XAML プログラミング


image実は出版された後、二人でけっこう完成度に満足してた本だったり。お互い自分でコード書くとき「この本、便利だよね」 って言いながら結構使ってたんですよ。

出版のきっかけ

まだ、WPFが Avalon だった頃。川西さんと2人であちこちに言って機能紹介やらデモやらやってたんです。当時のAvalonは動作要件(グラフィックボード)は厳しくてね。なんとフルタワーのデスクトップを客先に持ち込んでデモをやってたんです。「Direct X をやってたらこんなのいつものことだから、と箱詰めしながら」っていつも笑ってましたね。

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WPFのベータの本は川西さんが翻訳したんだけど、やっぱり製品版が出るときには日本語の本がほしいよね、という話になった。ただアメリカの本を待ってそれを翻訳していたら間に合わない、だから自分たちで書くしかないね、と話したのがXAMLプログラミングの生まれるきっかけです。開発する人が必要なものを作ろう、いつもそこが出発点です。

性格の出た執筆中

ページの割り振りは苦労しなかったかな。2人で目次を決めて1ずつ好きなものを選ぶ。実はあまり.NET系が嫌いだった川西さんと.NET系ばっかやってきた私だったので、グラフィック系は川西さん、コントロールとかバインドとかは私って割振りでした。あ、Blendについては無条件で私が担当でw。今考えると結構逆転してますねー。「好きなもの、得意なものはとことんと」いうのは変わらないですけどね。

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締め切りはきっちり守るんですよ、川西さんは。「高橋さんはいつも凝りすぎて遅くなるんだから」 と笑われながらあきれていました。今でもその責任感と強さは見習わなければならないところがあります。さすが Game Programming Gems の監訳者。

…実際一人で書いた本は締め切りが延びまくりましたからね。反省。

著者紹介の話

著者紹介の最後にそれぞれ「趣味は薪割り(川西)」「趣味はお菓子作り(高橋)」って書いてあります。こう書こうなんて決めたわけじゃなかったです。僕が「趣味はお菓子作り」って書いたものだから、じゃぁ僕も、と「趣味は薪割り」と最後に付け足したのが始まりです。

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なんで薪割り?って話で盛り上がりました。(川西さんの最近の壁紙のチェーンソーは愛用のものらしいです)ちなみに私のシフォンケーキのある意味、師匠は川西さん。といっても教えてくれたんじゃなくて「これじゃまだまだうちの奥さんにはかなわない」とダメ出ししてくれました。合格もらうまでいくつ食べてもらったかなぁ。おかげでシフォンケーキだけは上手くなりました。ダメ出ししてくれる人がいるって幸せなことだと思います。

そんな風に普段から話していて、お互い技術だけじゃなくていろんな側面があるのは知っていた。自分たちは技術のエバンジェリストなんだけど、それだけではない違った面をちょっと見せたかったってのもあったんですよね。

絶版になったXAMLプログラミング

XAMLプログラミングは開発者への思い、自分たちがやりたかったこと、そして開発者へのメッセージを込めて作った本です。技術書なんで淡々としてますけどね ♪ 本としては100点ではないかもしれないけど、自分達では花丸を付けたい1冊です。そして頼れる仕事の仲間として進むことが出来たきっかけでもありました。

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暫く前にXAMLプログラミングは絶版になってしまいました。実は、一度 Silverlight での続編を2人で検討したのですが、結局出すことはできませんでした。だから次のWindowsでは必ず!と心の中で思っていたのはホントです。でも、それもかなわなくなってしまいました。多分一人で書いたら違う本になっちゃうので。だから、今日 XAMLプログラミングは本当に絶版になってしまいました。

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でも、この本でUXやリッチなアプリケーションへの楽しさを知っていただけたなら、そのお手伝いが出来ていたならば僕ら2人は著者として、そしてエバンジェリストとして嬉しい限りです。

そして、「XAML プログラミング」は私の中で忘れられない1冊になってしまいました。

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