私のセッションが紹介されていました...が?
PC Watch の記事で私が TechDays で行った タスクバーに関するセッションが引用されていました。
【2月6日】スタートボタンをターミネイトするWindows 7
なんかこういうのはうれしいですね。で、読んでみましたが... うん?というところがありますした。数字のあたりはある意味ネタなので「もしかしたら使われるかなぁ?」と思っていましたが、まさにビンゴだった感じです。
さて、記事を読んでみましたが、ちょっと調査不足と思い込み?と思われる部分があったのが残念です。
たとえばタスクバーのグループ化については「新しいタスクバーは、その横幅が余っていても、プログラムごとに必ずグループ化され」と描いてありますが、これはデフォルトの設定が新しいグループ化の方式になっているだけで、実際にはオプションの変更でXPやVistaと同じ挙動にすることも出来ます。
「ドキュメントオリエンテッドな考え方を放棄する」と明言してある部分もちょっと残念ですね。同じ言葉を使うとすれば、Windowsではすでに何世代も Exprelore/My Document からドキュメントオリエンテッドなアプローチを行い、タスクバーではアプリケーションオリエンテッドな実装がされています。このあたりは Windows7の ライブラリや新しいタスクバーでさらに突き詰めているだけで大きな方向性は変わっていないと思っています。
また、記事のタイトルにある「スタートボタンをターミネイト」のあたりもちょっとだけ気になりました。「スリープとそこからの復帰を繰り返し....よく使うプログラムをタスクバーにピン留めしておけば、スタートボタンを使う機会がなくなってしまうのだ。」 とありますが、これは Windows7に限らず 9xの頃から換わらない使い方ですね。私個人としてはむやみに何でもピン止めするのも効率的ではない思っており、むしろ Windows7 になってから今まで以上にスタートボタンから起動するものは増えるのでは?と思っています。
たぶんセッションにお見えになったのだと思いますが、Ask the Speakers の機会にお話できたら...と思ってちょっと残念に思います。