プレゼンテーションとは?そして MSC

昨日、エバンジェリストの西脇さんと一緒に学生向けのイベントに言ってきたとき、西脇さんがいいことを言ってた(おい!)

「プレゼンテーションと説明は違います」

おっしゃる通り。説明はこちらから情報を伝えればいいだけで、原稿があれば誰でもできる。

プレゼンテーションは最終的に「相手の心を動かす」ことにある。そこが大きな違い。

相手の心を動かすには

相手の心なんてそう簡単には動きません。よほど相手といい関係ができていて好意的に思われていればいいですが、たいていはそんな状況ではない。

基本的にプレゼンテーションする時は「これ買ってほしい」「これを認めてほしい」という自分の要求と利益を目的としてやるわけですが、相手を動かすのも同じで、相手の心を動かすには相手の利益にならないと動かない。

「これ買ったほうがいいかも」「大変そうだし支援してあげよう(自己の満足や責任の達成)」みたい思わせないとできない。

出来る限り相手を知る、考える

相手の利益になるように話すには、相手がどういう人かわからないといけない。だから僕らはできる限り相手の情報を必要とする。セミナーをやるときにはどんな人が来るのかできる限り情報を求める。それによって**相手の利益**が変わるから。

会社の上層部の方と現場ではその利益はまるで違う。時にまったく逆のことになることもある。「開発期間短縮」は上層部は喜ぶかもしれないが、伝え方を間違えると現場にとっては更なる苦しみとなる。

imageプレゼンは相手のために話す

ぼくらはプレゼンの時に基本的に嘘はつかない。ばれたら大変だからw

だから、相手のメリットを真剣に考える。プレゼンテーションの筋を考えるときの半分はこれかもしれない。本気で相手のメリットになることが自分の中から生み出せなければ、説得力のある話はできない。

だから、本気で「これ使ったら何が嬉しいんだろう?」って考える。その時に大事なのが自分の体験。自分が使ってみて「これはいい!」って思ったことは本物だから。説得力がある。相手に置き換えても使えることがあれば話の軸に使う。

The Microsoft Conference 2013

来週、The Microsoft Conference 2013 が開催されます。僕らはプレゼンテーションをします。

例えば田中さんのセッション「Torack 4 : Surface 2 アプリ開発入門 ~ C# で始める Windows ストア アプリ ~詳細を見る」。一見は開発のための説明セッションにも見えます。(まぁ、どれもそう見えるかもしれませんが) ただ、その中ではストア アプリの開発は聞いた人にとって何がいいのか、祖の開発技術は皆さんにとって何が素晴らしいのか、プレゼンテーションとして伝えてくれるセッションです。

もちろんキーノートでは西脇さんのセッションもありますし、そして2日目の「デベロッパーキーノート」では、すべての開発者に向けていろいろなプレゼンテーションを展開します。

ぜひお楽しみください。

あ、2日目の「デベロッパーキーノート」ではちょっとだけ、面白い趣向もいれてます。ぜひご参加を!