【エバ日記】 作りやすいもの、使いやすいもの

最近ユーザーエクスペリエンス(UX)のセッションの中で必ず言うことがある。

「開発者が作りやすいものではなく、ユーザーが使いやすいものを」

当たり前のように聞こえるが出来ていない部分が多かったと思ってここで触れている。データグリッドで簡単にDBとの連携が出来る。新しい技術の典型だ。デモそもそもデータグリッドでいいの?ということは果たしてこれまで考えてきただろうか?「あたりまえじゃん」というかもしれないが、本当に「あたりまえ」なのか確認している人はほとんどいないでしょう。

作りやすいのは当然ですが、まずは使いやすいもの有りき。ユーザーからしっかりヒアリングすることが大切です。

これは別にUXに限ったものでは有りません。

今開かれている COMPTEX TAIPEI で NVIDIA の GeForce 9M のデモが紹介されていました。ここではAdobe Photoshop のレタッチ処理をGPUで処理していたり、H.264のエンコードをGPUで処理しており、非常に高い効果を得ています。これもユーザー目線のものでしょう。GPUの機能に(GPUのユーザーである)エンコードソフト開発者、レタッチソフト開発者がほしい機能、APIをつけることでGPUのポテンシャルを生かしたアプリケーションが欲していた機能を提供しています。(もしかしたら違うかもしれませんが)

ポテンシャルは高いのに、ユーザーのもともめるものと違うものを出してしまえば宝の持ち腐れです。逆にポテンシャルはそこそこでもユーザーの求めるものに合致すればスマッシュヒットが出ます。本とうにユーザー目線で考えているのか?考えたのか? 何度も問輪なければなりません。

.... Microsoft orz