HT1100 と X03HT に見るWMへの取り組み?

2つの内覧会に参加し終えて、いろいろ見えてきた部分があります。

ユーザーに対してどのように対応し、どのようなユーザーにマーケットを求めていこうとしているのか。

X03HTのホームスクリーンはシンプルに壁紙のみで、綺麗な壁紙を用意しました。HT1100はHTCのHomeです。まぁ、これはこれで使いやすいですが。確かにソフトバンクもX02HTはHTC Homeでしたし、X01Tも壁紙以外は標準のままです。F1100は逆に携帯っぽく仕上げました。

結局Standardは機能も含めて形態的に売ろうと、そしてProはPDA的な売り方を仕様という感じですよね。

ある程度なれたユーザーならその違いは(自分でカスタマイズするから)どうでもいいかもしれませんが、家電量販店の携帯コーナーで売られている以上、Proの画面は使いにくい、わかりにくいと映ってしまうような気がします。

そして見せ方。ワインレッドのデバイスを並べて飾って、ある意味見た目重視の展示と見せ方。まぁGPSがあるわけでもなく、コンパクトさと質感が最大のメリットかもしれないX03HTをそのメリットで売り込む戦略は外れてない気がします。それにくらべてHT1100のほうは正直「もったいないなー」という気がします。まだ展示が無いのでその辺は何も無いですが、プレゼンを見る限り、薄さやコンパクトさ、軽さのメリット、そしてTouchFloなどタッチパネルのメリットがどうしても伝わってない気がします。デバイスは良いのに、パンフレットでもプレゼンでも、帰ったあとに記憶に残らないのが残念でたまりません。

ある意味Docomoの端末は一般向けへの初めてのWMデバイスということですが、もともと日本においては携帯に比べてネガティブファクターが多いことはわかりきっているのだから、その中で自分のメリットを最大限見せる方法を色々な形で見せてほしかったですね。

NAVITIMEは標準で入っているけど、通信で地図とダウンロードしながらBluetooth でGPSを使うことができない(ってユーザーもごく一部だとは思いますが)ってのはもうちょっと何とかならないかな?と思いますし、せめて想定できる質問として明確な回答をメーカーから出したほうが良いのに、と思いましたね。(想定できなかったのかもしれませんし、そういう使い方はごく一部だと考えているのかもしれませんが)

でもHT1100自体はやっぱりTouch Dual (NEONですが)なのでよくできてます。具ぐっと来る人はたくさんいると思います。(iPhoneみたいなという報道だけはやめてほしいですが)