Vista /7 の電源関連設定
休止を使う、使わない、サスペンドしたのにすぐ復帰してしまう、もしくはぜんぜんおきてこないなど、Vistaや7の電源管理は複雑になっています。
コントロールパネルから設定できるものもありますが、実は結構GUIとして提供されて異なところもあります。最後はどうするかというのコマンドラインからの設定になってしまうんですね。
■ Powercfg
電源関連の設定は powercfg を使いますが、これがまた深い。コマンドラインからこれをたたけばデスクトップにすべてのオプションのヘルプファイルが出来る。
powercfg /? > %USERPROFILE%\Desktop\powercfg.txt
■ 休止状態の設定
よく使うところといえば休止状態のON/OFFだ。休止状態をONにするとCドライブ直下にメモリ退避用のファイルが出来る.2GBのメモリをつんでいたら2GBのファイルが出来る。時にこれが邪魔になる。そんなときは休止状態を捨てて2GBを取ろう。
powercfg -HIBERNATE ON/OFF
powercfg -H ON/OFF でも可
■ サスペンド復帰デバイスの管理
もし、サスペンドになってからうんともすんとも言わないようなPCの状態であったならこのコマンドを試そう。
powercfg -devicequery wake_from_any
本来色々なハードウェアからのアクセスで復帰するはずのVista/7だが、デフォルトではほとんど無視視してしまったりする。それをきちんと反応させるためのコマンドだ。どういった入力から反応するかは以下のコマンドで確認することが出来る。
powercfg -devicequery wake_armded
もちろん「この機器からスリープ解除をする」と個別に指定することも出来る。
powercfg -deviceenablewake "device name"
逆に「この機器からの入力は無視する」という場合はこちらだ
powercfg -devicedisablewake "device name"
ここでいう "device name" は wake_armded でリストアップされた機器の名前である。まだまだ興味深いオプションもあるので見てみるといいかもしれない。