GOM Player に見るストアアプリ設計のポイント

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GOM Player の Windows Store 版がリリースされました。Universal 対応もお待ちしていますw

https://apps.microsoft.com/windows/ja-jp/app/19026036-1946-461e-9340-3f2ae397e8ff

GOM Player スクリーン ショット 3

さて、GOM Player といえば、メディアプレイヤーの定番で、サポートフォーマットの多さと軽さ、そして操作性が売りのアプリです。もちろんストアアプリでもそのメリットは踏襲されていて、字幕に対する細かいサポート、キーボードショートカットなどしっかり作りこまれています。

子のアプリを開発者の視点で見た時に、素晴らしいところがいくつかありますが一言でいうと、「ユーザーがメディアを視聴するシナリオに基づいて様々な機能が設計されている」ということです。

正確にポイントできないタッチならではの操作

タッチはマウスほど精密なポインティングができません。それゆえ、マウスと同じようなコントロールではむしろ「扱いづらい!」となってしまう場面が多いです。この GOM Player では、動画再生中に一番やるであろう「音量操作」「シーク」を簡単にタッチ操作できるようにしています。画面のどこでもいいのでタッチして上下にドラッグすると音量操作、左右にドラッグするとシークになるので、目をつぶりながらでも操作できます。

アプリバーがすぐに隠れないので設定しやすい

アプリバー上のボタンをタッチすると、アプリバーが消えるものが多いですが、GOM Pl.ayer の場合は、ボタン操作しながらその結果を見て設定を続けるケースが多いので、集中して設定をすることができます。

半透明の詳細設定パネル

最終的な詳細設定は右からメニューが現れますが、このメニューのパネル自体が半透明になっています。そのため、動画を隠してしまうパネルの下にもうっすら動画が見えるため、設定を変更しながらその効果を確認して調整することができます。

子のようにGOM Player はユーザーの操作を想定してそのデザインや機能を細かく作りこんでいます。そういった積み重ねがよいアプリを作り、定番・必須アプリケーションを作り上げていきます。作る側としてこのマインドは持ち続けたいですね。