Phone 7 に届くまで #11:Silverlight であること

Windows Phone 7 のアプリケーションプラットフォームは Silverlight です。これまでの Windows Mobile との互換性はありません。これはこれでいろいろ問題になってい要るとは思いますが、個人的には妥当かと。

考えていることは2つ。

  • 利用者にとってメリットになるプラットフォームを提供する
  • 開発者にとってメリットになるプラットフォームを選択する

利用者にとって、よりよいUX(ユーザーエクスペリエンス)をアプリケーションで実現してもらうのはもっとも重要なポイント。そういう意味でSilverlight は適切です。そしてもう一つ、ユーザーにとってはセキュアであることも重要です。もともと Web テクノロジから来た Silverlight は高いセキュリティ性能を持っています。そうでなければ、Webアプリケーションを安心して動かせませんからね。システムへのアクセスへの脅威は既存のテクノロジに比べて格段に低くなっています。

一方、開発者にとっては、時にユーザーにとってのメリットがデメリットに代わることもあります。セキュアである上に、アプリケーションからアクセスできる権限が小さくなっていることもしかり。もちろんそのための代替え手段は用意されています。それだけでなく、メモリ管理などは。.NET Framework に任せられることもあり。ハードウェアアクラレーションも必要に応じてかかります。そしてなんといっても PCやWebのテクノロジと共通のテクノロジが使えること。SilverlightでWeb/デスクトップ/モバイル のすべてのアプリケーションが開発可能になります。

もちろん、開発者にとってはそんな部分ではないいろいろ言いたいことあるかと思いますが。それはまたおいおい。

それにしてもアプリケーションプラットフォームをどうするか、問題になるのは