Windows Phone の付加機能
#wp7jp
先日の Media Exchange でのQ&Aにあった 「端末メーカーが独自にドライバを用意して特定のハードウェアを実装することはできる設計になっているため、おサイフケータイといった日本独自の機能について、対応は可能であるとの見解」 という部分で盛り上がっているのにはちょっと不思議たった。
...だって、それって昔から言ってるし。
まぁ、さすがに日本は7月末に発表し、こういった 情報共有は初めてに近いからこういった形で初めて聞いた人も多いと思うが、プレス関連の人やライターの人とはMIXやイベントの時には何度も言っていたんですよね。
発表されているシャーシ戦略というのはあくまで「規定されるべき部分」
もしかしたら、多くの人がシャーシ戦略の一つとして規定されているハードウェア仕様について「これ以外のいかなるハードウェアもつけてはいけない」と思われているのでしょうか?発表されている部分については確かにそうです。解像度は480x800のみ、カメラは500万画素以上、タッチポイントは4ポイント以上は必須、これらは必須項目で守らなければなりません。
しかし、それ以上のハードウェアがNGとは今まで言ったわけではないんですよね。実際ハードウェアキーボード付も、サラウンドスピーカー付きも出ています。OEMメーカーはドライバやネイティブコードを使ったアプリケーションを作って提供することができます。ですから、ハードウェアがあり、Windows Phone の仕様に合わせたドライバがあり、それを使ったアプリがあれば、新しい機能は成立します。
勿論それをOSがサポートするかは別の話。新しい脳波センサーが搭載され、ドライバも用意されて脳波センサー対応のアプリがOEMメーカーから提供されてもOSで対応されているわけでもなく、SDKがあるわけでもないのでユーザーが作るアプリケーションで使えるわけではありません。かりにOEMメーカーが開発者向けにSDKを出したとして、それがMarketplaceで通るかどうかはわかりません。少なくとも脳波必須のアプリケーションは通ることは難しいでしょう。
おサイフ機能も、チップとアンテナを含むハードウェアが搭載され、そのドライバが提供され、それを使ったアプリケーションが提供されればもちろん対応することができるでしょう。特におサイフ機能についてはOSレベルではNFC対応とした形で勧められていたと思います。