはりBlendがらみですw。今回は、弊社イベントのBlendのテクニカルセッションで良くお見せするネタです。しかもコーディングなしでできます。理解も進みますので、ちょっとやってみてください。 WPFでもSilverlightでも非常に重要なのが、データバインディング機能です。データバインディングとは、データと UI 要素 (コントロール) を接続する機能です。Silverlight では、視覚的な要素だけでなく、見えない要素もデータバインドの対象とすることができるため、より開発における柔軟性と生産性が向上します。実例で学ぶアプリケーション開発 ver.2(Silverlight 4によるショッピングサイト作成)※の解説に並行して、このデータバインディングに関わるTopicもいくつかご紹介しておきましょう。 ※これ自体、続編を準備中ですので、お楽しみに! まず最初は、DependencyObjectです。DependencyObjectはWPF・Silverlight の特徴の一つである強力なプロパティ システムを提供します。依存プロパティはその代表です。依存プロパティを使うと、例えば、スライダーコントロールの値(valueプロパティ)とテキストボックスコントロールに表示されているテキストを関連付けるなど、別々のWPF・Silverlight要素のプロパティ間を依存関係で結び付ける(バインディングする)ことができます。バインディングを行うと、一方のプロパティの値が変更された場合、即座に、他方にその値が反映されます。 DependencyObjectは、INotifyPropertyChangedインターフェイスを利用してプロパティの変更を通知することで、そのプロパティに結び付けられた依存プロパティの値を自動的に更新します。 Silverlightでの実装方法について、実際にアプリケーションを作ってみましょう。このあたりを実際にやってみるには、Expression Blendの方が分かり易いです。 そこで、Expression Blend 4 + SkechFlowを起動し、新しいプロジェクトでSilverlightアプリケーション+Webサイトを選びます。   Expression Blend 4で新しいSilverlightアプリケーション+Webサイトプロジェクトを作成 新しいプロジェクトを作成したら、アセットボタンから、スライダーを選択し適当に配置します。 アセットボタンからのスライダーの選択 スライダーの配置 次いで、この上にRectangleを配置し適当な色にします。そして、プロパティウィンドウの検索ボックスに、“transform”と入力し、RenderTransformプロパティを見つけたら、“回転”タブに切り替え、Angleを右クリックして出てくるRotationコンテキストメニューで、“データバインド”を選択します。 Rectangleの配置とプロパティ編集 そうすると、データバインドの作成ダイアログが出てきますので、この中から“要素プロパティ”タブを選択し、 ”シーン要素”で[Slider]を選び、右側のプロパティで“Value”を選んで、OKボタンを押します。これでSliderとRectangleの各々のプロパティが結び付きました。 SliderとRectangle間でのデータバインドの適用 そして、Silderのプロパティウィンドウで、共通プロパティのMaximumを探します。デフォルトではこの値が10になっていますので、これを360に変更します。 Sliderプロパティの編集 これで、F5を押して実行してみてください。下記のような実行結果が得られるでしょう。Sliderの動きに応じてRectangleが360度回転するはずです。 Dependency Object Demo実行結果 TwoWay(双方向)バインディングでももちろん使えますので、色々なオブジェクトで試してみてくださいね。 鈴木 章太郎

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Expression Blend 4の新機能

皆様こんにちは! 今、このBlogを書いているマイクロソフト新宿本社の5FセミナールームA/Bでは、まさにExpression 4 発売記念セミナーが実施されています。そこで・・・といいますか、ちょうどタイミングがあってしまったのですが(笑)、このBlogでも、Expression Blend 4の新機能について、簡単に纏めておきたいと思います。 Expression Blend 4の特徴 Expression Blend 4は、以下のような特徴を持っています。順に解説していきましょう。 ① RIA開発に不可欠なプロトタイプを迅速に作成できるSketchFlow ② プロトタイプ用のダミーデータを簡単に用意できるサンプルデータ ③ コードを書かずにインタラクションを制御できるビヘイビア ④ PhotoshopとIllustratorファイルのインポート ⑤ Visual Studioとの高い連携性 RIA開発に不可欠なプロトタイプを迅速に作成できるSketchFlow このSkechFlowを使えば、、画面を線でつなぐだけで、画面遷移を定義できます。ペーパープロトタイピングのような専用コントロールが用意されています。また、注釈やコメントをつけられるビューワーが存在し、これによってフィードバックを受け取りデザイン・開発に反映させることが可能です。更に、画面やSketchFlowマップによる遷移等をWord文書に出力できますので、情報を追加して、マニュアルや要件定義書として纏めることも可能です。 RIA開発に不可欠なプロトタイプを迅速に作成できるSketchFlow SketchFlowを用いたデザインプロセス 下記にSketchFlowを用いたデザインプロセスの一例を示しますので、参考にしてください。勿論、これだけではないですよ。色々なパターンがあってしかるべきですので、うまく皆様のプロジェクトに採り入れて戴ければ幸いです。 SketchFlowを用いたデザインプロセスの一例 http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ee341458(v=Expression.40).aspx プロトタイプ用のダミーデータを簡単に用意できるサンプルデータ プロトタイプのデザイン・開発時に面倒なダミーデータの生成も簡単に作成できます。これがサンプルデータの機能です。大変シンプルにして強力な機能ですので、ぜひ使ってみてください。 プロトタイプのデザイン・開発時に面倒なダミーデータの生成 コントロールにドラッグ&ドロップするだけで、ダミーのデータを生成できます。このサンプルデータはCSVファイルで定義されているので、容易にカスタマイズが可能です。また、きちんとデータバインドしていますので、後から差し替えも可能となっています。 コードを書かずにインタラクションを制御できるビヘイビア ビヘイビアとは、対象となるオブジェクトにドラッグ&ドロップするだけで、インタラクションを追加することができるスクリプトオブジェクトを指します。これを適用するのに、コードを書く必要はありません。また、SDKを利用して、カスタム ビヘイビアを作成することができます。 コードを書かずにインタラクションを制御できるビヘイビア ビヘイビアには、アニメーションビヘイビア、条件付きビヘイビア、データビヘイビア、モーションビヘイビア、トリガー、表示状態のビヘイビア、その他、追加ビヘイビアがあります。 参考: ビヘイビアの詳細については、下記のURLをご参照ください。。 http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ff724013(v=Expression.40).aspx ビヘイビアの利用イメージ PhotoshopとIllustratorファイルのインポート 1枚、または複数の画像として、取り込みをすることが可能です。すなわち、元のファイルにあるレイヤー構造も、保持した上で、インポートを行うことが可能です。ここはポイント高いですよね。 PhotoshopとIllustratorファイルのインポートのイメージ 素材からコントロールへの変換 他のオブジェクト同様、インポートした当該画像を、コントロールに変換可能です。変換完了後、状態を設定することができます。通常のカスタムコントロールとして利用することができます。 インポートした当該画像のコントロールへの変換 Visual Studioとの高い連携性とそれぞれのツールの適用場面 Visual StudioとExpression は相互に高度な連携が可能です。これにより、デザイナーと、開発者の緊密な連携を行うことができるようになっています。 Visual…

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