UX は必ずしもリッチではない
UX:User Experience というとどうしてもリッチな画面、派手な画面、アニメーションや3Dといったイメージがある。
そしてそれらを前提として、業務アプリでは不要、といった論議がされている。
個人的にはこれは違うと思っている。UIを通じて作業が効率化したり、楽しかったりして、何らかのExperience を享受すればいいのではないかと思っている。それでUXかと。
もちろんそのためにUIがリッチになるというアプローチもあるが、リッチであることが大事ではなくて、ほしいところでほしい情報が入手できることや、いい意味で予想を裏切るフィードバックが得られること、が大事であると思っている。
パッと簡単に情報を見る方法としてグラフなどが使われているが、時にはエクセルのように数字に一覧のほうがいい場面もある。すべてをアニメーションのグラフにすればいいというものではない。ただケースバイケースでどちらの表記方法も選ぶならリッチな表現もできる技術が必要となる。
リッチなUIはUXの結果であることはあるが、UXの目的ではないと思う。そしてそこには必ずユーザーが主役として存在することを忘れてはならない。