ビジネスでも Microsoft Sidewinder X8
マイクロソフトのゲーミングマウスです。
別にPCでゲームをよくするわけではないのですが、ある意味究極のこだわりマウスとして Sidewinder X8 はすごいです。
■ 無線ゲーミングマウス
反応性が命のゲーミングマウスでは無線式マウスはNGとされてきましたが、今回は無線式です。体感的に有線と変わらないくらいの反応性が確保できるようになったことによるものでしょう。
実際に使ってみる確かに有線のような反応の良さを感じます。タイムラグを感じないですね。古い無線マウスと比較してみるとその差ははっきりわかります。
■ 本体
大きさは、大中小でいえば大のグループ。手の小さい人は初め使いづらいかもしれません。親指・薬指・小指が自然に本体にフィットする形状になっています。厚みはほどほどで、Intellimouse Explorer などに比べると最頂点が本体の後ろのあたりにあります。
無線送信部は安定性がいいもので充電機能も備えています。
■ ホイール
ホイールは金属になりました。滑り止めがきちんと効いています。ホイールはカチカチするタイプでしっかりと1スライドを確認することができます。左右チルトもカチカチしているので今までのチルトホイールよりも使いやすいです。
実はコントロールパネルで左右のチルトもボタンとして機能を割り当てることができるので、本当にホイールだけで3つのボタンとして使うことができます。
■ 充電
デスクトップ無線マウスでは充電は重要。モバイル エルゴノミクスマウスで採用された小型のマグネット接続端子なので、接続が楽、接続が確実、充電しながら使用できる、というメリットがあります。ただ、充電の充実よりも1回の充電での利用時間が結構長いことが、真の X8の良い点だったりします。
本体側面のインジケーターで充電状態を確認することができます。インジケーターはそのほかカウント表示などいろいろ機能をもっています。
■ Bluetreak
何よりうれしいのは Bluetreakであること。いろいろな素材面に対応しているというメリットもありますが、通常の机での操作で反応がいいこと。ミスが少ないことが何よりうれしいです。
■ ソールにもこだわり
テフロンが含まれたマウスのソールはマウスの滑りでは非常に重要。X8はテフロンの含有率の異なる3つのソールが用意されています。好みによって変えることができます。無線送信部の上にあるのでおさまりもいいですね。
■ ゲームだけでなく通常利用でも生かしたいカウント調整
ゲーミングマウスでカウント調整は常識。でもこれはPCの通常利用でも同じだと思います。結構マウスによって早い/遅いを感じたことがあるでしょう。それがちょうどいいときと過度であることがあります。実はそんな時にカウントの調整はた大変助かる機能です。
カウント調整は3つのボタンでダイレクトに切り替えることができます。デフォルトは 4000, 1000, 500 ですがこれはコントロールパネルで調整することができます。コンパネで調整した数字がそのままインジケーターに出るのは感動ものです。
最近は液晶が広いので、長い距離を移動するときは3000-4000をつかって、通常は1000-1500あたりで使っています。細かい作業をするときは500ですね。4000カウントだと手首をわずか傾けけるだけで1000ドット分くらいは移動するのでFullHD液晶にはオススメ。
■ コントロールパネルの専用画面は2+1枚
Intellipoint 6.3 をインストールすると専用の設定が行えます。なお、Windows 7用のドライバも公開されています。タブであるのはボタンの割り当てとカウント調整。
ボタンの割り当てはチルトの左右を含めて7つ。そして、必要に応じてアプリケーションごとに各ボタンの機能割り当てを変えることができます。意外にこれは便利かもしれません。エクセルではチルトを左右スクロールにして他では別の機能を割り当てるなどが便利です。
個人的にお勧めなのは Precision Booster をホイールボタンに割り当てること。Precision Booster を有効にすると一時的にマウスの精度が上がります(その分移動速度遅くなりますが)。微妙なデザインをしているときにはこれは便利な機能です。
■ まとめ
そのまま使っても高機能なワイアレスマウスとして気持ちよく使うことができます。
が、アプリケーションごとに機能を割り当てたり使い込むとマウスだけでかなりのことができたり、生産性が上がることがわかります。マウスにこだわりがある人はぜひ一度見てみるといいですね。