SharePoint 2013 のセルフサービス サイト作成の構成

原文の記事の投稿日: 2012 年 7 月 28 日 (土曜日)

SharePoint 2013 では、セルフサービス サイト作成 (SSSC) について優れた新機能がいくつか追加されています。たとえば、構成可能な項目として、サイト コレクションの作成にカスタム フォームを使用するか、サブ Web またはサイト コレクションを作成するか、サイト コレクションの作成時にどのパスを使用するか、サイト作成時に特定のサイト ポリシーが選択されるように尋ねるかまたは選択を必須とするかなどがあります。サイト ポリシーは「閉鎖と削除」を制御するものです。このようなポリシーは、当然、サイトが閉鎖されるとき、および最終的に削除されるときに判断されます。たとえば、サイトの作成後 x 年で閉鎖する、サイトの閉鎖後 x か月で削除する、ワークフローを実行する、というような構成を行うことができます。

では、実際のエンド ユーザーにはこの機能はどのように表示され、使用されるのでしょうか。SharePoint 2013 のユーザーには、個人用サイトのサイト ページに、SSSC を使用して新しいサイトを作成するリンク [new site] が表示されるだけです。サイト ページは、フォローしているすべてのサイトを見ることができる場所であり、このリンクもここに表示されます。ただしこのセットアップに関しては考慮が必要な構成がいくつかあります。

最初に、このリンクは個人用サイトだけに表示されるので、My Site ホスト Web アプリケーションについて SSSC を構成する必要があります。この SSSC の構成は次のようになります。

まず、ラジオ ボタンを確認してセルフサービス サイト作成を有効にします。次に、サイトを開始する [Start a Site] リンクの設定を、非表示のオプションから、リンクを表示するオプションのいずれかに変更します。この設定は少し複雑です。現在の Web アプリケーションのどこかのパスに新しいサイト コレクションを作成するように選択することはできますが、My Site ホストは一般的には個人用サイトにのみ使用されるものなので、その中で大きなサイト コレクションの作成は行わない場合もあります。サイト コレクションが、コラボレーション用のものなど別の Web アプリケーションに作成されるようにするには、上の図に示すように、表示するカスタム フォームの場所を指定する [Display the custom form at] オプションを使用する必要があります。

この例では、新しいサイト コレクションを https://sps にある自分の Web アプリケーションに作成するようにします。また今回は、既定のページを使って新しいサイト コレクションを作成することに決めました。新しいサイト コレクションをプロビジョニングするカスタム ページを開発したら、そのプロビジョニング ページへのパスをここに入力できます。ここでは既定のソリューションを使用しますが、サイト コレクションの作成用には新しい SharePoint 2013 ページを指すようにします。古い scsignup.aspx ページを使用すると、ユーザーが新しいサイトを作成するリンクをクリックしたときにダイアログが繰り返し表示される状況に陥る場合があります。この設定には selfservicecreate.aspx ページを使用することが重要です。

My Site ホスト Web アプリケーションについてこの構成を行ったら、サイト コレクションを作成する先の Web アプリケーションが My Site ホスト以外の Web アプリケーションである場合には、その Web アプリケーションについても SSSC を構成する必要があります。必要な設定は SSSC が有効であることを確認するだけですが、有効になっていないと selfservicecreate.aspx page が呼び出すコードは失敗します。

SSSC をこれらの 2 つの場所で構成したら、SSSC を使用する準備は完了です。

 

これはローカライズされたブログ投稿です。原文の記事は、「Configuring Self Service Site Creation in SharePoint 2013」をご覧ください。